水曜日, 9月 19, 2012

息・食・動・想・環


今月のハーモニクスヒーリング・ハワイ・リトリートは、参加者たちの熱心なエネルギーのうちに無事に終了しました。


ハワイは果物の宝庫!

参加者のひとりのYOKOさんから感想文をいただいたので、ご本人の承諾を得てここに紹介します。

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あっという間でしたが、たくさんの学びのあった5日間でした。
本当にたくさんの学びがあったのですが、
私にとって一番染み入ったのは、やはり「快法則」です。
もう迷いなく、今後の人生は「快」を選択していこうと思いました。
もちろん、真の快です。
そして、私にとって一番の気づきは、「環」です。
今まで私は環境については本当に無関心でした。特に物理的環境です。
私は5年前、新築の家に引っ越した半年後くらいから体調不良になりました。
異常に疲れる日々が続き、手のこわばりが始まり
バブルがはじけて経済的なストレスからパニック障害を起こし、
そして去年の初めにガンが見つかった訳なのですが、
引越しがきっかけであったのは明確でした。
私はアバターコースを9年前に受講し、それ以来「想」に関しては
アバターのツールを使っていろいろと探求しているのですが、
病気になった原因についても扱って、想の部分ではかなりクリアーになっていましたし
まだ腑に落ちない別の側面があるような感じがずっと残っていました。
それが、ヒロ君のアトピーの原因を話しているときに、4歳のとき新築の家に引っ越して、それがきっかけでアトピーになったという発見を聞いているとき、私もそうなんだと直感的に解かりました。
新築の家、除草剤たっぷりの土地(庭)、まだ空き地だった周りの土地に毎月のように撒きにくる除草剤。
これで一気に免疫が落ちたのです。
そして、バブルがはじけて経済的困難に陥り、
精神的ストレスから心のバランスはくずれ、
独立開業したオフィスは冷房がガンガンに入っていて(しかも、私達にはコントロール不能)いつも凍えていて、
食事といえばドーナツが主食の毎日・・・
もちろん運動もしてませんし、食事の大切さも全然わかっていませんでした。
これでは病気になって当然ですよね。
この病気のメッセージは何なんだろうとずっと考えていて、
想念や食事や運動のことはわかっていましたが、
環境のことはわかっていませんでした。
なので、それが解かった瞬間、なぞが全部解けました。
なぞが解けたので、最終日のチェックのときに、ガンはなくなったのだと思います。
アバターコースの開発者のハリー・パルマーは、
「この世の苦しみは、無知と不寛容さが原因」と言っていますが、
何かを知らないことは、本当に苦しみをもたらしますね。
環境問題の改善をライフワークにされているゆみさんのクラスに惹かれたのには
そうことだったのか~という感じです。
なので、なぞが全部解けて、すっきりしました!
毎日温熱と操体をしていますし、身体のケアは今後も手を抜かず、大切にしていきます。
そして私が受けた恩恵と知恵を、まわりの人にもシェアしてきたいと思います。
また綜統医学で東洋医学の基本を学べてよかったです。すごく腑に落ちました。
あとローフードは素晴らしかったです!!今、ゆみさんのローフードの本を読んでいます。おもしろいですね!
これも、私のまわりの人に広げていきたいです。

マハロ
Yoko

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Yokoさん、ありがとうございます。



ハーモニクスヒーリングの基本的な考えは、調和とバランスです。あらゆる生命はデタラメに生きていません。そこには、「生命の調和(快)法則」があります。私たちは、からだと精神が調和やバランスがとれているとき、気持よい、快いと感じますね。私たちは、生命現象を、「気持よい方向に絶えず前進するバランス運動」だと定義しています。

また、人間が生きて行くのに、どうしてもなくてはならない5つの基本的なファクターがあります。息(呼吸)、食、動(運動)、想(思考)そして環(環境)です。この息・食・動・想・環に生命の調和法則が流れています。

つまり、この5つのファクターが調和法則に違反すると、さまざまな病気の原因になると言えます。

ローフードのおそば。原料はズキニです。
Yokoさんは新築の家に引っ越してから体調が崩れてしまったそうです。これは「環境」のファクターがからだに不快な原因になった例です。新築の一般住宅にはたくさんの合成材が使用されています。それには様々な有毒化学物質が含まれていることは一般によく知られています。もちろん、法律では安全基準が定められていますが、そもそもからだに安全な基準などというものは存在しません。そうしないと産業が成り立たないという理由からです。

