木曜日, 12月 18, 2014

マシュー君のメッセージ(96)

今回の総選挙は、まさに” 不安定な、がっかりする、あるいは緊迫するような”結果を日本社会にもたらしたと思っていますが、みなさんはどうでしょう?私には、どうしてもそれが現実だと見えてしまいます。それらが、”平和と公正さと正しさへのステップ”だと見るために何が必要で、そうすれば”第三密度の幻想が宇宙の真実へと明らかにされる”のでしょう?

不安と恐れが少しでもみなさんからなくなり、新しい年を迎えられることができれば、それ以上に訳者としてうれしいことはありません。

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2014年12月14日



季節の伝統、幻想と現実、メディア、アメリカの人種差別と抗議、国家の混乱、カルマの選択、CIA報告書の公開、虐待行為、音楽

マシューです。この宇宙領域にいるすべての魂たちからこころからのご挨拶をします。聖なる、そして世の中が祝うこの季節は、富める人たちが貧しい人たちに気前よく分け与えるので、地球が無数の光で輝きます。あなたたちの中には、たくさんの人々が暮らしに最低限必要なものさえ足りていないのに、パーティーなどの娯楽に興じることに罪悪感を感じると書いてきた人がいます。愛するファミリー、大いにワクワクして楽しんで、家族や友人たちとの幸せな時を感謝してください。そうあるように地球での人生はなっているのです。そのような光に満ちた気持ちの上昇する波動エネルギーが、あらゆる人々のためのより良い世界への道を切り開いています。

昔から、一年の終わりの日々は、人のそれまでの月日の成果を見直す時期になっています。ライトワーカーたちにとっては、これには精神とこころの成長が入ります・・そして、あなたたちは見事な成長を遂げてきました。あなたたちは大きな試練にもかかわらずと思うかもしれませんが、それはそのお陰なのです。あなたたちは困難や挫折に会っても、内なる力を奮い起こして前進しつづけました。ひとつのドアが閉じると、ほかの開いているものを探しました。あなたたちは前進する決意を胸に、気づきと勇気と精神で成長しつづけたのです。

あなたたちが時々厭世的になることを知っています。そして急速に展開しているカルマのドラマを越えてものごとを見るのが難しいことも分かります。僕たちはこのまったく同じ段階にいて、あなたたちのいる“前線”で、光のためにはたらいています。ですから、あなたたちにとって進展が速いとはどう見ても言えないのも知っています。僕たちがいるところから、あなたたちがあなたたちの世界を見れたらどんなにいいでしょう・・あなたたちは光速度で動いていて、目を見張るような量の光を発しています。

あなたたちの毎年恒例のひとつに、新年に期待を込めて1年の計を立てることがあります。多くのライトワーカーたちにとって、これには宇宙の真理のより深い気づきを得ることが入ります。また幻想と現実との違いを知ることは、スピリチュアルと意識レベルの成長の大切な要因です。僕たちのメッセージから以下の引用をしてくれた読者に感謝します。

“「・・幻想を超えて見ること、あなたたちの本当の存在に気づくこと・・アセンションとはそういうことです」どうか何が幻想で何が現実か、マシュー君に説明してもらってください。“


僕は何年か前に同じような質問に答えているので、母に頼んでその部分を探してもらいました。

(2005年5月23日のメッセージから抜粋)

 “「私たちは幻想の中に生きている」とマシューが言っているのはどういう意味ですか?人にはそれぞれの現実があるのですか、それとも私たちはひとつの現実を共有しているのですか?

