さて、再びマシュー君からのメッセージです。
それによると世界の市民の意識が向上して民主化運動が盛んになり、政権変化がこれからどんどん世界で起きてくると予言しています。
実際の世界に目をやると、たしかにその兆候は起きているようです。
たとえば、あれほど保守的でブッシュ政権の番頭役だったオーストラリアのジョン・ハワード政権に替わって登場した労働党のケビン・ラッド新首相は、就任早々オーストラリア先住民アボリジニに対してこれまでの差別政策によって与えてきた迫害を正式に謝罪して世界を驚かせました。また、京都議定書もさっそくサインして、世界で批准していないのはアメリカだけになりました。ロックスターを環境省長官にするなどつぎつぎと革新的政策を進めています。
また、南米でおきている一連の民主化運動もすごいですね。数日前、パラグアイの総選挙で革新派のフェルナンド・ルゴ神父が新大統領に当選したこともおどろきです。パラグアイはこれまで60年間も保守のコロラド党の独裁的政権で、貧困と腐敗の象徴だった国です。このほか、ベネズエラのユーゴ・チャベス、ボリビアのエボ・モラレス、エクアドルのラファエル・コレアなど、これまでの独裁的保守体制に替わって、社会の底辺から新しい指導者がつぎつぎと現れて憲法の民主化をすすめていることは世界の注目を集めています。
いま起きているチベットの民主化運動もその流れのひとつでしょう。
環境汚染については、私がもっとも懸念している地球レベルの放射能汚染がありますが、マシュー君は宇宙生命体が超テクノロジーで対処してくれているとのことです。本当だったらありがたいことです。
また、マシュー君は魂のさまざまな形体についても詳しく話してくれていて、とても参考になります。
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2008年3月23日
地球の黄金時代景観、闇の計画は頓挫、波動と汚染の影響、症状を緩和する方法、グローバル経済、国の指導者変革、エネルギー場のパワー、魂と集合魂
こんにちは、マシューです。こころからのご挨拶とイースターのお祝いをもうしあげます。
地球のある地域では、再生と復活の季節である春のきざしを迎えています。宇宙のここから見る愛する地球がどのようなものか語るのには最適なときです。地球のみなさんが全員この素晴らしさを見ることができたらどんなにいいことか!
幾百万の小さな光の点が輝く明るい青い星が、さらに明るい宇宙に消えていき他の天体と合体する光景を想像してみてください。このきらきらと輝くオーブ(光の球)はすべて、天空の天使の音楽に合わせてリズムカルに宇宙を漂うつかの間の淡い色のリボンの間を廻っています。これが宇宙の隣人とバランスをとって調和しているあなたたちの世界です。
宇宙から地球に目を移すと、広大にひろがる緑の地域と澄み切った青い海原の上に、黄金の格子状の筋に向かって無数の光がちかちかと輝いているのが見えます。
ではもっと近くによって、広がる田園地域の清々しさを感じてください。町や都市のうえに留まって住民のうきうきした感情が空気に伝わっているのを感じてください。
さらに近づいて、想像力あふれたデザインのいろいろな形の建物を見てください。木々のあいだをあでやかな花園が風景の中に点在し、公園にはあらゆる動物が自由に歩き回り、そこでは、子どもたちが動物たちと遊んでいるすがたを親たちがうれしそうに眺めています。地球自身から発している喜びと平和のエネルギーを感じてください。
これがあなたたちの黄金時代です。それは、すでに現実の時空連続体(コンティニウム)として存在し、幻想である直線的な時間では、この瞬間、あなたたちが共同して創造している世界です。
あなたたちがこれから経験することになる状況を乗り越えて行けるように、この祝福されたビジョンと感覚をしっかりとこころに受け留めてください。もうすぐそこに来ている、この黄金時代ののどかな情景と感情とはきわめて対称的に、地球のエネルギー場は好戦的な活動に満ちています。
光が勝利するのは決まっていますが、闇は生き残ろうと必死に執拗なエネルギーを流しています。闇に操られる者たちのパワーが衰えるにつれ、その絶望的な崩壊が始まると同時に、破壊的なことも起こります。これからしばらく、あなた方はいろいろなかたちでこれを見ることになるでしょう。それには暗い深刻な予告とか「漏れた」極秘計画といった一連のものがありますが、すべてあなたたちを怖れでいっぱいにしようとするものです。ええ、そうです。闇の計画はじっさいに存在しています。でもそれが現実になることはないでしょう。かれらの正体をしっかり見据えてください・・自ら恐怖に満ちて内震える魂を。なぜなら長い間地球のひとびとを暴力と欺瞞と無知にとじ込めてきたかれらの時代が終わったことをかれら自身知っているからです。地球がアセンションへの道を確実に進むにつれ増大する高い波動エネルギーの光によって、闇の者たちはその数が減り、地球上のあらゆる生命を操ってきたかれらの歴史を隠そうとする企てが無駄に終わり、支配を取り戻そうとする試みもことごとく挫かれるのをみて、かれらはパニックに落ち入っています。
いまや行き渡った波動エネルギーが地球全体での意識を高めています。抑圧者たちに対する反抗と平和への結集が高まっています。飢餓と集団殺戮、貧困と非人道的法律の撲滅をめざす運動、環境破壊をストップさせ動植物の世界を保護する活動も高まっています。つまり、あなたたちは生まれる前に選んだ使命を実行しているのです。それは地球のひとびとが第三密度での精神性や活動、因果関係から超越していけるように手助けすることです。そして、着実な光のパワーのなかでそれは成功しています。
これらの同じ波動エネルギーはまた肉体的異常と感情的な変動も引き起こしています。これを理解することで異常な症状に対する不安を軽減させることができます。またストレス、いらだち、不安を和らげるのに役立つ方法もあります。忙しい日々から自己の内の聖なる部分にいそしむ時間をつくってみましょう・・瞑想、内省、祈り、あるいは世界からの逃避でもかまいません、その結果としての落着きはこころ、肉体、精神にとって癒しになります。もっと行動的な自己高揚には、気心の合うものたちと時間を過ごすことです。もし、それに動物や木を加えていなかったら、いま始めて下さい。不幸を心配することから、恩恵に感謝するようにこころを転換しましょう・・深呼吸をして、気に留めている不快な感情を手放すのです。気持ちよい音楽を聴いたり、大切に思う遠くの友人や家族に手紙を書いたり、愉快な映画を観るとか、詩を読んだり書いたり、長い散歩をしたり、地域のボランティア活動に参加したり、慈善団体を支援するとか、部屋のペンキ塗りをするとか、絵を描くとか、なんでもやってみたいと思うことをするのです。微笑んで!世界で起きていることに対してこんなことは取るに足らないことに見えるでしょうが、意味あることに時間を費やすその瞬間瞬間が、こころを癒し精神的なバランスをとれるようになるのです。
これはあなたたちが高い波動エネルギーに肉体的、感情的に適合するときに特に重要です。なぜなら、低波動エネルギーの放出による影響も受けるからです。それはHAARPやほかの偵察システム、核兵器からの放射能、携帯電話と発電所、さらに大気、土壌、水中の汚染物質の拡散からのものです。"これらは悪いニュース”としたら、”よいニュース”も急いで知らせなければいけませんね。あなたたちを想う優しい宇宙ファミリーたちが、それらの毒性成分の影響をかれらのテクノロジーによって可能な限り軽減してくれています。
けれども、注意することは、からだが高い波動エネルギーに順応しようとするために、またそれらの多くの有害な汚染によって、病気が悪化することがありますが、その元の原因は違うかもしれないことです。ですから信頼できる医療機関に相談するのがいいでしょう。製薬会社の薬やあなたたちが”不法”と呼ぶ薬に含まれる化学物質は自然治癒のメカニズムを低下したり破壊するので、ヒーリングと健康にとって逆効果です。僕はなにもとくに勧めはしませんが、免疫系とエネルギーレベルを強化するのに有効な自然な成分を組み合わせて試すのもいいでしょう。インターネットで検索したり信頼できる医療機関や友人たちとさまざまな自然療法について相談し合うのも役に立ちます。しかしからだはみな個人差がありますから、なにがもっとも自分に合うかは自分の直感に頼るのがいいでしょう。からだの電磁システムのバランスと解毒作用を促すためにたくさんの真水を飲むことが大切です。以前の僕のメッセージで言ったことを繰り返しますが、単原子の金は脳機能とスピリチュアルな明晰性を高めるのに素晴らしい効果があります。
ではいま進行中のもっとも著しい改革について話しましょう。アメリカ経済の破局的状態とその成り行きが世界中に影響を与えていることは周知のことです。いまだに大多数がイルミナティの監視下にありますが、主要メディアはこの急速に溶け崩れはじめている氷山の一角を正直に報道し始めています。完全な金融・商業システムを新たにつくるには、イルミナティの支配を排除することが大切ですが、それを彼ら自身がやっているのです・・何世紀にも渡るかれらの慾と欺瞞と国際的スケールの金融操作によって作り上げてきたシステムが、それ自体の重みで崩壊し始めているのです。瀕死の経済界に対してあわてて間に合わせの応急処置でしばらくは凌(しの)げるでしょうが、それは避けられない最後であって、今日の世界をあなたたちが手助けして創造していく世界に変えるためには必要なことです。
変換のプロセスの中で同じように重要なことですが、政府の極秘計画と腐敗が一般市民の知るところとなり、怒ったひとびとがすべての情報公開を要求するにつれて政府の要人たちが次々と交替させられるでしょう。政治指導者たちがその地位に留まるかどうかは、光の使者(ライトワーカー)たちやあなたたちの宇宙の家族によって発せられている光を、それぞれが受け入れるか拒否するかによります。その光は影響力ある地位のすべてのひとに最大のパワーで照らしているのです。光を拒否する権力者たちは選挙で落選させられて地位を失うか、騙され抑圧されてきた市民たちに倒されるか、地球がより高い波動域に移動するときにその肉体を失うかするでしょう。その際、光による細胞変化なしには肉体の生存は不可能だからです。結局は、社会で指導者だと思われていた幾人かはクローン人間だったという事実が明らかになるでしょう。
