土曜日, 5月 23, 2009

戦争の原因

「戦争案内」のJPG

今の日本には、過去の体験から学ぼうという意識が乏しいことがとても気になります。それどころか、過去を歪曲して、それを根拠に現在と将来の強圧的で侵略的な国家計画を正当化しようという風潮があるのは本当に情けない話です。せっかく200万以上の犠牲者を出して学んだはずなのに、いったいその気持ちはどこにいってしまったのでしょう。昨今の自衛隊のある幹部による近代の日本の侵略戦争を容認するかのような論文が政治問題になりましたが、本来なら問題にすらならないことが問題になるというのも、私たち国民が本当の歴史を知らされていないからだと思います。

かくいう私も戦争の原因を単なる政治と経済そしてナショナリズムという従来の視点で捉えていました。つまり、戦争の張本人は政治家と軍人によるファシズム体制にあるのだという、私たちが教科書で習った通りのことを信じていたのです。

それに目から鱗の歴史的視点を与えてくれた映画監督がいます。

昨年1月、亡くなられた高岩仁監督です。

平和運動に関わっている人たちでさえその存在を知る人は多くはいませんが、彼は日本がどのように戦争に進んで行ったかという教科書には書かれていない歴史をカメラを通して撮り続け、「教えられなかった戦争」という作品を残しました。これから書くことは高岩監督が書き残してくれた「戦争案内」という小冊子からの抜粋をもとにしたものです。


日本が海外に本格的に侵出し始めるのは明治維新以降ですが、そのきっかけを造った中心人物が伊藤博文です。彼はヨーロッパ視察旅行から帰って来てから、全国を遊説し、日本の経済発展のためには、戦争をして中国、朝鮮、東南アジアを植民地にし、資源と労働力と独占的な市場を獲得しなければならないと説きました。

伊藤博文の存在は、彼が元々貿易業を営んでいた商人であったという事実から、政治と経済との癒着の道を開き、日本の資本主義社会の土台を築いたという点で見逃せません。日本の財閥の始まりである三井(物産)グループを育て、冨国強兵路線に日本を導いたのです。

そしてその方針通り、日本は明治維新後着々と軍備を増強して1894年の日清戦争以来、1904年日露戦争、1914年世界第一次世界大戦と10年おきに戦争をしています。そしてその戦争の度に台湾、朝鮮、満州と次々に植民地を獲得し、それをバネに経済成長していきます。

その事実から、明治以降の日本の海外政策が、基本的に財閥の意図のもとに動いていることが分かって来ます。それどころか、実際には資本家たちが軍と屈託して背後で暗躍していたのです。

当時の最大財閥である三井物産の企業活動と軍部との関係を示すよい例があります。日露戦争後、日本が”満州”を獲得して、三井物産が大きく業績を発展させた一つの部門は大豆でした。”満州”は、世界的な大豆の産地だったのです。それを三井物産がほとんど独占的に買い占め、その油からマーガリンを造ってヨーロッパ諸国に輸出し、油かすは国内で肥料として売ることで大いに儲かっていました。

ところで、余談ですが、大豆は「古事記」にも記載されているほど日本古来のものですが、ヨーロッパに伝わったのは最近のことで、しかも日本にいたオランダの植物学者ケンペルが元禄時代の18世紀にヨーロッパに紹介したのが最初とされています。でも、ヨーロッパでは大豆栽培をドイツを中心になんど試みてもことごとく失敗しました。それは、大豆栽培に不可欠な根粒菌がヨーロッパの土には存在しなかったからだそうです。日本や中国(満州)そしてアメリカの土壌にはこの根粒菌が存在するために生産可能だったのです。ご存知の通り、アメリカは今や世界最大の大豆生産国になっています。(GM遺伝子組み換え大豆が深刻な問題ですが・・・)

さて、1920年代になると三井の大豆の取扱高が伸び悩むようになりました。それは、”満州”の軍閥張作霖が大豆の買い付けに手を出し始めたからです。そのうえ張作霖は、日本が植民地支配の動脈のように利用していた満州鉄道に平行した独自の鉄道を計画して着工し始めていたのです。

