土曜日, 5月 15, 2004

5月15日

めまぐるしい世界。こんなに平和という言葉が日常を駆け巡ることはかつてなかったのではないでしょうか。それと同時に、人間性を根底から否定するような、高慢な残虐性がこれほど意識されたこともなかったかもしれません。ふと目を家の外に向けると、今年も野原には色とりどりの花々が競って咲き乱れています。なにもないように。自然界の泰然自若さと人間界の極まった混乱ぶりが際立っています。これは何を意味するのでしょう。なにか世界全体で人間の意識そのものが希薄になっているような気がします。

苗床の苗がどうにか3センチほどに育ちました。涼しい天気がつづいたからでしょう、ゆっくりです。筍は孟宗がそろそろ終わり、これからはっ竹がでてきます。子どもたちももう筍ごはんはうんざりという感じです。我家の屋根は萱ぶきですが、その上に保護のためトタンを張ってあります。もうそれが古くなって真っ赤に錆てしまいそろそろ変えないといつ雨漏りがしてもいいという具合になっています。業者に見積もりしてもらったら100万円以上ということでした。そこで、いろいろ思案したあげく、この際、萱もトタンもやめて屋根をすっかり新し作りなおしてしまおうということになりました。そうすれば2階もできるし、窓も作れて明るくなるでしょう。さてさてそれにしても大工事になることは確実です。若い大工さんが明日相談にきてくれることになりました。

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