イラクの米軍はアメリカ大統領選挙後徐々に撤退するでしょう。そしてわずか数年以内に世界中の占領軍はそれぞれの母国に撤退するでしょう。戦争の終結は一夜には起きませんが、世界平和はそこまで来ています。内戦や外国との戦争で荒廃した国々には再建への援助が与えられます。そして、それらが自然によるものか人工的なものかにかかわらず、マイナスエネルギーの放出である地震、火山爆発、台風によって深刻な被害を被った地域にも救いの手が差し伸べられるでしょう。このような黄金時代へ移行する際のさまざまな面で、新しいエネルギーが活用されるでしょう。それらはすでに知られていたのですが、王や石油会社の重役たちが自分たちの利権を守るために、これまで抑え付けられてきたテクノロジーです。
あなたたちが、いま起きつつあるすべての変化にかかわる人たちの名前や日にちや他の情報を知りたいのはわかりますが、私たちにはそれをあげることはできません。私たちに見えるのは、言わば織物のようなものなのです。その込み入ったデザインを構成している個々の糸ではありません。私たちメッセンジャーが受け取り手を通して伝えられることは、地球の潜在エネルギー場に観察される動きを報告するだけです。そこでは可能性が見込みになることもあるし、それらが現実になることも、ならないこともあります。世界レベルで見るときも、個人の人生の場合と同じです。間違いなく道をしっかりと進んでいる場合はよりはっきりと全体像が見えますが、道程の個々の段階までは見えません。それは、その人の自由意志となにかをやろうとするときに費やすエネルギーの量によります。神の許しを得て、ひとつ例を上げましょう。このまえ母が、僕の妹がある人間関係で具体的な行動をとるかどうか神に訊ねました。すると神はこう答えました、「彼女が知らないから私も知らないよ。知る時がくれば私も知るだろう」
僕の目的は、そもそもの初めから、地球だけでなく宇宙のこのかつてない時に、スピリチュアルな気づきとアドバイスを提供することです。宇宙の中のマイクロコズモ(小宇宙)としてすべての魂は存在しています。1994年から1997年までに僕が母に送った情報に最近の適当と思われる情報を足してほしいという外国の出版社の要請があって、それに応えて僕と母が編集したものがあります。「新しい時代への啓示」を読んだ人ならお分かりと思いますが、次の説明は、あなたたちが神であることをさらに理解する助けにきっとなるでしょう。
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母:魂が神と創造主と永遠につながっていることはわかるけれど、魂とは何で,何をするのかよくわからないわ。
マシュー:魂は創造主から最初に生まれたものだから、まさしく生命のエッセンス(本質)だ。それは破壊されることのない光エネルギーの生命体で、肉体かエーテル体、アストラル体、あるいは自由な霊(スピリット)だけとして存在する。私たちの魂は、神が創造主と共に創造するパワーを通して神によって顕現されたものであり、神の愛の光の表現なんだ。そのミクロコスモス(小宇宙)に神のエッセンスがすべて含まれている。それがどんな形であろうとも、魂は神聖な独立した存在であると同時に、神と創造主とほかのすべての魂とも不可分の関係にあるんだ。
肉体は魂が自由に動くための乗物にすぎない。魂は地球人類の肉体のような第三密度の体にくらべはるかに強靭にできている。そして、肉体に魂があるのではない。それぞれの転生で魂が選ぶ経験にふさわしいイメージにそって、魂が肉体を創るんだ。魂が肉体から離れる瞬間に、そのエーテル体も離れる。そのエーテル体の中で、魂は電光石火のスピードで地球からニルヴァーナ(涅槃)へ移って行く。
魂は地球上に存在するあらゆるものの背後にあるパワーだ。さらに偉大な経験を積むために魂が創造するそのすべての部分の生命力である。進化のあらゆるレベルで、それぞれの魂の部分は知性、性格、選択、目標とほかのすべての生命要素を具えた独立した自己(セルフ)であり、それがそれぞれの人間を個性ある存在にしている。
魂のそれぞれ個人の一生がパーソネージ(訳注:肉体をもった生を経験する魂の独立した神聖なるエッセンス)と呼ばれる。魂のパーソネージがすべて集まったもの(総計)が集合魂だ。それぞれの人生で得られた知識はすべての魂たちも得られるようになる。このようにして、それぞれの魂は、その人生での経験から得られた智慧をもって集合魂と一体になり、すべてのパーソネージが進化するにつれ集合魂も進化するんだ。
母:ちょっと、ごめんなさいマシュー、あなたがパーソネージと呼ぶ個々の魂のどこにエゴ(自我)はあるの?
マシュー:エゴはパーソネージの部分で、そのひとの努力とその成果に見合った自己認識と自尊心だ。でもこれらを尊重することが自惚れとは違うように、エゴを自己認識の反映として尊重することは自己中心とは違う。自我という感覚はパーソネージには本質的なものだけれど、その意味での「エゴ」はよくその派生語であるエゴティスカル、エゴセントリック、エゴティズムという自己中心的な言葉で歪められている。それらは個人というものを単にその人自身だけのことのように定義する用語で、あらゆることをその人の必要するものや願望に結びつけて、性格や業績を高慢さという一括りで印象づけてしまうものだ。そのような人は高慢で自惚れで、謙虚さのかけらもなく、まわりから不快だと思われる。
しかし、不快な性格であるよりもさらに深刻なのは、スピリチュアルの成長の自然で自発的な一面である謙虚さがないと、その人の魂の進化が停滞してしまうことなんだ。スピリチュアルな成長とは、魂の合意にそったかたちに人のエゴを形づけていくことなんだ。これは第三密度での経験が終わるときだよ。スピリチュアルな成長にとって非生産的な性質を克服して、その成長を促す性質を強められるように、魂が合意し選択したときなんだ。
母:自分の成果を正しく評価しているのか、ただ自慢しているのかどうやって分かるの?。
マシュー:充実感で分かるよ。それはこのようなものだ・・やっていることが何であれ、自分がベストをつくしているという自信、そしてその自覚からくる自尊心、敬けんな生き方をしようという自決心、魂が合意したような人間である、または、なりつつあるという自信、自分が神の一部であり創造のワンネスから不可分であるという自覚。
母:でも、もし信じている自分は正しいとエゴが言っても、本当は闇の悪い影響を受けているかもしれないでしょう?
マシュー:エゴに執着するのは正に闇パワーのやり方なんだ。そうなるともう「自惚れか謙遜か?」という問題ではなくなってしまう。闇は、なにが本当でなにが偽りかということについての強い思い込みで、本当の自分を見えなくさせてしまう。その主張を挫くような、あるいは、それにしっかりしがみついているエゴの頑固さを弱めるような考えには闇は断固として抵抗するんだ。これが閉鎖されたこころ、あなたたちのよく言う「箱に詰められた」こころを生む。ほかのすべての闇による影響にも言えますが、愛こそがその箱に詰められたこころを開き、光を照らす鍵です。
母:ありがとう。魂の意識はエゴの意識よりも無限に偉大だと考えていいのかしら?
マシュー:うんそうだよ、お母さん。魂の意識は創造を通して存在するあらゆる知識を得る能力があるんだ。宇宙のこころ・・人間のパワーと聖なるパワーと、この宇宙の存在を通したすべての経験が総合したもの・・はそれぞれの魂の内にある。魂がこれに触れると、そこに”見える”ことを脳に伝える。脳はパーソナルコンピュータで、こころがデータを取り入れて検討するようにプロセスする。これを上手にやるこつは考えを静かにさせることだ。そうすることで魂からのメッセージを受け取ることができる。それはイメージや言葉や強い感覚、あるいはそれらが一緒になってやってくるかもしれない。
母:マシュー。宇宙のこころがどんなものか想像もつかないわ!
マシュー:お母さん。第三密度レベルの脳ではそれを理解することができないんだ。このようなコミュニケーションは魂のレベルで起きるからね。そこで魂は、集合魂が知っていることはなんでも知ることができるんだ。
母:集合魂はどこにあるの?
マシュー:集合魂にはきまった居所はない。というのは、集合魂は個人的な存在ではなく、いろいろなところにいるパーソネージがすべて集まった不可分の集合体だからだ。そして、それぞれの経験が加えられることで、常に変化する集合体に成長する。集合魂のもっともよい表現としては、たぶん、宇宙のいたるところにいるパーソネージからその本質を引き出した力の場(フォースフィールド)だろう。
母:あなたは自分の集合魂の中にあるほかのパーソネージを直接知っているの?それともただかれらの知識にアクセスできるということなの?
マシュー:僕のいるこの領域にいるひとたち(パーソネージ)は知っているし、その何人かと友達にもなっているよ。何人かは地球で人生を過ごして、そのひとたちをよく知っている。あるひとたちは光に向かってとても遠くまで行っているので、僕たちのエネルギー密度とは違ってしまい会うことはもうできないんだ。また、あるひとたちは光から離れて低い密度のところに後退しているけれど、僕はそんなところには行きたくはありませんね。あるひとたちはこの銀河系の外での人生を選んでいる。そんなところへはめったに行かないので、そのひとたちとはあまり親しくないんだ。
お母さん、みんなそれぞれにやりとげるべき魂の成長がある。ほかのパーソネージが成長への経験をどこでしていようとも、僕たちはいつも集合魂の家族的な結びつきの中にあるんだ。でもだからといって、お互いが会って、人生の興味あることを分かち合ってお互いの人生を詳しく知る必要もない。僕たちが分かち合うことは集合意識の本質的な知識であって、そうでなければ個人個人の魂の学びがすべて無駄になってしまうからだよ。
集合魂はそのパーソネージの向上によってのみその場から光に向かって前進できる。だから、それぞれのパーソネージは集合魂の総合知識の恩恵に預かるだけでなく、選んだ学びを成就し集合魂として進化できるように魂レベルでの励ましを休みなく与えられるんだ。しかし、それは自分のためだけではない・・魂が向上すればパーソネージ全員が進化する機会を得ることになる。でも、自由意志による選択しだいで、パーソネージは光へ成長もできるし、後退して基底エネルギーに捕われることもある。
母:パーソネージが捕われるとそれがどう集合魂の全体エネルギーに影響するの?