その鉄道工事が始まったその直後の1928年、張作霖は関東軍によって列車ごと爆殺されてしまいました。翌年の1929年の三井物産の大豆の取扱高は倍近くに跳ね上がっています。

戦争案内のJPG
「戦争案内」より

この張作霖暗殺事件は日本の歴史書や教科書には、ただ単に関東軍の仕業であるとだけ書かれていて、三井のことはまったく触れられていません。その後、日本は侵略を進め、1931年には満州事変を起こし、次いで中国本土へと戦線を拡大し、1932年には満州国を建国します。

このときすでに満州で活動していた日本企業の団体が、「満州事変に対する声明」として、「今次満州に於いて帝国の執りたる手段は同地方に於ける帝国の権益並びに在留邦人の生命財産に対する不法の侵害を防衛する為やむを得ざる当然の措置なりと信ず」と発表しています。

侵略してそこで軍事力を背景に企業活動を続ければ、そこの住民たちが抵抗運動をやるのは正当であり当たり前のことです。それを”在留邦人の生命財産に対する不法な侵害”として軍事力を行使するのは、何時の時代でも、どこの国でも資本主義経済発展をするときの常套手段のようです。

日本では当時の満州開拓団の苦労話だけが伝えられていますが、満州建国と同時にそれまで住んでいた土地を強制的に追われ極寒の原野に放り出されて、しかも大豆の栽培を強制された満族の人々の苦労のことは誰も知りません。三井物産の大豆の商売のためにどれだけの人が命を落とし、生活を奪われ、苦労をさせられたのか、日本の歴史には全く登場しません。
 
その後、第一次世界大戦で急成長した日本の経済は新たな”戦争”を必要としていましたが、1920年代のロシア革命の世界的な影響を受けて台頭した”大正デモクラシー”によって戦争が起せない時代がしばらく続きました。

しかし、治安維持法の悪用によって共産主義者や社会主義者たちが逮捕され、さらには反政府的活動をしたあらゆる活動家が投獄され、処刑されるようになってきました。そして1930年代になると次々と軍部クーデターが起きて完全に日本の民主化運動が抑え込まれたのです。

この一連のクーデターは、右翼と一部の軍部が起こしたと一般では思われていますが、じつはその背後で企業(資本家)が莫大な資金を提供していたのです。

以下は、金額と提供者が判明しているものですが、当時の1万円は今の1億円以上になるでしょう。

三月事件 50万円  徳川義親(徳川家19代目の当主、資産家)
10月事件 63万円  藤田 勇(戦争ブローカー)
5・15事件  9万円  神武会(徳川義親、石原廣一郎、大川周明らがつくった秘密結社)
2・26事件  35万円  石原廣一郎(石原産業社長)

これ以外に、三井、三菱、日産などの財閥もクーデター首謀者たちに金を出していたことが明らかになっています。

戦争案内のJPG
「戦争案内」より

何故資本家たちがこのような大金をクーデターにつぎ込んでまで戦争を起こそうとしたのでしょうか?

日本が経済的な侵出をねらっていたこの頃のアジアは、ほとんど完全に欧米諸国によってすでに植民地化され支配されていました。1937年度の東南アジアにおける日本企業の経済的権益は、わずか1.7%しかありませんでした。日本を世界の大工業国として発展させるためには、アジアを日本の植民地にして、そこから安い原材料と労働力を提供させなければならないという資本家たちのねらいがありました。そのためには、アジアから欧米諸国をたたき出すしかありません。

戦争案内のJPG
「戦争案内」より

しかし、当時日本は、まだいわゆる「大正デモクラシー」といわれる民主化運動によって、反戦・平和をもとめる民衆の意識が高まっていましたし、議会にはまがりなりにも政党政治が定着していて、そう簡単に企業家が思うように戦争を始めることができる状況ではありませんでした。そこで、かれらはクーデターによってこの目的を達成するために、青年将校や右翼の思想家に巨額の資金提供をしたのです。