  言葉の定義からすると、幻想とは人の眼を欺く、本当のように見えるけれど、なんの現実性がないものとなっています。

  第三密度の幻想は、地球でのこのひとつの人生があって、やがて死んでその後は、多くの話によれば天国か地獄の業火の“死後”の漠然とした世界があり、そこに永遠に留まることになっています。本当は、宇宙で同時にたくさんの異なる形態と場所で生きているひとつの魂の何百何千という経験の一つに過ぎません。

  その幻想は、あなたたちがあなたたちの肉体であり、あなたたちの個性、あなたたちの性格、あなたたちの感情、あなたたちの行なった成果であり、それはついでながら魂を持っていて、死ぬと神のみが知っているところへ行くというものです。本当の現実は、あなたたちが魂であり、神の分身で、神とこの宇宙のすべての魂たちと分けられない存在です。そしてほかの転生とのバランスのために選んだ肉体をもった経験をしています。そしてあなたたちは永遠の存在です。

  この幻想は、ある宗教によれば、この宇宙の最高の存在はあなたたちの宗教と、それが絶対不変とする神の戒律によってのみ正しく示されるとされていることです。現実は、この宇宙の最高存在である神は、コスモス(大宇宙)の最高存在である創造主の下位に位置し、この宇宙全体のあらゆる魂たち、あらゆる生命体の融合したものです。神はあらゆる生命体の思考を知り、あらゆる生命体の感情を感じます。神は、魂たちが彼らの生前の合意から外れたとしても創造主の自由意志の法に介入できません。ですから、それは神が“そうなるであろう”とさせているのではないのです。僕たちはよく“彼の存在”、神、あるいはソース(根源)といろいろな名前で呼んでいますが、それは男性と女性エネルギーが完全にバランスされた両性具有の典型です。神が宗教をつくったのではありません・・道を誤った数人の神の分身たちがやったことです。

  幻想は、悪が神性さの反対だとされていることです。現実は、闇とは光のないこと、愛とスピリチュアルな明晰さがないことです。

  幻想は、地球が小さな固体の惑星で、その住人たちは宇宙で唯一明確な知性をもつ存在だということです。現実は、地球は惑星という肉体をもつひとつの魂で、それはその内部、上部、上空にいる存在たちの住処であり、その表面にいる住人たちのほとんどはほかの多くの宇宙文明社会人たちよりもスピリチュアルに、知的に、そしてテクノロジーの面で、はるかに遅れています。

  そうです。どの魂も自我や人生のあらゆる側面、惑星地球、あらゆるもののソース(根源)に関してそれぞれの幻想をもっているけれど、結局は、誰もが同じ宇宙の現実を共有するようになるでしょう。

ありがとうございました、お母さん。ライトワーカーであることを知っている多くの人たちは、3次元世界の状況との取り組みに模範的な進歩を遂げ、同時に、4次元世界の拡大する領域に向かって進んでいます。ですから、その旅は新しい事実の発見ではなく、あなたたちの進歩の確認なのです。そうとは知らずに光に貢献しているはるかに多い人々には、闇に対する光の勝利という入念につくられた一大物語で自分たちが選んだ役割を演じていることなど想像もできないでしょう。やがてその人たちも、第三密度の幻想が宇宙の真実へと明らかにされるのを見るでしょう。べつの現実の見方は、“宇宙=ユニ(uni/ひとつ)バース(verse/言葉)”、つまりひとつの声で話す、です・・あらゆるものがひとつであるワンネスの中で、あなたたちの多次元に存在する自我(セルフ)の声です。

頼まれている最近の出来事に行く前に、僕たちは主要メディアについて一言言いたいと思います。イルミナティの触手はそれへの支配を失いつつありますが、まだテロやプロテスト、抑圧といったネガティブな反応を引き起こすさまざまな事件をことさらに取り上げるように操作する十分なパワーをもっています。また、省略による情報の歪曲やまったくの嘘の情報もあります。メディア情報を無視していいとは言いませんが、どうか“ニュース”をよく見極め、その大げさな言い回しに振り回されないようにしてください。

では、質問をまとめてみましょう。「アメリカ合衆国での、警察の過剰警備によるアフリカ系米国人男性の死に対する激しい抗議が改革を導き、この国の人種差別を終わらせるでしょうか?このような事件には魂の合意が関わっているのですか?