マシュー:そのパーソネージ独自のエネルギーはすべてその自由意志による選択で独自に流れているので、パーソネージを基底エネルギーの位置にとどめる一生のエネルギーが集合魂に影響をあたえることはありません。集合魂はパーソネージを励ますことはできますが、その自由意志まで干渉できません。でも、すべてのパーソネージへの愛情から、集合魂は聖なる存在に頼んで、基底エネルギー場に捕われているものを助けてもらうこともできる。
母:個々の魂はいつもその集合魂が知っていることをすべて気づいているの?
マシュー:お母さん、あなたの記憶で比較してみよう。学んだことや経験したことはすべて記憶システムに記録される。でもそれを一度に全部思い出すことはできないね。そうしたら大変なことになってしまうから。そしてあまり重要ではなく、それ以降の経験にも関係しない多くの経験は意識として戻ることはないけれど、すべてメモリーバンク(記憶銀行)に入っているんだ。それは、集合魂のパーソネージとその一生の学びとも同じだよ。
母:なるほどね。マシュー、あなたの集合魂にはたくさん集まっているでしょうけれど、あなたは私のマシューに違いないことは確かですよ。
マシュー:ええお母さん、僕はマシューであることは間違いないよ。どのパーソネージもそれぞれ独自の魂がある。集合魂はそのすべてのパーソネージが合成したものだよ。
母:でも、魂はどれでも分身して集合魂になるように聞こえるので、あなたも同じようにしてひとつになるのかしら。
マシュー:お母さん、質問になんとか一生懸命答えようとするとかえって分かりにくく混乱させてしまうようだね。僕がいろいろなかたちの魂を説明するための言葉・・集合魂、パーソネージ、魂のかけら、スパーク(火花)など・・を使うのは、魂がなんども生き返りを繰り返しながら創造主の完全なる愛と光の中で始まりに戻っていく長い生命の旅を説明しようと思うからだけなんだ。
この(僕たちの)領域ではそのような言葉を使い分ける必要はない。宇宙で記録される魂のエネルギーがその進化の過程を示す証拠だからだ。それぞれの魂には、それ自身のエネルギー場や子孫の数にかかわらずそれ自身の神聖なる自己(セルフ)があるので、私たちはそれらを単に「魂」と呼んでいる。僕たちはこのように言っているけれど、魂の自立したはたらきから見た成長過程やそれぞれが神と宇宙のほかのすべての魂と永遠につながっていることを説明しようとする場合は別なんだ。
ここでもっとも関連あるポイントは、すべての魂のすべての経験は時空連続体(コンティニウム)の中にあるということだ。分割また再分割によって独立した実体になるという直線的時間基準はない。あなたたちの言う「過去の人生」は、集合魂の「現在」と「未来」の人生と同時に進行中なのだ。すべては宇宙のなかで、異なる生命形体で、異なる進化の段階で、異なる場所に存在しているにすぎない。でも、あなたたちにはこの時空連続体というものが分からないだろうから、あなたたちの過去・現在・未来という時間構造に合わせて説明することしかできないし、それらの生存期間を「輪廻」と呼び、あなたたちの理解能力に合わせてスピリチュアルな階層的構造の中で認識できるようにしている。
お母さん、まだこれではじゅうぶん説明できたとは言えないかもしれないね。でも幸いなことには、この計り知れないような神秘もあなたの魂がニルヴァーナに戻れば理解できるようになるんだ。
母:楽しみにしているわ。でもあなたと私は同じ集合魂なのかしら?
マシュー:そうですよ,お母さん。それを訊いてくれるかなと思っていました。でももしそうでなかったらもう言っていますよ。僕たちはほとんど集合魂の始まりまで一緒に遡るんだよ、たぶんそちらの時間でいうと50万年くらい前かな。だからお母さんと僕は同じようなエネルギーでとくに結びついているんだ。僕たちの家族と親しいひとたちはそれ以後に入って来ているけれど、多くはほかの集合魂から僕たちが必要とするかあるいは必要とされるかのどちらかで、その途中で加わってきたんだ。
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お母さん、ありがとう。僕の次回のメッセージで魂についてほかの情報をいれるね。
では、愛のパワーをすべてのひとに送りつつ、魂の家族がスピリチュアルの世界と肉体の世界でつねにあなたたちと確かに一緒にいることをもう一度言ってお別れします。
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原文:http://www.matthewbooks.com/mm/anmviewer.asp?a=86&z=2
(訳文責:森田 玄)
ハワイ島コナからの便りです。ここからイルカのいる海岸にあるカフェに毎朝歩いていくのが楽しみ。 * Blog URL: http://feeds.feedburner.com/moritagen
土曜日, 4月 26, 2008
水曜日, 4月 16, 2008
放射能
環境汚染の中でもっとも恐ろしく、そしてもっともやっかいなものが、放射能です。放射性核物質を研究していた20世紀初頭の物理学者たちはそのことに気づいていました。広島・長崎の想像を超える核分裂反応のすごい威力に、核物理学者たちは正直おののいたことでしょう。ルーズベルト大統領の命令で極秘に進められたマンハッタン計画の基を築いたアインシュタインは、戦後一貫して核兵器開発禁止運動を支持しました。放射能の怖さを一番知っているのは研究者たちです。
米ソの冷戦のために第二次世界大戦後から50年代にかけて、核実験は盛んに行われてきました。当時のケネディ大統領に、アメリカを含む世界の子どもたちにガンや白血病が急増している事実と核実験との相関性を示すデータを見せて、1963年の米ソの核実験禁止条約(実際には部分的禁止条約)を実現させるきっかけをつくったのが、アーネスト・スターングラス博士です。
スターングラス博士は、一貫してエックス線やほかの低レベル放射線の健康に対する危険性を訴えてきました。そのおかげで、どのようなものであれ放射能は危険という一般的な理解が当時の放射線専門家たちの間にはあったのです。
70年代になって、原子力の平和利用ということが盛んに叫ばれ、アメリカ政府が後押しして原子力発電が開発、操業されるようになると、いつのまにか放射能が危険だという話しはどこかにいってしまい、低レベル放射能は安全だということが専門家のあいだでも通念になってしまうのです。
そして、スターングラス博士たちの主張する低レベル放射能の危険性は科学的根拠がないとして、学界からは異端視されるようになりました。
そのようにして原子力産業は、その安全性を学界と政府に保障され、大きく成長しました。
アメリカのスリーマイル島原子力発電所の事件やチェルノブイリ原子力発電所の事故で、あれほどの災害と犠牲者がでたのにもかかわらず、原子力産業と政府の圧力で、その成長は止まらず、今にいたっています。
しかし、イラク戦争をきっかけに劣化ウラン弾の影響がひろく問題にされるようになったことで、再び低レベル放射能の危険性が注目されるようになりました。
以下は、劣化ウランの問題を世界中に認識させることに大きく貢献したローレン・モレの報告です。
このなかで、放射能というものが自然のなかでどのように巡り回ってくるのか、それがどのような結果となって私たちの暮らしの中に現れてくるのかという実態を述べています。
どこまでいってもなくならない汚染物質・・・それが放射能です。
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マリン・カウンティ(郡)がなぜアメリカで最も高い乳ガン発生率なのか?
