ハワイ島コナからの便りです。ここからイルカのいる海岸にあるカフェに毎朝歩いていくのが楽しみ。 * Blog URL: http://feeds.feedburner.com/moritagen
金曜日, 6月 23, 2006
6月23日サラ・マクラクラン
サラ・マクラクランというアメリカのグラミー賞シンガーソングライターを知っていますか。そういう私自身はじめて彼女を知ったのですが。なかなかの美人アーティストですよ。ハスキーな声がいいですね。往年のジュディ・コリンズを思い起こしました。もっともゆみはジュディ・コリンズを知りませんが。私はその昔、ハリウッドで音楽・ビデオ制作会社をやっていたことがありますが、ミュージックビデオの制作というのはべらぼうなお金がかかります。最近ではビデオ画質がずいぶんと良くなってきているようですが、やはり奥行きと微妙な陰影のフィルム撮影にはかないません。それでふつうは35mmフィルムで撮り、あとでビデオに移すという作業をします。ロケーションセットをはじめ、プロダクションにはたくさんの人とプロセスが関わるので、当然その経費はすごいものになります。サラの新曲"World On Fire"(燃える世界)のミュージックビデオ制作には15万ドル(1500万円)も掛かるんです。そこでサラは、そんなビデオはいらない。家で簡単に撮ればいい。というわけで制作費たった15ドルのミュージックビデオをつくりました。そして、その浮いた経費15万ドルをどうしたでしょう。
ぜひ観てください。
http://music.aol.com/videos/sarah-mclachlan-world-on-fire
以下はその訳です。
このビデオの何がよくないの?
たった15ドルしかかかっていません
15万ドルあれば100万人以上の人になにかできる
ロスアンゼルスのセットでプロダクションアシスタント1人1日200ドルかかる
エチオピアだったら、それで100人のこどもを1学期学校に入れられる
オフィス電話代480ドルで
アフガニスタンの10の教室に教材をそろえられる
1日分のメーク・ヘア代5000ドルで
アフガニスタンの女の子145人を1年間学校に送れる
撮影セットの音響設備費500ドルで
バングラディッシュの家50軒を修理できる
べつに私たちはお金をほしいわけではありません
セットの撮影器具代1150ドルで
ネパールの救急自転車を5台買える
ミーティング、税金、組合費経費9500ドルで
西アフリカの避難民キャンプにいる18万人に教育と現実逃避のための映画スクリーンを贈れる
アフリカ,ガーナのシングルマザー、週7日毎日16時間労働で2つの仕事をしている
息子の学校の年間教育費200ドルのため
夜はオレンジを1個2セントで売る
いつもは50個くらい売れる、それで1ドル
ケニヤ、カンボジア、ニジェール、アンゴラで
2時間分のフィルム代10200ドル=6カ国で6つの井戸をつくる費用
プロダクション監督代3500ドルで
シェラレオネの戦争孤児70人の教育と生活援助ができる
ロスアンゼルスのロケーション1日分食事代3000ドルで
インド、カルカッタのストリートチュールドレンの10950食分を賄える
スタジオ代5400ドルで
アフガニスタンの未亡人100人が自立できる
カメラとアート制作費15000ドルで
地域コミュニティ全域の電気、灌漑、ビジゼス用の発電機を買える
ロケーションセットの電気係1日分の費用2625ドルで
世界中の村々の食料と収入源になる家畜を買える
インドでは40%が貧困ライン以下の生活をしている。
15000ドルで、救急車1台購入できる
これ1台で15万人を治療できるだろう
これは撮影のスタイリング費に相当する
1200万人が白内障で失明しているが容易に治療できる
80%がヘルスケアのない地域に暮らしている
フィルム編集者費用2500ドル=タンザニアのストリートチュールドレン100人の年間学校経費
