水曜日, 7月 07, 2010

ウィンドウファーム

私たちのリモ農園を訪れる都会の方からよく聞くことは、「土がまったくないから自給自足なんて夢のまた夢です」という感想です。たしかに、マンションの狭 いベランダでのプランター菜園では大した収穫は望めませんね。

そこで発見したのがこのウィンドウファーム。つまり窓菜園です。さっそくそ のサイトを覗いてみました。

驚いたことにもう世界中で1万3千人のメンバーがウィンドウファームプロジェクトに参加しているんです。それによると、だれでも25種類の新鮮な野菜が栽 培できるそうですよ。レタス、ハーブ、エンドウ豆、ミニトマト、ピーマン、ケール、キューリ、食べられる花など。なるほど、これだけでも1週間分の家庭の サラダには充分ですね。

ブリータさんのグループは”環境に優しい”アプローチをつねに模索しているところが素晴らしいです。ウィンドウファームプロジェクトはDIYキットを販売 していますが、エ コロジカル・フットプリント(EF)の観点から、なるべく地元で手に入る、地元で生産された材料を使ってウィンドウファームをつくることをすすめ ています。グローバル経済ではなく、地域での経済的自立が環境問題の解決になるということですね。

とにかく、ブリータさんのウィンドウファームを見学しましょう。


「私はブリータ・ライリーです。ニューヨークのブルックリンに住んでいます。
ここはセメントや人々であふれて、雪もいっぱいあるけれど、畑はそうはありません。
私が食べたいのはこんな食事。新鮮な食べ物、野菜中心のね。
このお店で食べ物をいつも買っているのよ。
でも、いったいこれらの食べ物がどこから来るのかまったく知らないわ。
でも、どこから来るのか知っているものもあるのよ。
本当はね、私のアパートの窓から来るの。
これが私の「ウィンドウファーム」。
垂直型の水耕栽培菜園よ。ペットボトルと接続チューブと空気ポンプ、そして水耕栽培用栄養剤でできている。
ほとんどの部品はアパートのリサイクルボックスからです。
そして、近くの金物屋さん。
私の食べる物がどこから来るのか知っているだけではないのよ。私が食べる野菜にどんな栄養分を与えているのかも知っているのです。
それに、野菜の種からも育てているんです。
ウィンドウファームの仕組みは、小さな空気ポンプでチューブの下に小さな水泡を作り、それが栄養分たっぷりの水に混ざるようになっています。
この泡によって水がチューブを通して一番上まで運ばれ、そこから噴き出します。
そして水はペットボトルを順々に降りて来ます。
ウィンドウファーマーはもう私だけではありません。
実際、私がウィンドウファーム・プロジェクトをニューヨークの友達たちと立ち上げてから6ヶ月の間に、世界中の都市で人々がウィンドウファームを始めて自 分たちの食べる野菜を栽培しているのです。
その人たちはインターネットでウィンドウファームの作り方をダウンロードしているのです。www.windowfarms.org で無料で手に入ります。
ウィンドウファームを作ったあとは、たくさんの人とオンラインで協力し合うことができます。
みんなでウィンドウファームの問題点を追求し、解決策を探り、様々な技術をテストしながら、どうやったらいろいろな種類の植物のもっとも良い栽培法を見つ けることができるか研究しているのです。
NASAは宇宙ステーションでどうやったら理想的な野菜を育てられるかという実験をしていますが、私たちは、都会の窓というあまりできそうではない条件で の栽培を研究しているのです。
これは、普通の人たちが一緒になって環境問題を解決するためにちょっとしたアイデアを提供し合う取り組みだと私は思っています。
つまり、自分たちでやる研究開発、R&D-I-Yです。
ウィンドウファーマーたちのアイデアによって、デザインは常に改良されています。
これが私の最初のシステムです。
とてもガラクタっぽいです。
でもけっこううまくいっているんですよ。
インディアン・ヒューはペットボトルどうしをネジで繋げたり、新しいポンプを試して、安定性と性能を改善しています。 
ジャクソンは、もっと効率の良い空気ポンプシステムを考案しました。
イリアムは騒音問題を、消音ピストルのアイデアを用いて、ビタミン剤ビンで解決しました。
ニコーはそれにLED照明を加えました。
そして、イタリア、フィンランド、香港、スペインのチームは、ローカルで手に入る材料と自分たちのデザインと国語に置き換えています。
それぞれの改良がすすんで、新しい人が気楽にウィンドウファーム制作チームに参加できるようになりました。
今では、世界中のコンピュータマニアからグルメ、先生、園芸家といったマルチタレントチームができていて、みんなでオンラインで協力し合っています。
そうやって、私たちがいま直面している最大の環境問題のひとつを解決しているのです。
都会の人たちに新鮮な地元の野菜を供給する方法です。」
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以前、友人がイスラエルの技術を導入して、大規模の水耕栽培システム・実験施設を埼玉県につくりました。そこでできた野菜を送ってくれましたが、その美味 しさに感心したものです。

ウィンドウファームプロジェクト・ジャパンが立ち上げられて広まるといいですね。

1 件のコメント:

  1. 呆れた白人達7/10/2010 2:39 午後

    あの裁判の涙は…元船長一転「反捕鯨やめない」


    反捕鯨団体「シー・シェパード」による調査捕鯨船妨害事件で東京地裁に執行猶予付き有罪判決を受け強制送還されたピーター・ベスーン元船長(45)が10日、ニュージーランド・オークランド空港に到着した。

     裁判では、南極海での反捕鯨活動にもう参加しないと涙ながらに述べていた元船長だが、空港で報道陣に囲まれると一転、「活動は決してやめない」と語った。

     シー・シェパードは6月に元船長を除名しているが、ポール・ワトソン代表は本紙に、「除名も、元船長がもう反捕鯨活動をしないと語ったのも、法廷戦術に過ぎない」と述べ、元船長が団体の活動に戻る可能性を示唆している。

    http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100710-OYT1T00474.htm?from=navlp

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    つまり嘘も平気でつくと。こいつらのこの神経が全く理解できないね。嘘はつくは、豚、牛は殺していいけど鯨は霊性が高いから駄目だ、とか、意味不明な霊的階級をのたまわってる白人とそれに同調する白人好きの日本人。

    玄さん、純粋に怒りを感じませんか?

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