このクーデターやクーデター未遂事件をきっかけに、計画通り政党政治はつぶされ、軍事政権・軍国主義体制が日本に確立され、1941年12月8日のアジア太平洋戦争へと突き進んで行くのです。

このように、戦争をだれが必要として起させたのか理解できます。たとえクーデター資金に今のお金に換算して50億円や100億円を出したとしても、戦争で植民地を獲得すれば直ちに何倍にもなるのですから。

これこそが戦争の本質であり、根本原因と言えます。

         _________________

高岩監督は、さらに、戦後もこの財閥資本社会構造が温存され、形を変えた日本のアジア侵略が行われて来た事実を指摘しています。このことについては、また日を改めて別の機会に紹介しましょう。「戦争案内」のDVDは、映像文化協会(Tel045-981-0834, mail:eizobunka@r5.dion.ne.jp)にて購入できます。


この高岩監督の「教えられなかった戦争」を観て、多くの人にこの事実を広めたいという私たちの動機が、第1回東京平和映画祭(2004年)の開催につながりました。

今年は第6回目の東京平和映画祭が、例年通り、国立オリンピック記念青少年総合センターで6月12日から3日間開かれます。素晴らしい作品が揃いました。ぜひ、足を運んでください。

15 件のコメント:

  1. 伊藤博文は長州藩の出身です。養子に入っているので元々は武士ではなかったかもしれません。彼は半年間英国に他の一名と共に明治維新前に行っています。
    彼こそ孝明天皇の暗殺にかかわり、明治時代を作り上げた人物です。田布施町の出身です。岸信介、佐藤栄作兄弟、その他山口県の多くの首相を生み出したところです。橋本龍太郎氏もそうです。
    明治天皇が伊藤博文亡き後自分は南朝の天皇であると言われた話は有名です。

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  2. 【近代朝鮮のもう一人の父】伊藤博文
    http://konrot.at.infoseek.co.jp/rekisi47.htm

    【NHKスペシャル・シリーズJAPAN】
    http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-716.html

     平和運動もやっぱりフィクサーのいる政治運動、という戦場ジャパンであります。シリーズJAPANを見て、生まれて初めて「NHKに受信料なんで払わなきゃいけないんだろう?」と思いました。

     今のところ、真っ当な平和運動はオカルト分野の中にあるくらいだと思っています。はずかしながら、そんな現実だと思います。愛だの光だのを進める政治的意図(という見方をするのなら)は神界にはあるのでしょうけど、地上の平和運動はやはり虚偽と詭弁と編集を用いる政治の一手段であって、そのまままっすぐ行くと真実の情報に転ばされる可能性は高いと思われます。しかし森田さんの主流である、神界からの運動は決して転ばないと思われます。いろいろ観察した結果ですが、相当ビッグな人達がこの平和運動(?)に参加しているようです。現在地上ではない日本の動きが加速して速報の量も激しくなっており、時がすぐそこまで本当に迫っているようです。

     多次元世界の用語を知っており、高い通訳・翻訳能力を持つ森田さんが(ごますりではなく客観的事実としてそう思います)、今までとは逆に英語圏に発信する側になっても良いような感じもする状況です。

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  3. 匿名さん

    コメントありがとうございます。私たちがなぜ日本人として生まれ、この国にいるのか・・それには深い意味があるのだろうと思っています。決して偶然ではないはずです。そして地球人類の中の一民族として、偏狭なナショナリズムを排して、日本民族の世界に貢献できる意味を日々考えています。
    それは、私たちが個々の人間として生きる意味(使命)そして一民族としての意味を追求することではないでしょうか。
    たぶん、もう相当数の日本人がレベルこそ違え、その気づきを得て行動していると感じています。たしかに、日々のマスコミ報道、テレビは相変わらずの繰り返しですが、見えない所で確実に変革のエネルギーが胎動しているのを私は感じています。

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  4. 森田玄さん、いつもありがとうございます。
    毎回マシュー君のメッセージを楽しみに拝読しています。