「放射線タイムズ」Vol. 6 No.2 2008年3月号より
ローレン・モレ著
河川沿岸と海洋沿岸にもっとも高いガン発生率
淡水は海水にくらべ放射性核物質濃度が高い。それは海水のはるかに大きな希釈性のためであり、また放射性核物質のとりこみが海水の塩に左右されるからである。希釈が汚染への解決にならないことは自明である。水中に放射性汚染物質を捨てることにはブーメラン効果がある。やがては放射能は川岸や沿岸に戻って打ち寄せるからである。事実、歴史上初めて行われたイギリス、レイク地域のガン発生調査(1850〜60年)で、アルフレッド・ハヴィランドは、もっとも高いガン発生率(自然界のバックグランド放射能による)は河川沿岸と海洋沿岸にあることを報告して、1900年以降に人工放射能が環境にもたらされる前に、ガンと環境との強い関連性を示した。1900年以前のガン発生率はガン研究におけるベースライン値になっている。
「環境放射能ジャーナル」の要約記事「北サンフランシスコとバハカリフォルニア沿岸海洋の放射性セシウム」を偶然みつけたことで、乳ガンについての謎に対する解答が得られた。サンフランシスコ北部のマリン・カウンティになぜ全米で最も高い乳ガン発生率があるのか調査するために、カリフォルニア大学は数億ドルも使ってきた。
水源地域の汚染
サンフランシスコ湾に流れ込む淡水のほとんどは、ネバダ州との境に沿って南北に走っているカリフォルニア沿岸のシェラネバダ山系からきている。シェラネバダの土壌は、核実験、チェルノブイリ、そして1989年に閉鎖されるまでサンフランシスコ東部で操業していたランチョ・セコ原子力発電所からの排出物による放射性物質によって汚染されている。ランチョ・セコ原子力発電所からの放射性排出物の約95%はシェラネバダ山系に雨や雪となって降り注いでいるからである。
1989年にランチョ・セコ原子力発電所を閉鎖に追いやった裁判の中で、サクラメント市営電力会社を保有する市民たちが、ローレンス・リバーモア・核兵器研究所と契約してランチョ・セコ原子力発電所のまわりの核分裂物質汚染の調査をしたことがある。裁判の参考人だったアーネスト・スターングラス博士から、私はそのリバーモア放射能報告書と弁護士たちとの交信記録を入手した。驚いたことは、リバーモア核兵器研究所が何十年にわたって世界中の放射能レベルを極秘にモニターしていただけではなく、地域の放射能も調べていたことである。実際に、1991年のことだが、私はリバーモア環境研究所で広島と長崎からの新しいサンプルがテーブルに置いてあるのを見たことがある。どうしていまだに広島と長崎をモニターしているのか訊ねると、「あそこはいまでも放射能汚染されているからだ」と言われた。
リバーモア核兵器研究所が極秘に世界中の放射能レベルをモニタリング
ローレンス・リバーモア核兵器研究所は、細かい堆積物に付着して年間1キューリーの放射性セシウムがサンフランシスコ湾を流れていることを計測したと報告している。粘度状粒子は荷電性が高く、水中に浮遊する放射性粒子を運ぶ役割を担っている。これがマリン沿岸のサンフランシスコ湾側に、すくなくとも60年間・・核実験が開始されて以来、毎日打ち上げられている低レベル放射能の恒常的に蓄積される発生源である。放射能危険性・ヨーロッパ委員会(ECRR)は、低レベル放射能の恒常的な被曝は、国際放射線防護委員会(ICRP)基準とリスクモデル予測に比べ最高1000倍の生物学的障害を与えると報告している。ICPR基準とリスクモデルは広島と長崎の原爆の調査研究を基にしているが、これはアメリカ政府がごまかして行ったものだ。放射性セシウムは核分裂プロセスの際に発生する何百もの放射性核物質のひとつに過ぎない。つまり、リバーモア報告書にある1キューリーのセシウムをはるかに越える放射能がサンフランシスコ湾北部を通って打ち上げられていることになる。さらに悪いことは、核実験からの劣化ウラン(DU)の汚染による世界の人びとへの影響が公式に計測報告されていないことである。しかし誰かがそれをモニタリングしているはずでる。原爆や水爆はすべてわずか20パウンド以下の重さの小さなプルトニウムコアのまわりを多量な劣化ウランが充填材として詰められている。世界的に糖尿病が蔓延しているが、これはウラニウム汚染による膵臓とインシュリン機能の障害が主な原因である。日本人男性の膵臓ガン死亡率は、大気核実験の最盛期である1945年から1965年の間に12倍増加した。
マリン・カウンティ:自然コントロールの研究
マリン・カウンティの研究は地球科学者が有効な自然環境実験のひとつとして研究対象にしている。マリン・カウンティの太平洋沿岸を自然コントロール、サンフランシスコ湾沼地を研究対象地域とするものである。また、それは汚染されている淡水と海水中の放射性核物質濃度による人びとの健康への影響を比較するのによい。マリン・カウンティの湾側沿岸と太平洋沿岸の泥サンプルを分析すると、シェラネバダ山系からの低レベル放射能が、アメリカで最も高い乳ガン発生率の原因であることが分かるだろう。シェラネバダ山系とマリン・カウンティの間、沼地の淀と干潟が形成され、そこにシェラネバダ山系から流れてくる汚染水が加わる低エネルギー環境地域では自閉症が多発している。環境中の放射能は累積的な影響を及ぼす。
私は「ハツカネズミ・レディー」
カリフォルニア大学は、ロス・アラモス国立研究所、ローレンス・リバーモア研究所、ローレンス・バークレー研究所を61年間まったく問題にされずに管理してきたが、何十億ドルも使って世界に放射能をまき散らし、さらに何十億ドルを使ってマリン・カウンティの乳ガン多発生を研究し、いまだに原因を究明できないでいる。しかし、ベイエリア乳ガン環境研究センター(BABCEC)が行った2006年1月21日の乳ガン会議で、ローレンス・バークレー研究所のメリー・ヘレン・マルセロス・ホフ博士は、600人の女性参加者を前にした講演で自分を「ネズミ・レディー」と紹介したあと次のように明言した、「ネズミの乳ガンは放射能が唯一知られている原因です」講演で博士はネズミを使った研究について繰り返し述べ、「放射能がネズミの乳ガン発生の唯一知られている原因です、ですから私はそれでネズミに乳ガンを起こさせています」と語った。博士は女性の乳ガンの原因をだれも特定できていないと語った。
ネズミの叫び
質疑の時間に、アメリカ政府のデータを基にした乳ガン発生率の拡大マップを掲げた。これは1985年から1989年の間のアメリカのすべての乳ガンによる死亡者の三分の二が原子力発電所と核兵器研究所から半径100マイルのところで起きていることを示したものである。
私は講演者のメリー・ヘレン・マルセロス・ホフ博士に、BABCERCがこの地域での乳ガンの原因として放射能を調査しているのか訊ねた。彼女は即座に、「私は微生物学者ですから!」と言って、放射能が明らかな原因であることを公表することを避けた。
カリフォルニア大学は、世界を汚染した大学として永遠に記憶されるだろう。
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米ソの冷戦のために第二次世界大戦後から50年代にかけて、核実験は盛んに行われてきました。当時のケネディ大統領に、アメリカを含む世界の子どもたちにガンや白血病が急増している事実と核実験との相関性を示すデータを見せて、1963年の米ソの核実験禁止条約(実際には部分的禁止条約)を実現させるきっかけをつくったのが、アーネスト・スターングラス博士です。
スターングラス博士は、一貫してエックス線やほかの低レベル放射線の健康に対する危険性を訴えてきました。そのおかげで、どのようなものであれ放射能は危険という一般的な理解が当時の放射線専門家たちの間にはあったのです。
70年代になって、原子力の平和利用ということが盛んに叫ばれ、アメリカ政府が後押しして原子力発電が開発、操業されるようになると、いつのまにか放射能が危険だという話しはどこかにいってしまい、低レベル放射能は安全だということが専門家のあいだでも通念になってしまうのです。
そして、スターングラス博士たちの主張する低レベル放射能の危険性は科学的根拠がないとして、学界からは異端視されるようになりました。
そのようにして原子力産業は、その安全性を学界と政府に保障され、大きく成長しました。
アメリカのスリーマイル島原子力発電所の事件やチェルノブイリ原子力発電所の事故で、あれほどの災害と犠牲者がでたのにもかかわらず、原子力産業と政府の圧力で、その成長は止まらず、今にいたっています。
しかし、イラク戦争をきっかけに劣化ウラン弾の影響がひろく問題にされるようになったことで、再び低レベル放射能の危険性が注目されるようになりました。
以下は、劣化ウランの問題を世界中に認識させることに大きく貢献したローレン・モレの報告です。
このなかで、放射能というものが自然のなかでどのように巡り回ってくるのか、それがどのような結果となって私たちの暮らしの中に現れてくるのかという実態を述べています。
どこまでいってもなくならない汚染物質・・・それが放射能です。
************************************
マリン・カウンティ(郡)がなぜアメリカで最も高い乳ガン発生率なのか?
「放射線タイムズ」Vol. 6 No.2 2008年3月号より
ローレン・モレ著
河川沿岸と海洋沿岸にもっとも高いガン発生率
淡水は海水にくらべ放射性核物質濃度が高い。それは海水のはるかに大きな希釈性のためであり、また放射性核物質のとりこみが海水の塩に左右されるからである。希釈が汚染への解決にならないことは自明である。水中に放射性汚染物質を捨てることにはブーメラン効果がある。やがては放射能は川岸や沿岸に戻って打ち寄せるからである。事実、歴史上初めて行われたイギリス、レイク地域のガン発生調査(1850〜60年)で、アルフレッド・ハヴィランドは、もっとも高いガン発生率(自然界のバックグランド放射能による)は河川沿岸と海洋沿岸にあることを報告して、1900年以降に人工放射能が環境にもたらされる前に、ガンと環境との強い関連性を示した。1900年以前のガン発生率はガン研究におけるベースライン値になっている。
「環境放射能ジャーナル」の要約記事「北サンフランシスコとバハカリフォルニア沿岸海洋の放射性セシウム」を偶然みつけたことで、乳ガンについての謎に対する解答が得られた。サンフランシスコ北部のマリン・カウンティになぜ全米で最も高い乳ガン発生率があるのか調査するために、カリフォルニア大学は数億ドルも使ってきた。