このような環境(問題)に対処するためにもっとも重要な点は、もちろん環境を変えるという選択があればベストですが、そのような化学物質のよる影響をできるだけ抑えるために免疫力を高めることです。

私たちのヒーリングリトリートは、まさにこの免疫力を高めるためのさまざまな方法を学ぶ一週間と言ってもいいでしょう。

息・食・動・想・環のうち「環」が変えられないのであれば、あとの4つのファクターを変えなければなりません。

有毒化学物質という環境が原因になって、からだにさまざまな不調を来たした例は、もちろん枚挙にいとまがありません。最初に、そしてもっとも顕著に現れるのが皮膚の異常です。からだは入って来た有毒物質をまず皮膚から排出しようとするからです。すると大概は皮膚の病気だと思って皮膚科に行くことになり、皮膚科医は化学物質が原因だとは思いも寄りませんから、抗ヒスタミン剤やステロイドなどの強力な薬剤で皮膚の炎症を抑えようとします。それらも結局は副作用を伴う薬剤ですから、やっかいな悪循環になるだけです。アトピーは、この皮膚疾患の原因と結果を取り違えて対処しているために、この悪循環に陥っている顕著な例です。

Yokoさんの場合は、知らず知らずにガンにまでなってしまったのですが、そこまで行かないまでも、からだは危険信号をいろいろな症状として発信していたはずです。息・食・動・想・環のうち、自分がもっとも無理なくできる部分で気持ちの良い方向を探って行くことが、バランスを取り戻す鍵です。

さて、前述の“原因と結果の取り違え”についてもう少し話しましょう。なぜなら、それによって対応がまったく異なるからです。

アトピー性皮膚炎を例にとると、皮膚のさまざまな異常は症状です。
では、その原因はどこにあるのでしょう?

現代医学では、皮膚病として皮膚そのものに原因があると考え、その根源を絶とうとします。言い換えれば、症状そのものが原因だとみなすと言えるでしょう。

一般論として、現代西洋医学の病気の概念は、症状=病気の原因と考える見方であると言えます。ガンの場合、ガンというからだに発症した症状が原因と考えるので、それを除去することがガンの治療法の根本的発想になっています。ガン組織細胞摘出や放射線、化学療法などはその考えにしたがったガン治療法です。

ハーモニクスヒーリングの見方は根本的に異なります。アトピーの皮膚異常は、症状であり、その原因は内臓にあると考えます。

これは、アメリカ国際アカデミー名誉会員であった故多田政一博士が昭和の初期に提唱した東洋医学と西洋医学との統合である「綜統医学」に基づいています。博士は西洋医学が症状を抑えるだけの「対称療法」であることを指摘し、病気をからだ全体として捉える東洋医学に根ざす新しい医学を提唱しました。

皮膚は4層の皮膚組織から成っていますが、その下に皮下脂肪があります。皮膚をみずみずしく、健康に保っているのがこの皮下脂肪分です。この大切な栄養分である皮下脂肪をからだの隅々に運んでいるのがリンパと呼ばれる循環器系です。

そしてここが重要なポイントです。そのリンパ系をコントロールしているのが、脾臓という内臓のひとつなのです。

つまり、皮膚のあらゆる異常(症状)の原因は、脾臓という内臓の問題に帰着するのです。

したがって、どのような皮膚の直接な治療を施しても、それは単なる症状を抑えるだけであり、根本的治療にはなりません。ましてや、前述の抗ヒスタミン薬やステロイド剤などの抗炎症、抗アレルギー薬は、真の原因である内臓(脾臓)に影響を与えますから、それが悪循環になる最大要因になるのです。

私たちのアトピー性皮膚炎に対する治療法は、まずこの脾臓を始めとする内臓の手当てからはじまります。その主なものは、温熱療法と食事療法です。アイロンを使って気持ちの良い温度で各内臓の調整をします。脾臓は温冷ショック療法が必要です。
新鮮な野菜は解毒する薬です。

食事はそれぞれ個人のからだが必要とするものに合わせたメニューを用意します。でも、もっとも肝腎なことは、これ以上からだに毒性化学物質をいれないことです。

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