編集とポストプロダクション費用11000ドルで
ストリートチュールドレンの病院をまる1年間経営できる
1500ドルで、児童兵士7人に自立更正の職業訓練を与えられる
3500ドルで、おばあさん10人を引き取ることができる
奨学金
監督と助手費用16500ドルで
南アフリカの孤児院をまる1年間運営できる
ケニヤ、キンベラに東アフリカ最大のスラムがある
1平方マイル(2.6平方キロ)に80万人が暮らしている
1平方マイルはニューヨークのセントラルパークの広さ
プロデューサーに7500ドルかかる
これで、5000人の患者の6ヶ月分の薬が買える
この子は飢えているけれど、食べ物が吸収できない
制作会社経費22500ドルで
キンベラに12部屋の治療院ができる
そして、15万ドルはすべてこれらに使われた
水曜日, 6月 21, 2006
6月21日麦刈りとBeGood Cafe
冬小麦(11月に蒔く麦)は、収穫が翌年の梅雨時に重なるので昔からお百姓さんの悩みの種でした。脱穀するためにはよく天日乾燥しなければいけません。しかも赤子の手も借りたい田植えの時期とも重なるからです。去年蒔いたアオバ小麦は、日照不足にもめげず順調に穂がつき、いい色になったと思ったら梅雨に入ってしまいました。アコちゃんの助けを借りて、一昨日昨日となんとか天気の具合を見計らって刈取りを済まし、ハーベスタで脱穀しようとしたら、実がまだ湿気っていて脱穀できません。それで急遽納屋に運び込み、梅雨明けまで待つことにしました。よほど雨が続かない限り黴びることはないでしょう。ひとまずこれで一安心。毎年小麦の収穫には苦労させられます。
それにしても、5月の長雨と日照時間不足は野菜や果樹の成育に予想以上のダメージを与えています。昨日ふと桃の木を見たら実がほとんど落ちていました。楽しみにしていたのにがっかり。トマト、きゅうり、茄など成長が止まってしまっています。いつもはものすごい勢いで蔓をのばしているはずのカボチャが今年はさっぱりです。それと、もうひとつ気になることがあります。ミツバチがいないのです。いったいどこに行ってしまったのでしょう。
先週は、オーストリアから911事件・100万ドルコンテストで有名なジミー・ウォルターがゲストで来ていたので、まったく田んぼは手が付かず、やっと月曜から苗とり・田植えを再開し、きょうほとんど完了のところまでこぎつけました。あとは、小さな苗床用の田が残っているだけです。
日曜日(18日)は、代官山のBeGood Cafeで2回目の「ワールドレポート」をやってきました。ダミアンが忙しいところをなんとか間に合わせて映像を作ってくれました。最初は、アメリカのメディアがいかにコントロールされているか、三大ネットワークのひとつNBCがGE(ジェネラル・エレクトリック)の子会社であることを参考に話しました。GEは世界最大の核兵器産業会社です。戦争で儲けているのです。当然アメリカのイラク戦争に批判的なニュースはあまり流さないでしょう。アメリカの地域はシンクレアという非常に保守的なテレビ放送会社が60もの放送局を独占して、政府よりのニュースを毎日流しています。ラジオはクリア・チャネルというこれも保守系の放送会社が1200もの地方局をコントロールしています。ニューヨークで100万人の反戦デモがあっても、国民には知らされないわけです。
そのような企業のメディア・コントロールに対して、草の根の市民メディアが大活躍しています。ニューヨークの古い消防署を改造した放送局から世界に毎朝1時間発信しているのがエイミー・グッドマンの「デモクラシーナウ」です。すべて一般市民からの寄付で経営しているので、主要メディアでは流れて来ない本当の情報を知ることができます。アメリカではケーブルテレビで放映されていて、日本ではインターネットで観られます。エイミー・グッドマンの仕事は想像を越える影響を世界に与えていると思います。日本でも早くできないでしょうか。
