どうやら今日のアメリカ中間選挙で野党の民主党が過半数を制したようです。直前まで、また投票機械の不正で共和党が何かやるんではないかと不安もありましたが、ひとまず一安心。さっそく、今さっき、マイケル・ムーアから感激の手紙が届きました。(以下抄訳です)
2006年11月8日
みなさん
やりましたね。私たちがやったんですよ。不可能が可能になった!アメリカ国民の大半が、ブッシュ与党を議会から見事に追い出したんです。そしてたぶん今日のうちに、上院でも同じ奇跡が起こるでしょう。
どちらにせよ、アメリカ国民がふたつのことをきっぱりと主張したんです:この戦争を止めること、そしてブッシュさんに我れらが愛するこの国をこれ以上破壊させないという。
この選挙はつまりそういうことだったんです。それだけですよ。本当に。そのメッセージはもうワシントンを揺るがしてます、そして混乱する世界に希望を与えてます。
さてこれからが本番なんです。しっかりこの民主党が正しい方向にいくように私たちの手綱を緩めないようにしないといけません。そうしないといつもとんでもない方に行ってしまうんです。ブッシュが戦争を始める手伝いをしたくらいなんですから。いまその過ちを正す時期です。
まあでも、今日ばかりは勝利を喜んでお祝いしましょう。他国に先制攻撃などもってのほかと考える人間たちにはなかなかない勝利ですよ。
みなさん、よくやりましたね。ほんとうにがんばった。今日、みなさんがアメリカの主流であることを確認できて本当に誇りに思います。今週は票集めによくぞ努力してくれました。
みなさんの中には、2003年2月の戦争開始直前にやった反戦大デモ行進以来ずっと頑張って来た人たちがいます。あのときは国の10〜20%しか私たちを支持する人がいなかった。あのときは孤独でつらかったね。暴言を吐かられた仲間もいた。
それが今や国の60%がわれわれと同じ立場だ。つまりみんな仲間だ。じつに愉快で、なにかおかしいけれど、希望が持てる感じだ。
この国の歴史上はじめて女性の下院議長が誕生するようだ。堕胎を禁止しようという保守のサウスダコタが負けた。
最低賃金引き上げ法案が通過したね。スキャンダルで失脚したトム・ディレイとマーク・フォーレイの後に民主党が入った。デトロイトのジョン・コンヤーズが議会司法委員会議長に選ばれるだろう。民主党のミシガン州知事がアムウェイ会長を破った。僕が住むミシガンの小さな町ではじめて民主党が入ったよ。
もっともっとあるよ。今日一日いいニュースがつづくだろう。うれしいねえ。これからは議会が国民の声を聞くようにさせなければね。
今日ついでになにかひとつやるんだったら、あなたのところの議員にメールか手紙を送って、この選挙の意味をはっきり伝えて欲しい:戦争を止める、そしてジョージ・ブッシュにこれ以上思いつきのことをやらせないようにすること。
おめでとう、ともう一度!さて、民主党を選んだからにはそれなりの仕事をやってもらわないとね。
勝利を祝して!
マイケル・ムーア
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