人種差別の感情がなくなる前に、改革が来るでしょう。それは代々にわたって植え付けられたものですが、このような敵意をもつ教育の連鎖は、それに反対し、克服する若者たちによって止められるでしょう。そうです、この事件に関わるすべての人たちは魂のレベルで進んで自分たちのそれぞれの役割を果たしています。それは、その人たち以前のたくさんの人々がやって来たことです。この国だけではなく、偏見が暮らしの中にあるところではどこでも、人種差別という残酷な不正とあらゆる偏見に世界の人々の注目を引きつけてきました。ゆくゆくは、あなたたちの文明社会のこのような側面は、歴史の中のただ悲しい章として記録されるでしょう。

見方や態度に根深い対立がある問題について、その両極端の側に橋渡しする話し合いは、地球に光が溢れるほどになって、双方の交渉者たちが自然に協力するようになるまでは、難航するでしょう。

中東の全諸国、アフリカの数カ国、北朝鮮、ウクライナ、チェチェン、香港はもっともよく引き合いに出されます。ほかの国の人々も、いつになったら自分たちの国によい変化が起きてくるのだろうと思っています。どこであろうと、もし僕たちがいつ混乱が終わるのか知っていたら、喜んであなたたちに伝えるでしょう・・前のメッセージで、どうしてそれを知ることができないのか説明しました。確信をもって言えるのは、あなたたちの世界のあらゆる抑圧と腐敗は段階的に終わることです。その間、計り知れない数の魂たちは、カルマの学びを完了し、スピリチュアル(霊的)と意識レベルで第四密度に進化して行くために選んだことを経験しているのです

911後の“拘束者たち“の拷問に関するCIA報告書の公開に賛成しますか?

この宇宙領域にいる魂たちは、どのような地球の決定にも賛成も反対もしませんが、いま起きていることを僕たちは知っているので、報告書の公開は重要だと言えます。しばらく前に、過酷な尋問のやり方についての情報は出ていましたが、起きたことを公式に認めたことは、911事件の真実への一歩前進であり、それを明るみにすることが、長い間人々の目から隠されてきたほかの重要な嘘と裏切りに“光をもたらす”きっかけになるでしょう。

著名人たちの虐待行為について言えば、その人たちはすべて魂レベルで、ふたつの理由からさまざまな状況に関わることに同意しています。そのような扱いを受けたすべての人たちの苦しみと苦悩を広く知らせること、そして人気のあるスポーツ選手や芸能人をアイドルに押し上げる愚かさを示すことです。そこからもたらされる、それ以上に大事なことは、あなたたちの社会の一人ひとりが、魂たちの家族の中でみな等しい価値をもっていることです。その言わば、副産物として、あらゆる活動分野で働いている人たちへの十分な報酬があり、地球の豊かな資源を誰もが分かち合うことができるのです。

つまり、あなたたちの世界で起きているすべてのことには目的があるのです。不安定な、がっかりする、あるいは緊迫するような状況は、平和と公正さと正しさへのステップであると知れば、あらゆる状況と人々を判断(ジャッジメント)や非難を加えずに見れるようになるでしょう。確かに、完全な黄金時代を実現するにはもっとたくさんのことが必要です。それはそうなります。一人ひとりの内部に始まる変化が、愛の高まりを創造し、あなたたちの世界を変容させています。そのことで目に見えないところでの取り組みが間違いなく実を結び始めるでしょう。

僕たちは音楽の重要さについて話したことがあります。この季節は心を高揚させる荘厳な曲やクリスマスキャロル(聖歌)、楽しい歌が聞こえてきます。クリスマスキャロルの歌詞には、イエスの誕生について本当のことを描いていないものもありますが、この高位の魂にふさわしい畏敬の念が表わされています。神が地球にいるその子供たちを教え導くために送ったすべてのメッセンジャーたちのパワーある愛の本質は、いつでもあなたたちの内と周りに溢れています。“世界に喜びが満ちる!”(”Joy to the World”: クリスマス讃美歌”もろびとこぞりて“)を喜んで歌い、生きてください、僕たちの愛する兄弟姉妹たち!そして、その歓喜の気持ちをもって新年を迎えてください。


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愛と平和を

スザンヌ・ワード著
原文:Matthew’s Messages
訳文責: 森田 玄

(スージーさんからのメッセージ:ホリデーシーズンをこころから楽しみ、良い新年をお迎えください。



(転載自由:原典を明記して頂けるとうれしいです)