そして、もうひとりの人物の話題をとりあげました。いまラテンアメリカに民主化と統一の嵐が吹いています。その渦の中心がベネズエラ大統領ヒューゴ・チャベス です。ラテンアメリカはアメリカ合衆国の裏庭などと比喩されるほど、第二次大戦以降はアメリカの徹底的な支配下にありました。アメリカは武力と経済制裁を使って、民主的な政権やリーダーが現れるとつぶしてきました。CIAの秘密工作作戦です。いままでに何人もの政治家や活動家、宗教家たちがそのように暗殺や失脚させられ、民主化と独立の芽をつまれてきました。(このへんのことは「テロリストは誰?」に詳しく説明されています)チャベスが高い国民の支持を得て選挙で当選したときもアメリカはこれを阻止するために秘密工作を仕掛けましたが失敗しました。チャベスをこれまでに南米の英雄にしている背景には石油があります。ベネズエラは世界第三位の産油国でラテンアメリカ最大の石油輸出国なのです。チャベスは石油生産を国営化して、安くラテンアメリカ諸国に売っているのです。ガソリン高騰で困っているアメリカは石油輸入をベネズエラに多く依存しているので、あまりチャベスと敵対関係になるわけにはいきません。でも昨年8月、キリスト教原理主義者のパット・ロバートソンが「チャベスを暗殺するべきだ」と公言して物議をかもしました。ベネズエラの国営石油会社PDVSAはアメリカにCITGOというガソリンステーションを全米に経営していて、ほかのところよりも安くガソリンを売っています。また、チャベスはアメリカの貧しい人たちに灯油を破格の値段で提供するプログラムもやっていて、ブッシュ政権にとってはまったくいまいましい存在になっています。チャベスは公然とアメリカからの政治経済的な離脱と独立を提唱し、実際その影響でボリビア、ブラジル、ウルグゥアイ、ペルーなどどんどん社会主義的な政権がラテンアメリカに誕生してきています。アメリカの武力と経済制裁というふたつの力が効力を失いつつあるのは、なんといっても石油というファクターがあるからです。ラテンアメリカ最大の産油国ベネズエラはこれらの国々に安く石油を提供することで経済的に民主化独立の支援をしているのです。ただ、現在アメリカはかつてないほどラテンアメリカに軍事力を投入してきており、クレージーなブッシュ政権はなにをするかわからないので目が離せません。
それにしても、5月の長雨と日照時間不足は野菜や果樹の成育に予想以上のダメージを与えています。昨日ふと桃の木を見たら実がほとんど落ちていました。楽しみにしていたのにがっかり。トマト、きゅうり、茄など成長が止まってしまっています。いつもはものすごい勢いで蔓をのばしているはずのカボチャが今年はさっぱりです。それと、もうひとつ気になることがあります。ミツバチがいないのです。いったいどこに行ってしまったのでしょう。
先週は、オーストリアから911事件・100万ドルコンテストで有名なジミー・ウォルターがゲストで来ていたので、まったく田んぼは手が付かず、やっと月曜から苗とり・田植えを再開し、きょうほとんど完了のところまでこぎつけました。あとは、小さな苗床用の田が残っているだけです。
日曜日(18日)は、代官山のBeGood Cafeで2回目の「ワールドレポート」をやってきました。ダミアンが忙しいところをなんとか間に合わせて映像を作ってくれました。最初は、アメリカのメディアがいかにコントロールされているか、三大ネットワークのひとつNBCがGE(ジェネラル・エレクトリック)の子会社であることを参考に話しました。GEは世界最大の核兵器産業会社です。戦争で儲けているのです。当然アメリカのイラク戦争に批判的なニュースはあまり流さないでしょう。アメリカの地域はシンクレアという非常に保守的なテレビ放送会社が60もの放送局を独占して、政府よりのニュースを毎日流しています。ラジオはクリア・チャネルというこれも保守系の放送会社が1200もの地方局をコントロールしています。ニューヨークで100万人の反戦デモがあっても、国民には知らされないわけです。
