このところ我が家は千客万来で、最大は15人もの滞在客がありました。もっとも3家族で大半はこどもたちでしたが、それでも食事の用意だけでも大仕事です。また海外からのゲストも多数ありました。ほとんどが広島・長崎原爆60周年記念式典に参加するために来日した人たちです。「Hibakusha」というドキュメンタリーフィルムのクルーもボストンから来て、ゆみをインタビューしていきました。
Hibakushaという言葉はだいぶ国際的に認知されてきたと思っていましたが、彼らに聞くとアメリカではほとんど誰も知らないということです。カリフォルニアからはウィリアム・カリーという「平和のための退役軍人会」のメンバーがやってきました。彼は70年代後半原子力潜水艦に2年間乗ってソナー探知機を操縦する役目だったそうです。主にソ連の原子力潜水艦の行動を探知するのが目的で、北海道沖にも来たことがあると言っていました。もちろん核ミサイルを搭乗させていて、わずか数十センチのところで寝たこともあるそうです。原子炉からの高濃度放射能排水は陸地からわずか10マイル(16キロ)で、こっそり海面に捨てているそうです。廃油と違い目に見えないからと理由です。ウィリアムは何かの問題で兵役を止めたいアメリカ兵を外から援助する仕事をやっています。やはり軍隊ではいじめが相当あるらしい。若干20歳前後の若者にどんな権利があるか分かるはずがありません。ほとんど脅かされて泣き寝入りです。ウィリアムは日本のアメリカ軍基地内部にもなんとか援助の手を広げたいと考えています。たくさんの資料を置いていったので私たちも基地問題に関わっている人たちに手渡したいと思います。オーストラリアからは「世界女性平和自由連合」のクリスがやってきました。今年の冬にブリスベーンで会っているので話が弾みました。
今年は、適当に雨があり、しかも低温にならずお天気がつづいているので夏野菜が豊作です。とくにトマトは連日りっぱなのが籠に入りきれないほど穫れています。毎日食べていますが、その美味しいこと。まるで甘いシャーベットと言った感じ。トマトソースも最高なのが出来ました。失敗したのはトウモロコシ。と言ってもこれもりっぱなのがたくさん出来たのですが、もったいないという変なケチ根性が出てすぐ食べなかったために身が固くなってしまいました。やはり旬のときにタイミングを逃すといけませんね。そのほかキュウリ、なすなども豊かに実っています
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