    私はここ何年かスピリチュアルと現代史を並行して勉強している者(女性)です。
    ・・と申しますのも異次元や神々の事を頭から否定する周りの人にGHQ世代が多いとある時期気づいたからです。占領終了後も戦前の日本の功績は全く教えずに全否定され、魂を抜かれた状態では日本人がスピリチュアルに目覚めるのは難しい事のように思えました。

    4月に放送された反日番組とも言える「NHKスペシャルジャパンデビュー」には多くの日本人そして日本統治時代を評価する台湾人の方々から抗議の声が寄せられています。

    私も一日本人として同じ思いでしたが、今回
    の玄さんの記事を読んで別の一面を知りました。(難しくてよく分からない所もありますが、この一面をとらえて日本=侵略国と決めつけられるのはちょっと残念に思いました。)
    弱肉強食のあの時代に日本が独立を保つためにはどうすればよかったのでしょう?もしかしたらあんなにムキになって必死で戦わなくても、日本が攻撃されたら天の介入(神風)があったのでしょうか??

    マシュー君によると今はあらゆるテロや戦争計画に対して天が介入して下さっているそうですね。(感謝!)でも一般人はまだその事を知りません。だから憲法改訂を叫ぶ人も結構いますね。
    一日も早く日本人が目覚めて地球の平和に貢献出来る事を願っています。
    長くなってすみません。疑問点をお尋ねしたまでであって決して反論ではないので、またご指導頂けると嬉しいです。

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  5.  多次元世界の上の方では、地上にフリーエネルギーシステムをもたらしたいようですが、日本から始めるような様子です。

     無限のエネルギー源を使う技術ですので、やはり憲法9条が効いているのではないでしょうか。憲法9条はある人にとっては自滅行為として煙たがれ、ある人にとっては平和の象徴、ある人にとっては米軍と自衛隊さえ居なければ簡単に一国を支配できる便利な道具ですが、多次元世界、宇宙文明なる不可思議な場所では、本当に重要な憲法らしいです。

     宇宙文明は現時点では核保有国との交渉は一切しない、という態度らしいので、フリーエネルギーを考えると憲法9条は守るべき、という結論になりますが、その都合さえ無ければ改憲した方がいいとは思っております。

     ただ、宇宙文明と憲法9条がつながっている事を信じているところが、我ながらちょっと・・・いや、そうらしいんですけど・・・。オバマ大統領の世界非核化もそちらにつながっているとは思います。

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  6. "弱肉強食のあの時代に日本が独立を保つためにはどうすればよかったのでしょう?"

    匿名さん、
    これは北朝鮮に対して強圧的態度で臨むべきだという意見と同じですね。そして、あらゆる戦争と軍備の口実です・・自衛のため。そしてそのために、計り知れない数の人間がアジアで犠牲になったのです。日本の独立のためには仕方ないと思うのでしょうか?

    もし、日本が植民地になるんだったらそれでもいいではありませんか。不服従が最大の平和の武器です。非暴力こそ高い人間性の現れではないでしょうか。

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  7. 私も玄さんと同様な戦後世代ではありますが、団塊世代の最後の組で、昭和25年生まれですからそろそろ還暦に近くなります。
    紆余曲折を経て私が学んできた事を要約すると次のようになりまして、随分玄さんとは違うなと感慨を深くするものです。

    ○基本的には森田玄さんの考え方は「東京裁判史観」というものであってこれからの日本が克服しなければいけない歴史の見方(自虐史観といいます)だと思います。

    ○GHQは、日本占領の6年8ヶ月の間に、国際法無視でたらめの「東京裁判」、検閲(「閉ざされた言語空間」江藤淳著)を行い、同時に人知れず、焚書(「GHQ焚書図書開封その1・その2」西尾幹二著)を行いました。特に焚書では、戦前昭和3年から18年までの著作7769タイトル33000冊が集められ、溶かされ教科書にされました。この内容を開封することがとても重要なことだと思います。当時の国際情勢やそれを日本人がどのように評価していたか等が全くわからなくされました。
    (続く)