そのような企業のメディア・コントロールに対して、草の根の市民メディアが大活躍しています。ニューヨークの古い消防署を改造した放送局から世界に毎朝1時間発信しているのがエイミー・グッドマンの「デモクラシーナウ」です。すべて一般市民からの寄付で経営しているので、主要メディアでは流れて来ない本当の情報を知ることができます。アメリカではケーブルテレビで放映されていて、日本ではインターネットで観られます。エイミー・グッドマンの仕事は想像を越える影響を世界に与えていると思います。日本でも早くできないでしょうか。
そして、もうひとりの人物の話題をとりあげました。いまラテンアメリカに民主化と統一の嵐が吹いています。その渦の中心がベネズエラ大統領ヒューゴ・チャベス です。ラテンアメリカはアメリカ合衆国の裏庭などと比喩されるほど、第二次大戦以降はアメリカの徹底的な支配下にありました。アメリカは武力と経済制裁を使って、民主的な政権やリーダーが現れるとつぶしてきました。CIAの秘密工作作戦です。いままでに何人もの政治家や活動家、宗教家たちがそのように暗殺や失脚させられ、民主化と独立の芽をつまれてきました。(このへんのことは「テロリストは誰?」に詳しく説明されています)チャベスが高い国民の支持を得て選挙で当選したときもアメリカはこれを阻止するために秘密工作を仕掛けましたが失敗しました。チャベスをこれまでに南米の英雄にしている背景には石油があります。ベネズエラは世界第三位の産油国でラテンアメリカ最大の石油輸出国なのです。チャベスは石油生産を国営化して、安くラテンアメリカ諸国に売っているのです。ガソリン高騰で困っているアメリカは石油輸入をベネズエラに多く依存しているので、あまりチャベスと敵対関係になるわけにはいきません。でも昨年8月、キリスト教原理主義者のパット・ロバートソンが「チャベスを暗殺するべきだ」と公言して物議をかもしました。ベネズエラの国営石油会社PDVSAはアメリカにCITGOというガソリンステーションを全米に経営していて、ほかのところよりも安くガソリンを売っています。また、チャベスはアメリカの貧しい人たちに灯油を破格の値段で提供するプログラムもやっていて、ブッシュ政権にとってはまったくいまいましい存在になっています。チャベスは公然とアメリカからの政治経済的な離脱と独立を提唱し、実際その影響でボリビア、ブラジル、ウルグゥアイ、ペルーなどどんどん社会主義的な政権がラテンアメリカに誕生してきています。アメリカの武力と経済制裁というふたつの力が効力を失いつつあるのは、なんといっても石油というファクターがあるからです。ラテンアメリカ最大の産油国ベネズエラはこれらの国々に安く石油を提供することで経済的に民主化独立の支援をしているのです。ただ、現在アメリカはかつてないほどラテンアメリカに軍事力を投入してきており、クレージーなブッシュ政権はなにをするかわからないので目が離せません。
日曜日, 6月 11, 2006
6月12日アメリカ軍基地問題
土曜日の夜、NHK-TVで「米軍基地について考えたことはありますか」という討論生番組があったので、早々と子どもたちを寝かしつけて観ました。ゲストの額田防衛庁長官が、いかに政府が沖縄住民などのことを配慮して基地縮小政策を進めているかと熱弁するのですが、圧倒的な「基地はいらない」という声に、その官僚的なことばはむなしく聞こえていました。驚いたことは、視聴者からのアンケートでこれからの日本のとるべき指針として「平和外交」がほかの「日米同盟強化」と「独自防衛」を抜いて圧倒的に多かったことです。やはり一般の人は軍事化には反対なんだと気を強くしました。ただ聴いていて非常にやきもきしたことがあります。米軍基地が必要と不必要という議論以前の問題です。いったいアメリカの基本的対外政策を日本人ははたしてどの程度知っているのでしょう。