さらに驚くべくことは、そこで報告されている放射性セシウムが、すでにローレンス・リバーモア・核兵器研究所によってサンフランシスコ湾の北端からメキシコのバハカリフォルニアの先端に到る沿岸海水で計測されていたことだ。マリン・カウンティの乳ガン発生パターンを地図にすることで、マリン・カウンティ半島のサンフランシスコ湾沿岸がもっとも乳ガン発生率の高い地域であることが判明した。サンフランシスコ湾の最深部はマリンの沖合で、毎日の潮汐で堆積物がもっとも多い流れがあるところだ。乳ガン発生率がもっとも低い場所はマリンの太平洋沿岸である。乳ガン発生率が場所によって差があるのは、環境要因があることの証拠である。ウェルシュ沿岸のような湾のマリン沿岸にある広大な干潟は、放射能に汚染された細かい堆積物が沈殿する低エネルギー地域になっている。
水源地域の汚染
サンフランシスコ湾に流れ込む淡水のほとんどは、ネバダ州との境に沿って南北に走っているカリフォルニア沿岸のシェラネバダ山系からきている。シェラネバダの土壌は、核実験、チェルノブイリ、そして1989年に閉鎖されるまでサンフランシスコ東部で操業していたランチョ・セコ原子力発電所からの排出物による放射性物質によって汚染されている。ランチョ・セコ原子力発電所からの放射性排出物の約95%はシェラネバダ山系に雨や雪となって降り注いでいるからである。
1989年にランチョ・セコ原子力発電所を閉鎖に追いやった裁判の中で、サクラメント市営電力会社を保有する市民たちが、ローレンス・リバーモア・核兵器研究所と契約してランチョ・セコ原子力発電所のまわりの核分裂物質汚染の調査をしたことがある。裁判の参考人だったアーネスト・スターングラス博士から、私はそのリバーモア放射能報告書と弁護士たちとの交信記録を入手した。驚いたことは、リバーモア核兵器研究所が何十年にわたって世界中の放射能レベルを極秘にモニターしていただけではなく、地域の放射能も調べていたことである。実際に、1991年のことだが、私はリバーモア環境研究所で広島と長崎からの新しいサンプルがテーブルに置いてあるのを見たことがある。どうしていまだに広島と長崎をモニターしているのか訊ねると、「あそこはいまでも放射能汚染されているからだ」と言われた。
リバーモア核兵器研究所が極秘に世界中の放射能レベルをモニタリング
ローレンス・リバーモア核兵器研究所は、細かい堆積物に付着して年間1キューリーの放射性セシウムがサンフランシスコ湾を流れていることを計測したと報告している。粘度状粒子は荷電性が高く、水中に浮遊する放射性粒子を運ぶ役割を担っている。これがマリン沿岸のサンフランシスコ湾側に、すくなくとも60年間・・核実験が開始されて以来、毎日打ち上げられている低レベル放射能の恒常的に蓄積される発生源である。放射能危険性・ヨーロッパ委員会(ECRR)は、低レベル放射能の恒常的な被曝は、国際放射線防護委員会(ICRP)基準とリスクモデル予測に比べ最高1000倍の生物学的障害を与えると報告している。ICPR基準とリスクモデルは広島と長崎の原爆の調査研究を基にしているが、これはアメリカ政府がごまかして行ったものだ。放射性セシウムは核分裂プロセスの際に発生する何百もの放射性核物質のひとつに過ぎない。つまり、リバーモア報告書にある1キューリーのセシウムをはるかに越える放射能がサンフランシスコ湾北部を通って打ち上げられていることになる。さらに悪いことは、核実験からの劣化ウラン(DU)の汚染による世界の人びとへの影響が公式に計測報告されていないことである。しかし誰かがそれをモニタリングしているはずでる。原爆や水爆はすべてわずか20パウンド以下の重さの小さなプルトニウムコアのまわりを多量な劣化ウランが充填材として詰められている。世界的に糖尿病が蔓延しているが、これはウラニウム汚染による膵臓とインシュリン機能の障害が主な原因である。日本人男性の膵臓ガン死亡率は、大気核実験の最盛期である1945年から1965年の間に12倍増加した。
マリン・カウンティ:自然コントロールの研究
マリン・カウンティの研究は地球科学者が有効な自然環境実験のひとつとして研究対象にしている。マリン・カウンティの太平洋沿岸を自然コントロール、サンフランシスコ湾沼地を研究対象地域とするものである。また、それは汚染されている淡水と海水中の放射性核物質濃度による人びとの健康への影響を比較するのによい。マリン・カウンティの湾側沿岸と太平洋沿岸の泥サンプルを分析すると、シェラネバダ山系からの低レベル放射能が、アメリカで最も高い乳ガン発生率の原因であることが分かるだろう。シェラネバダ山系とマリン・カウンティの間、沼地の淀と干潟が形成され、そこにシェラネバダ山系から流れてくる汚染水が加わる低エネルギー環境地域では自閉症が多発している。環境中の放射能は累積的な影響を及ぼす。
私は「ハツカネズミ・レディー」
カリフォルニア大学は、ロス・アラモス国立研究所、ローレンス・リバーモア研究所、ローレンス・バークレー研究所を61年間まったく問題にされずに管理してきたが、何十億ドルも使って世界に放射能をまき散らし、さらに何十億ドルを使ってマリン・カウンティの乳ガン多発生を研究し、いまだに原因を究明できないでいる。しかし、ベイエリア乳ガン環境研究センター(BABCEC)が行った2006年1月21日の乳ガン会議で、ローレンス・バークレー研究所のメリー・ヘレン・マルセロス・ホフ博士は、600人の女性参加者を前にした講演で自分を「ネズミ・レディー」と紹介したあと次のように明言した、「ネズミの乳ガンは放射能が唯一知られている原因です」講演で博士はネズミを使った研究について繰り返し述べ、「放射能がネズミの乳ガン発生の唯一知られている原因です、ですから私はそれでネズミに乳ガンを起こさせています」と語った。博士は女性の乳ガンの原因をだれも特定できていないと語った。
ネズミの叫び
質疑の時間に、アメリカ政府のデータを基にした乳ガン発生率の拡大マップを掲げた。これは1985年から1989年の間のアメリカのすべての乳ガンによる死亡者の三分の二が原子力発電所と核兵器研究所から半径100マイルのところで起きていることを示したものである。
私は講演者のメリー・ヘレン・マルセロス・ホフ博士に、BABCERCがこの地域での乳ガンの原因として放射能を調査しているのか訊ねた。彼女は即座に、「私は微生物学者ですから!」と言って、放射能が明らかな原因であることを公表することを避けた。
カリフォルニア大学は、世界を汚染した大学として永遠に記憶されるだろう。
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日曜日, 4月 13, 2008
自然エネルギー
先週我が家で、田中優さんを囲んでエネルギー問題についての話しをしてもらいました。ほんとうに目から鱗のことばかりでしたが、その話しの尽きるところは、もう石油経済の時代は終わったということでしょう。世界各国がつぎつぎとほかに選択余地のない自然エネルギー開発に乗り出しているのに、エネルギー自給率ゼロにちかい日本がのほほんと相変わらず石油輸入と原子力を頼りにしようとしていることは、ほとんどクレージーとしか言えません。
優さんによると、電力料金は産業用だと使えば使うほど安くなるように設定されているそうです。これでは企業はなるべくたくさん電力を使ってコストを低減させようとするのは当たり前です。
ヨーロッパの国々では、その逆で、産業が使うほどコスト高になるように設定されているので、企業はどうしても省エネ対策しなければならないようになっているそうです。
さて、ロバート・ケネディ・ジュニアは故ロバート・ケネディの息子で、環境団体で活躍している弁護士です。いつも時期を得たかれのするどい論評はさすがです。アメリカの貴重な論客であり、ビデオ「テロリストは誰?」にでもちょっとでてきます。
かれのエネルギー問題についての記事がヴァニティフェアに載っていました。
それによると;以下はその要約です。
200年前まで、イギリスの経済は奴隷という安価で豊富なエネルギー源でなりたっていて、国内総生産の4分の1が奴隷貿易からのものでした。しかし、人道主義運動による奴隷制度廃止が議会でも叫ばれて、奴隷貿易廃止を巡る論議が1年間つづきました。奴隷貿易に関わる利権保護論者たちは、廃止したら経済恐慌になると警告したからです。
結局、イギリスは人道的な選択をして奴隷貿易を廃止したのです。しかし、保護主義者が警告した経済の崩壊は起こりませんでした。
そして奴隷制度を廃止して分かったことは、そのようなゼロコスト労働力がいかに非効率であり、創造性と生産性が低いということでした。足枷をはめられていたのは奴隷たちだけでなく、イギリス経済だったのです。
これが新しいエネルギー源を求める動きを生み、イギリス経済の大きな発展を築く産業革命へとつながったのです。
今日のアメリカ経済は、まったく非効率な炭素エネルギー中毒にかかっていることは明らかです。毎日10億ドルの借金をして外国の石油を買うことがドル暴落の原因です。石炭・石油会社に年間1兆ドル以上の補助金を国民はつぎこんできました。炭素依存が国の経済力を蝕み、道徳的権威を失い、外国への威信と影響力を低下させ、国家安全保障を危うくし、国民の健康と国土を損なったのです。
経済の脱炭素化によってその効果はすぐ得られることをわかっています。スウェーデンは2006年に、すべての化石燃料と核エネルギーを2020年までに段階的に廃止することを決めました。1991年にスウェーデン政府が炭素税(今は1トン150ドル)を導入して以来、何千の企業家が競って風力、太陽光、潮汐、ウッドチップ、農業廃棄物、生ゴミを使った新エネルギー開発に取り組み、経済成長率はアメリカの3倍になりました。
1970年代のアイスランドはエネルギーの80%を石炭石油の輸入でまかなうヨーローッパでもっとも貧しい国のひとつでしたが、今では、100%エネルギー自給国です。家庭暖房の90%は地熱エネルギーで、残りの電力は水力発電からです。今日、IMFはアイスランドを世界でもっとも豊かな国の4位にランクしています。過去には外国からの投資を陳情しなければならなかった国に、今ではその安価でクリーンなエネルギーを求めて企業が列をなしています。
アメリカは、アイスランドやスウェーデンに比べればはるかに大きなエネルギー源を持っています。風力だけでも、ノースダコタとカンザスとテキサスだけで、全米の総電力を賄える発電が可能です。また世界第2位の地熱源もあります。太陽光で言えば、南西部砂漠地域の19%を使ってソーラー発電設備を設置すれば、アメリカの全土の電力を賄えると言う研究もあります。
ロバート・ケネディは、アメリカが自然エネルギーをもっと社会に活用できるよう法改正をするべきだと主張しています。
翻って、日本ではこのような論議がほとんど主要メディアではされません。早く田中優さんが注目されるよう
な世間の意識向上が望まれます。
ヴァニティフェアの記事はここです。
優さんによると、電力料金は産業用だと使えば使うほど安くなるように設定されているそうです。これでは企業はなるべくたくさん電力を使ってコストを低減させようとするのは当たり前です。
ヨーロッパの国々では、その逆で、産業が使うほどコスト高になるように設定されているので、企業はどうしても省エネ対策しなければならないようになっているそうです。
さて、ロバート・ケネディ・ジュニアは故ロバート・ケネディの息子で、環境団体で活躍している弁護士です。いつも時期を得たかれのするどい論評はさすがです。アメリカの貴重な論客であり、ビデオ「テロリストは誰?」にでもちょっとでてきます。
かれのエネルギー問題についての記事がヴァニティフェアに載っていました。
それによると;以下はその要約です。
200年前まで、イギリスの経済は奴隷という安価で豊富なエネルギー源でなりたっていて、国内総生産の4分の1が奴隷貿易からのものでした。しかし、人道主義運動による奴隷制度廃止が議会でも叫ばれて、奴隷貿易廃止を巡る論議が1年間つづきました。奴隷貿易に関わる利権保護論者たちは、廃止したら経済恐慌になると警告したからです。
結局、イギリスは人道的な選択をして奴隷貿易を廃止したのです。しかし、保護主義者が警告した経済の崩壊は起こりませんでした。
そして奴隷制度を廃止して分かったことは、そのようなゼロコスト労働力がいかに非効率であり、創造性と生産性が低いということでした。足枷をはめられていたのは奴隷たちだけでなく、イギリス経済だったのです。
これが新しいエネルギー源を求める動きを生み、イギリス経済の大きな発展を築く産業革命へとつながったのです。
今日のアメリカ経済は、まったく非効率な炭素エネルギー中毒にかかっていることは明らかです。毎日10億ドルの借金をして外国の石油を買うことがドル暴落の原因です。石炭・石油会社に年間1兆ドル以上の補助金を国民はつぎこんできました。炭素依存が国の経済力を蝕み、道徳的権威を失い、外国への威信と影響力を低下させ、国家安全保障を危うくし、国民の健康と国土を損なったのです。
経済の脱炭素化によってその効果はすぐ得られることをわかっています。スウェーデンは2006年に、すべての化石燃料と核エネルギーを2020年までに段階的に廃止することを決めました。1991年にスウェーデン政府が炭素税(今は1トン150ドル)を導入して以来、何千の企業家が競って風力、太陽光、潮汐、ウッドチップ、農業廃棄物、生ゴミを使った新エネルギー開発に取り組み、経済成長率はアメリカの3倍になりました。
1970年代のアイスランドはエネルギーの80%を石炭石油の輸入でまかなうヨーローッパでもっとも貧しい国のひとつでしたが、今では、100%エネルギー自給国です。家庭暖房の90%は地熱エネルギーで、残りの電力は水力発電からです。今日、IMFはアイスランドを世界でもっとも豊かな国の4位にランクしています。過去には外国からの投資を陳情しなければならなかった国に、今ではその安価でクリーンなエネルギーを求めて企業が列をなしています。
アメリカは、アイスランドやスウェーデンに比べればはるかに大きなエネルギー源を持っています。風力だけでも、ノースダコタとカンザスとテキサスだけで、全米の総電力を賄える発電が可能です。また世界第2位の地熱源もあります。太陽光で言えば、南西部砂漠地域の19%を使ってソーラー発電設備を設置すれば、アメリカの全土の電力を賄えると言う研究もあります。
ロバート・ケネディは、アメリカが自然エネルギーをもっと社会に活用できるよう法改正をするべきだと主張しています。
翻って、日本ではこのような論議がほとんど主要メディアではされません。早く田中優さんが注目されるよう
な世間の意識向上が望まれます。
ヴァニティフェアの記事はここです。
火曜日, 4月 08, 2008
ジャパンタイムズ記事
2月、ジャパンタイムズの記者から未来地球研究所にインタビュー依頼の電話がありました。最近世界各国でUFOの目撃報告が相次いでいて、おりしも国会で日本政府がそのことに言及してもいる、ついては未来地球研究所のメンバーにそのことでインタビューしたいということでした。そこで3月5日に未来地球研究所のスタッフ4人がジャパンタイムズの記者と東京で会い、その記事が4月1日に掲載されました。以下はその記事の訳文です。
**************************************
「半宇宙人」グループが大災害とUFO着陸を予見
ジャパンタイムズ特別寄稿 ジョン・スピリ
2007年12月、町村官房長官の「UFOは確かに存在する」という大胆な発言が少なからぬ物議をかもした。その後政府はUFOの目撃は確認していないと発表し、さらにUFO目撃報告があれば、「戦闘機をスクランブルさせて確認するだろう」と言った。
町村官房長官は冗談を言っていたかもしれないが、宇宙人の存在というこれまでタブーとされていた問題をはじめて公にしたことは確かなようである。有識者のなかにはもう遅いくらいだと考えているひとたちもいる。
アルフレッド・ウェーバーはエール大学出身、フルブライト学者、弁護士であり、クアラルンプール戦争犯罪法廷(主にイラクでの戦争犯罪を問う)の裁判官である。ウェーバーは国連協定の問題で日本の国会でも証言している。また、宇宙協力協会の理事でもある。エクソポリティックス(Exopolitics)の創始者であり、それに関連する新しい分野の著作が多々ある。
ウェーバーの目的は、人類はこの宇宙で唯一の存在ではないという人類の歴史でもっとも重要な情報を世界に知らせようというものである。しかし、話しはそれだけではない。
「地球は大宇宙社会でも注目の存在なのです」とウェーバーは説明する。「エクソポリティックスの科学的研究によれば、かれらがまだ全貌を現さないのは人類がこれまでの知識を塗り替える準備ができていないからなのです」
「2008年2月13〜14日に国連で28カ国の代表が集まり、倫理的な地球外生命体の存在について人類を教育していく方法を早ければ2009年から計画するための秘密会議が開かれました」
ウェーバーの知識はそれが文書や証言によっているのでアカデミックだといえるかもしれない。それにくらべ、大澤しげるの知識は直接(実体験)的なものである。大澤は札幌で未来地球研究所を創設し、ウェーバーのように、人類に未知のエネルギー源について光明を与えようとしている。
「気」の渦エネルギー運動法則と未来の地球について日本各地で講演をしている大澤は、その知識を宇宙人から直接学んだと言う。
「われわれの銀河宇宙には1兆個の星があります」と大澤は詳しい説明をする、「それぞれに太陽系があって、われわれの太陽系のように、8〜10個の惑星を抱えています」
この1兆個の星のほとんどに生命体があります。その中に、高等な猿なみの知性をもつ生命体がある星が5億個あります。そのうちの8、000万の星が言語を持っていて、またその中で、6,800の星に宇宙旅行が可能なテクノロジーをもつ生命体があります。
「オリオン座の左上にあるアルファ星から来たベテルギュース人がたくさんの星を征服して宇宙連合をつくりました。かれらは進んだ宇宙テクノロジーを持っていましたが、スピリチュアルな進化は遅れていました。彼らの前に広く繁栄していたのがプレアデス星からの宇宙人です。かれらはおとなしく、知性に富み、地球にも来て40万 年前にアトランティス文明をつくりました。しかし、プレアデス人はアリニラム星からの強力な勢力に駆逐され、さらにアリニラム星人も約4万年前に、ベテルギュースにとって替わられます。宇宙戦争があったのです」
大澤の知識はこの世界からではない。
「ETと会話しているんです。宇宙に旅行してきました。神々とも話しています」
「寝ている間ですか?」
「いえ、まあ瞑想しているようなときです」
「座禅?とか、なにか特別なスピリチュアルな修行ですか?」
「いえ、そのような修行はしません。スピリチュアルな修行では悟りはえられません」
「自由に交信できるのですか?」
「いえ、最初はチャネリングをしました。いまではいつでも好きなときに交信できます。質問するとイエス・ノーで答えてくれます」
「どうしてあなたが選ばれたのですか?」
「34歳のときに悟りをえました。宇宙人はコンピュータのプラグラムされたハードディスクのような『魂』を地球人に、普通は子どもの頃に、埋め込みます。ですからわれわれ(魂を埋め込まれた)は半分宇宙人なのです。われわれ4人も埋め込まれています。」大澤は、未来地球研究所のほかの3人のメンバーを指して言う。
易学研究者であり易者でもあった大澤は、このような話しをいとも当然のように語り、その言葉には皮肉なニュアンスはまったくない。時にはユーモアも交え、あたかも彼自身が教えられたことを楽しみまた驚いているようだった。インタビューの最中に、彼は祈りはじめ、球体あるいは世界を描くように手で丸く描きながら静かに呪文を唱えた。
未来地球研究所のメンバーの鈴木幸子(インプラントされている仲間たちと同様に仮名を希望)は、現在四国の山中に暮らすヒーラー、サイキックである。彼女は両親の住む大阪の14階のアパートで初めて宇宙人と遭遇し宇宙旅行を経験した。
「私が最初に宇宙人の世界に行ったのは18歳のときでした。気づいたら円盤のなかにいたのです」
「眠っていて目を覚ましたら、真っ暗な空間に浮いていて、窓から外を見ている自分に気づきました。耳ではなく、頭に誰かの声が聞こえました。年取った男の感じでした。その声が星の死ぬところをみせてあげようと言ったのです。彼はまっすぐ見ていなさいと言いました。そこには青い星がボールの大きさに見えました。その真ん中に黒い点が見え、それが大きく膨れ上がっていきました。やがてその黒いものがすべてを覆い、まわりの青いリングだけが残りました。そるとそのリングが飛んで行って消えました」
「そこで私はきづいたのです。これは人間だなと。魂が星のからだから抜け出てくるんだ。星には寿命があって、そこに人間のように魂もあるんだと。それが死ぬ時は、魂がからだから離れ、暗黒に消えて行くんだということがわかったのです。それが私の最初の宇宙への旅でした」
未来地球研究所のメンバーの国常良光(仮名)もトランス状態から宇宙世界に旅した経験がある。しかし鈴木のようにUFOを目撃したことはない。
未来地球研究所の創始者である大澤の話は非現実的だと言われるかもしれないが、もっと現実的な経験を報告している日本人もいる。とくに1986年のJALパイロットの寺内謙寿機長の証言はUFOに興味をもつ人たちのあいだでよく引き合いにされる。