アメリカは第二次大戦以降200以上の海外軍事行動に関与しています。そのほとんどは最近のアフガニスタン、イラク戦争のように先制攻撃をしかけての侵略戦争です。しかも、その相手はすべてアメリカにとっては赤子の手をひねるような第三世界諸国ばかり。その現実的目的はアメリカの利害や既得権を守るためですが、おもてむきには自由と民主主義という「大義」のためです。でもアメリカの軍事介入によって民主化された国などひとつもありません。むしろ、傀儡政権を樹立させ独裁者を擁護してきたのが事実です。(日本も自由民主党という傀儡政権があります)これらの詳しいことはフランク・ドリルの作品「テロリストは誰?」を観て頂ければ納得するでしょう。困ったことに、これらの軍事作戦のほとんどが秘密裏に行われたので世界の人びと(アメリカ市民を含め)が知らないのです。保守共和党支持で愛国者の代表だったベトナム帰還兵フランクもまったく知らなかったと述懐していました。私たちの眼からうろこを出させてくれたのは、ジョエル・アンドレアス著のコミック「戦争中毒」でした。アメリカでこのふたつの作品に出会ったのが、アメリカの対外政策の本質を問うきっかけになったのです。
NHKの会場にいた参加者がもし戦争中毒を読んでいたらきっと発現内容が違っていたことでしょう。そうであれば、「米軍基地を考えたことがありますか」ではなく、「なぜ米軍基地があるのですか」という問いになったでしょう。
日本はアメリカの占領政策で自由と民主主義を根付かされてもらった、ということになっていますがはたしてどうでしょうか。強大なアメリカ軍を常に全国に駐留させているこの列島に、本当の自由と民主主義が存在しているのでしょうか。小田実が「自由と民主主義だけではだめなんです。それに平和主義がなければ」と言っています。経済的繁栄を自由と民主主義に取り違えているのではないでしょうか。私は、平和主義という言葉を一歩進めて「非暴力」というべきだと思います。平和の名の下にアメリカも日本も侵略戦争をしてきたのですから。
アメリカは第二次大戦以降200以上の海外軍事行動に関与しています。そのほとんどは最近のアフガニスタン、イラク戦争のように先制攻撃をしかけての侵略戦争です。しかも、その相手はすべてアメリカにとっては赤子の手をひねるような第三世界諸国ばかり。その現実的目的はアメリカの利害や既得権を守るためですが、おもてむきには自由と民主主義という「大義」のためです。でもアメリカの軍事介入によって民主化された国などひとつもありません。むしろ、傀儡政権を樹立させ独裁者を擁護してきたのが事実です。(日本も自由民主党という傀儡政権があります)これらの詳しいことはフランク・ドリルの作品「テロリストは誰?」を観て頂ければ納得するでしょう。困ったことに、これらの軍事作戦のほとんどが秘密裏に行われたので世界の人びと(アメリカ市民を含め)が知らないのです。保守共和党支持で愛国者の代表だったベトナム帰還兵フランクもまったく知らなかったと述懐していました。私たちの眼からうろこを出させてくれたのは、ジョエル・アンドレアス著のコミック「戦争中毒」でした。アメリカでこのふたつの作品に出会ったのが、アメリカの対外政策の本質を問うきっかけになったのです。
NHKの会場にいた参加者がもし戦争中毒を読んでいたらきっと発現内容が違っていたことでしょう。そうであれば、「米軍基地を考えたことがありますか」ではなく、「なぜ米軍基地があるのですか」という問いになったでしょう。
日本はアメリカの占領政策で自由と民主主義を根付かされてもらった、ということになっていますがはたしてどうでしょうか。強大なアメリカ軍を常に全国に駐留させているこの列島に、本当の自由と民主主義が存在しているのでしょうか。小田実が「自由と民主主義だけではだめなんです。それに平和主義がなければ」と言っています。経済的繁栄を自由と民主主義に取り違えているのではないでしょうか。私は、平和主義という言葉を一歩進めて「非暴力」というべきだと思います。平和の名の下にアメリカも日本も侵略戦争をしてきたのですから。