アラスカ上空を航空中、寺内と同僚の操縦士は前方に同じ方向に飛行する航空機の灯を発見した。JAL機とこの光の飛行物体とがネコとねずみのような追いかけごっこをすると、操縦室に灯がそそぎこみ寺内の顔を照らした。
その後、寺内は「巨大な宇宙船の影」を見て、「早く離れた方がいい」と思った。するとUFOが上昇していくのが見えた、いったい何のためにとそのとき不安を感じたそうだ。
ほかの遭遇例とは異なり、この飛行物体はレーダーにも写り、寺内機長と地上管制官との交信記録も残っている。
UFO支持者たちは、彼がその遭遇についてあまりにも広言するので地上に降ろされデスク任務にされたと言う。これはよくあることで、政府・・とくにアメリカ軍の極秘密局のエージェント・・は目撃者や証拠などを押さえつけている。
ウェーバーが代表のディスクロージャー・プロジェクト(公開プロジェクト)は元外科医のスティーブン・グリアによって始められ、40名が参加し、そのほとんどはアメリカ政府関係者の内部告発者である。かれらはUFOの直接的な証拠やUFO情報をコントロールしている秘密の政府計画を握っていると主張している。また、UFOのことを話すとその人は仕事ができなくなったり命が狙われたりすると言う。
「UFOとか未確認飛行物体」という言葉は問題です」とウェーバーは言う。「それは情報局の人間たちが真実を隠すために造り上げた用語だからです。わたしたちはそれらが確認物体であることを知っています。その言葉はごまかすためのものです」
ウェーバーによれば、もっとも最近、2008年2月12日にテキサス州ステフェンビルで起きたUFO事件を報道したアンジェラ・ジョイナーが目撃者の供述をなんとか発表しようとしたことで首になったという。UFOの真相を伝えることよりも、いまでは彼女にとっては家族を養うための仕事探しの方が緊急課題になっている。
同様な理由で、大澤とほかの未来地球研究所メンバーは、写真撮影は拒否した。安全上の問題と過去に黒い服の男たちの尾行やヘリコプター追跡の経験があるからだという。
かれらは、この記事のためにUFOに関する質問にあえて答えてくれたが、未来地球研究所の主たる関心は、地球外生命体社会では常識の、宇宙やエネルギーそして人間生命の意味についての新しい知識を地球で広めることである。ウェーバーのように、完全にクリーンで持続可能なエネルギーは可能であり、それを利用して人類は宇宙に旅立てることをメンバーは指摘した。
ハッピーエンドを期待するひとは大澤の話しは聞かない方がいいだろう。
「とくに2012年から2013年に人類はさまざまな災難を経験するでしょう。いまの腐敗した政府を変えることが人類には不可能なことを神々は知っています。それで、地震や疫病などの自然災害や社会変動を使って地球からすべての権力を除くしかないのです。経済も崩壊し、文明は危機を迎えるかも知れません」
「このような人類の危機に際して、4機の母船艦が援助に着陸することになっています。ひとつはカナダのカルガリー、ひとつはカリフォルニアのヨセミテ、ひとつは長野県、ひとつは東オーストラリアです。そしてさらに多くの円盤が世界各地に着陸するでしょう」
ウェーバーははるかに明るいシナリオを描いている。
「われわれは宇宙人が関わってくれているので絶滅の際にはいません。エクスポリティックスによれば人類はより進化する新しい時代を迎えようとしています。アルマゲドン破滅はありません」
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「半宇宙人」グループが大災害とUFO着陸を予見
ジャパンタイムズ特別寄稿 ジョン・スピリ
2007年12月、町村官房長官の「UFOは確かに存在する」という大胆な発言が少なからぬ物議をかもした。その後政府はUFOの目撃は確認していないと発表し、さらにUFO目撃報告があれば、「戦闘機をスクランブルさせて確認するだろう」と言った。
町村官房長官は冗談を言っていたかもしれないが、宇宙人の存在というこれまでタブーとされていた問題をはじめて公にしたことは確かなようである。有識者のなかにはもう遅いくらいだと考えているひとたちもいる。
アルフレッド・ウェーバーはエール大学出身、フルブライト学者、弁護士であり、クアラルンプール戦争犯罪法廷(主にイラクでの戦争犯罪を問う)の裁判官である。ウェーバーは国連協定の問題で日本の国会でも証言している。また、宇宙協力協会の理事でもある。エクソポリティックス(Exopolitics)の創始者であり、それに関連する新しい分野の著作が多々ある。
ウェーバーの目的は、人類はこの宇宙で唯一の存在ではないという人類の歴史でもっとも重要な情報を世界に知らせようというものである。しかし、話しはそれだけではない。
「地球は大宇宙社会でも注目の存在なのです」とウェーバーは説明する。「エクソポリティックスの科学的研究によれば、かれらがまだ全貌を現さないのは人類がこれまでの知識を塗り替える準備ができていないからなのです」
「2008年2月13〜14日に国連で28カ国の代表が集まり、倫理的な地球外生命体の存在について人類を教育していく方法を早ければ2009年から計画するための秘密会議が開かれました」
ウェーバーの知識はそれが文書や証言によっているのでアカデミックだといえるかもしれない。それにくらべ、大澤しげるの知識は直接(実体験)的なものである。大澤は札幌で未来地球研究所を創設し、ウェーバーのように、人類に未知のエネルギー源について光明を与えようとしている。
「気」の渦エネルギー運動法則と未来の地球について日本各地で講演をしている大澤は、その知識を宇宙人から直接学んだと言う。
「われわれの銀河宇宙には1兆個の星があります」と大澤は詳しい説明をする、「それぞれに太陽系があって、われわれの太陽系のように、8〜10個の惑星を抱えています」
この1兆個の星のほとんどに生命体があります。その中に、高等な猿なみの知性をもつ生命体がある星が5億個あります。そのうちの8、000万の星が言語を持っていて、またその中で、6,800の星に宇宙旅行が可能なテクノロジーをもつ生命体があります。
「オリオン座の左上にあるアルファ星から来たベテルギュース人がたくさんの星を征服して宇宙連合をつくりました。かれらは進んだ宇宙テクノロジーを持っていましたが、スピリチュアルな進化は遅れていました。彼らの前に広く繁栄していたのがプレアデス星からの宇宙人です。かれらはおとなしく、知性に富み、地球にも来て40万 年前にアトランティス文明をつくりました。しかし、プレアデス人はアリニラム星からの強力な勢力に駆逐され、さらにアリニラム星人も約4万年前に、ベテルギュースにとって替わられます。宇宙戦争があったのです」
大澤の知識はこの世界からではない。
「ETと会話しているんです。宇宙に旅行してきました。神々とも話しています」
「寝ている間ですか?」
「いえ、まあ瞑想しているようなときです」
「座禅?とか、なにか特別なスピリチュアルな修行ですか?」
「いえ、そのような修行はしません。スピリチュアルな修行では悟りはえられません」
「自由に交信できるのですか?」
「いえ、最初はチャネリングをしました。いまではいつでも好きなときに交信できます。質問するとイエス・ノーで答えてくれます」
「どうしてあなたが選ばれたのですか?」
「34歳のときに悟りをえました。宇宙人はコンピュータのプラグラムされたハードディスクのような『魂』を地球人に、普通は子どもの頃に、埋め込みます。ですからわれわれ(魂を埋め込まれた)は半分宇宙人なのです。われわれ4人も埋め込まれています。」大澤は、未来地球研究所のほかの3人のメンバーを指して言う。
易学研究者であり易者でもあった大澤は、このような話しをいとも当然のように語り、その言葉には皮肉なニュアンスはまったくない。時にはユーモアも交え、あたかも彼自身が教えられたことを楽しみまた驚いているようだった。インタビューの最中に、彼は祈りはじめ、球体あるいは世界を描くように手で丸く描きながら静かに呪文を唱えた。
未来地球研究所のメンバーの鈴木幸子(インプラントされている仲間たちと同様に仮名を希望)は、現在四国の山中に暮らすヒーラー、サイキックである。彼女は両親の住む大阪の14階のアパートで初めて宇宙人と遭遇し宇宙旅行を経験した。
「私が最初に宇宙人の世界に行ったのは18歳のときでした。気づいたら円盤のなかにいたのです」
「眠っていて目を覚ましたら、真っ暗な空間に浮いていて、窓から外を見ている自分に気づきました。耳ではなく、頭に誰かの声が聞こえました。年取った男の感じでした。その声が星の死ぬところをみせてあげようと言ったのです。彼はまっすぐ見ていなさいと言いました。そこには青い星がボールの大きさに見えました。その真ん中に黒い点が見え、それが大きく膨れ上がっていきました。やがてその黒いものがすべてを覆い、まわりの青いリングだけが残りました。そるとそのリングが飛んで行って消えました」
「そこで私はきづいたのです。これは人間だなと。魂が星のからだから抜け出てくるんだ。星には寿命があって、そこに人間のように魂もあるんだと。それが死ぬ時は、魂がからだから離れ、暗黒に消えて行くんだということがわかったのです。それが私の最初の宇宙への旅でした」
未来地球研究所のメンバーの国常良光(仮名)もトランス状態から宇宙世界に旅した経験がある。しかし鈴木のようにUFOを目撃したことはない。
未来地球研究所の創始者である大澤の話は非現実的だと言われるかもしれないが、もっと現実的な経験を報告している日本人もいる。とくに1986年のJALパイロットの寺内謙寿機長の証言はUFOに興味をもつ人たちのあいだでよく引き合いにされる。
アラスカ上空を航空中、寺内と同僚の操縦士は前方に同じ方向に飛行する航空機の灯を発見した。JAL機とこの光の飛行物体とがネコとねずみのような追いかけごっこをすると、操縦室に灯がそそぎこみ寺内の顔を照らした。
その後、寺内は「巨大な宇宙船の影」を見て、「早く離れた方がいい」と思った。するとUFOが上昇していくのが見えた、いったい何のためにとそのとき不安を感じたそうだ。
ほかの遭遇例とは異なり、この飛行物体はレーダーにも写り、寺内機長と地上管制官との交信記録も残っている。
UFO支持者たちは、彼がその遭遇についてあまりにも広言するので地上に降ろされデスク任務にされたと言う。これはよくあることで、政府・・とくにアメリカ軍の極秘密局のエージェント・・は目撃者や証拠などを押さえつけている。
ウェーバーが代表のディスクロージャー・プロジェクト(公開プロジェクト)は元外科医のスティーブン・グリアによって始められ、40名が参加し、そのほとんどはアメリカ政府関係者の内部告発者である。かれらはUFOの直接的な証拠やUFO情報をコントロールしている秘密の政府計画を握っていると主張している。また、UFOのことを話すとその人は仕事ができなくなったり命が狙われたりすると言う。
「UFOとか未確認飛行物体」という言葉は問題です」とウェーバーは言う。「それは情報局の人間たちが真実を隠すために造り上げた用語だからです。わたしたちはそれらが確認物体であることを知っています。その言葉はごまかすためのものです」
ウェーバーによれば、もっとも最近、2008年2月12日にテキサス州ステフェンビルで起きたUFO事件を報道したアンジェラ・ジョイナーが目撃者の供述をなんとか発表しようとしたことで首になったという。UFOの真相を伝えることよりも、いまでは彼女にとっては家族を養うための仕事探しの方が緊急課題になっている。
同様な理由で、大澤とほかの未来地球研究所メンバーは、写真撮影は拒否した。安全上の問題と過去に黒い服の男たちの尾行やヘリコプター追跡の経験があるからだという。
かれらは、この記事のためにUFOに関する質問にあえて答えてくれたが、未来地球研究所の主たる関心は、地球外生命体社会では常識の、宇宙やエネルギーそして人間生命の意味についての新しい知識を地球で広めることである。ウェーバーのように、完全にクリーンで持続可能なエネルギーは可能であり、それを利用して人類は宇宙に旅立てることをメンバーは指摘した。
ハッピーエンドを期待するひとは大澤の話しは聞かない方がいいだろう。
「とくに2012年から2013年に人類はさまざまな災難を経験するでしょう。いまの腐敗した政府を変えることが人類には不可能なことを神々は知っています。それで、地震や疫病などの自然災害や社会変動を使って地球からすべての権力を除くしかないのです。経済も崩壊し、文明は危機を迎えるかも知れません」
「このような人類の危機に際して、4機の母船艦が援助に着陸することになっています。ひとつはカナダのカルガリー、ひとつはカリフォルニアのヨセミテ、ひとつは長野県、ひとつは東オーストラリアです。そしてさらに多くの円盤が世界各地に着陸するでしょう」
ウェーバーははるかに明るいシナリオを描いている。
「われわれは宇宙人が関わってくれているので絶滅の際にはいません。エクスポリティックスによれば人類はより進化する新しい時代を迎えようとしています。アルマゲドン破滅はありません」
月曜日, 4月 07, 2008
911のウソ
デヴィッド・グリフィン博士は911事件の公式説明の虚偽をもっとも論理的、科学的に論証している権威あるアメリカの学者といってもいいでしょう。昨年日本で出版された「9・11事件は謀略かー『21世紀の真珠湾攻撃』とブッシュ政権」は、グリフィン博士のベストセラー"The New Pearl Harbor"の日本語版ですが、私はその訳者のひとり、きくちゆみの翻訳を手伝ったおかげで、博士の論考をつぶさに学ぶ貴重な経験をさせてもらいました。また、昨年は博士のカリフォルニアの自宅を訪れて、本人の誠実な人柄に触れる機会も得ました。今年の11月1~3日にはグリフィン博士の日本での講演も決定しており楽しみです。そして、できれば国会でも講演してもらいたいと思っています。
ところで、911事件の謎にはいろいろとありますが、なかでも興味深いもののひとつは、ハイジャック機内から電話があったという話しです。最近出版された、 "9/11 Contradictions: An Open Letter to Congress and the Press"「911の矛盾:議会とマスコミへの公開質問状」(未邦訳)の中で、グリフィン博士はこの問題での明らかな矛盾をあらたに提示しています。
2001年9月11日当日、CNNは「テレビのコメンテーターで弁護士のバーバラ・オルソンが法務次官で夫のテッド・オルソンに彼女の飛行機がハイジャックされたと通告してきた」と報道しました。
そのときのテッド・オルソンの話しによれば、妻がアメリカン航空77便機から携帯電話を2回かけてきて、「乗客全員とパイロットを含む添乗員全員が武装したハイジャック犯たちに飛行機の後部に押し込められている。武器はナイフとカッターナイフだ」と語ったとされています。
テッド・オルソンの陳述は、かれがなにしろ法務次官という要職にあること、そして犠牲者の妻のバーバラ・オルソンがCNNの有名なコメンテーターだったことで、ブッシュ政権の対テロ戦争を押し進めるうえで国民の支持を得るために非常に重要な位置をしめていました。
このテッド・オルソンはその数日後ラリー・キング・ライブショーで、「いやあれは妻から法務省へのコレクトコールだったから機内電話からの電話だった」と供述を変えています。(これは当時のジェット飛行機からは携帯電話が通じないということに気づいたからだと推測されます。)
さて、アメリカン航空77便はボーイング757型機ですが、じつはこの飛行機には機内電話が設置されていなかったことがアメリカン航空社が確認しているのです。
となると、テッド・オルソンの勘違いで、やはり妻の電話は携帯電話からということになります。
ところが、この携帯電話説もFBIの報告ではあり得ないことになるのです。
2006年、20番目の911テロリスト犯として逮捕されたザカリアス・ムサウイの裁判で、FBIは4機のハイジャック機からのすべての電話通話の報告書を提出しました。その中で、アメリカン航空77便のバーバラ・オルソンに関してはただ1回の通話だけ存在し、しかもそれは「不通」であったことを明らかにしました。ですから、FBIによればテッド・オルソンは携帯電話からも機内電話からも1回も通話を受けていないことになるのです。
しかし、9月11日にFBIはテッド・オルソンに面接し、FBI係官がテッド・オルソンが77便の妻から2回電話を受けたと報告しています。つまり、FBI自身がテッド・オルソンの供述を否定しているわけです。
考えてみるとこれはとんでもない話ではありませんか?だって、FBIというのは司法省の1部分です。そのFBIが、司法省の元法務次官(法務長官の次)が言っていることを嘘だと報告しているのですから。
このことだけですでにアメリカでは司法が機能していないことが分かります。もっとも日本はさらにひどいという人もいますが。
さて、もしテッド・オルソンの電話説がウソということになると、とても大きな問題に発展します。77便はワシントンから離陸して、途中で旋回してワシントンに戻りペンタゴンに激突したことになっているのですが、その根拠がワシントンに向かう機内のテッド・オルソンの妻からの電話だったからです。そうなると77便はワシントンには戻らなかった可能性がでてきます。つまり、ペンタゴンに激突したのはなにか他の飛行物体ということになるのです。
そして、バーバラ・オルソンからの通話がウソということは、911の公式説明もウソということになりますね。
はたしていつまでこんなウソがまかり通る世界がつづくのでしょう?
ところで、911事件の謎にはいろいろとありますが、なかでも興味深いもののひとつは、ハイジャック機内から電話があったという話しです。最近出版された、 "9/11 Contradictions: An Open Letter to Congress and the Press"「911の矛盾:議会とマスコミへの公開質問状」(未邦訳)の中で、グリフィン博士はこの問題での明らかな矛盾をあらたに提示しています。
2001年9月11日当日、CNNは「テレビのコメンテーターで弁護士のバーバラ・オルソンが法務次官で夫のテッド・オルソンに彼女の飛行機がハイジャックされたと通告してきた」と報道しました。
そのときのテッド・オルソンの話しによれば、妻がアメリカン航空77便機から携帯電話を2回かけてきて、「乗客全員とパイロットを含む添乗員全員が武装したハイジャック犯たちに飛行機の後部に押し込められている。武器はナイフとカッターナイフだ」と語ったとされています。
テッド・オルソンの陳述は、かれがなにしろ法務次官という要職にあること、そして犠牲者の妻のバーバラ・オルソンがCNNの有名なコメンテーターだったことで、ブッシュ政権の対テロ戦争を押し進めるうえで国民の支持を得るために非常に重要な位置をしめていました。
このテッド・オルソンはその数日後ラリー・キング・ライブショーで、「いやあれは妻から法務省へのコレクトコールだったから機内電話からの電話だった」と供述を変えています。(これは当時のジェット飛行機からは携帯電話が通じないということに気づいたからだと推測されます。)
さて、アメリカン航空77便はボーイング757型機ですが、じつはこの飛行機には機内電話が設置されていなかったことがアメリカン航空社が確認しているのです。
となると、テッド・オルソンの勘違いで、やはり妻の電話は携帯電話からということになります。
ところが、この携帯電話説もFBIの報告ではあり得ないことになるのです。
2006年、20番目の911テロリスト犯として逮捕されたザカリアス・ムサウイの裁判で、FBIは4機のハイジャック機からのすべての電話通話の報告書を提出しました。その中で、アメリカン航空77便のバーバラ・オルソンに関してはただ1回の通話だけ存在し、しかもそれは「不通」であったことを明らかにしました。ですから、FBIによればテッド・オルソンは携帯電話からも機内電話からも1回も通話を受けていないことになるのです。
しかし、9月11日にFBIはテッド・オルソンに面接し、FBI係官がテッド・オルソンが77便の妻から2回電話を受けたと報告しています。つまり、FBI自身がテッド・オルソンの供述を否定しているわけです。
考えてみるとこれはとんでもない話ではありませんか?だって、FBIというのは司法省の1部分です。そのFBIが、司法省の元法務次官(法務長官の次)が言っていることを嘘だと報告しているのですから。
このことだけですでにアメリカでは司法が機能していないことが分かります。もっとも日本はさらにひどいという人もいますが。
さて、もしテッド・オルソンの電話説がウソということになると、とても大きな問題に発展します。77便はワシントンから離陸して、途中で旋回してワシントンに戻りペンタゴンに激突したことになっているのですが、その根拠がワシントンに向かう機内のテッド・オルソンの妻からの電話だったからです。そうなると77便はワシントンには戻らなかった可能性がでてきます。つまり、ペンタゴンに激突したのはなにか他の飛行物体ということになるのです。
そして、バーバラ・オルソンからの通話がウソということは、911の公式説明もウソということになりますね。
はたしていつまでこんなウソがまかり通る世界がつづくのでしょう?