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  8. 憲法9条とフリーエネルギーは根本のところで繋がっていますね。どちらも非暴力的で、非破壊的です。今の科学は暴力的で破壊的です。人間性を破壊し環境を汚染するのは当然です。
    これからは真の科学が必要です。それは自然の科学あるいは平和の科学と言ってもいいでしょう。
    それは東洋哲学理論に近いものだと思います。
    そのような画期的な原子核理論が日本にあります。
    それに基いた常温核融合実験にも成功しています。
    フリーエネルギーが実用化されるのは時間の問題でしょう。

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  9. 最後の団塊世代の匿名さん

    コメントありがとうございます。いまこの激動の時代にあって、もっとも大切なことは心を開くことでしょう。これまでの常識や教育、知識が根底から崩れることがあることを受け入れることです。偏狭なナショナリズムや思い込みを排することですね。

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  10. 歴史は、高い理想主義と、目的の高潔さに動かされたある国が、抑圧された民衆の解放と福祉のためにのみ生命と財産を犠牲にした例をひとつくらい見るべきだ。

    そして日本は人類の歴史上、初めてこの歴史的役割を果たすべく運命づけられているかに見える。

    ウー・ヌー(ビルマ元外相、1943年8月1日独立時の演説)

    日本のお陰でアジアの諸国はすべて独立した。
    日本というお母さんは難産して母体をそこなったが生まれた子供はすくすくと育っている。
    今日、東南アジア諸国民がアメリカやイギリスと対等に話ができるのは一体誰のお陰であるのか。

    それは『身を殺して仁をなした』日本というお母さんがあった為である。

    12月8日は我々に、この重大な思想を示してくれたお母さんが一身を賭して重大決意された日である。
    更に8月15日は我々の大切なお母さんが病の床に伏した日である。
    我々はこの2つの日を忘れてはならない。

    ククリット・プラモード(タイ元首相)

     この世の侵略者に対し、このような演説を行う国が一体何処にあるというのだろうか?

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  11. 台湾人と日本精神  蔡 焜燦 書 より
    「どうぞ心に留めて頂きたい。
    ”日本”はあなた方現代の日本人だけのものではない、我々”元日本人”のものでもあることを。
    私は台湾にやってくる日本人に説く。
    「自分の国を愛しなさい」と。
    自分の国を愛せない人間がどうして他人や他の国の人々を愛せるだろうか。自らの祖先を敬い、親兄弟を愛し、そして、そうした人々が幸せに暮らす祖国を愛してこそ、世界の人々を愛せるのだ。
    日本の戦後教育のごとき”反日教育”が生むものは、祖先への軽蔑と他人を憎悪する卑しさだけであり、決して愛する心を育まない。」
    ☆☆
    私は、”元日本人”と言うのは蔡 焜燦さんのような 旧日本領のお年寄りだけでない様に思えます。最近「この人の前世は日本人だったのでは?」と思える外国人の戦後世代の人たちが、日本人に「世界の平和のために早く目覚めて!」と訴えて下さってます。(アメリカのあるチャネラーも前世日本人と言ってましたし。)
    「目覚めて!」の意味を勘違いしている人もいるけど、私は霊的に目覚めると言う意味に取ってます。
    ご参考までに投稿させて頂きました。

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  12. すみません玄さん 最後の団塊世代の匿名 続きです

    ○戦前の日本人に「あなたたちは侵略戦争をしたのだ」と言ったら、泣いて抗議するだろうと思います。西欧による人種差別、植民地状態のアジアを解放し、満州国の独立をめざして戦争に踏み切ったのです。軍部が独断で対米英戦を行ったと言うより、新聞などのメディアにあおられた国民の世論を受けて踏み切ったという見方の方が実際に近いようです。

    ○それは、為政者によるだましだという見方もあるでしょう。一面それも本当かも知れません。しかし、例えばインドにしても、ミヤンマーにしても、マレーシア、シンガポール、インドネシアにしても日本兵は解放者として迎えられました。実際にインドネシアでは、日本が敗北した後、大本営の命令にそむいてまで、2000名の日本兵が残留し、オランダに対する独立戦争を共に闘っています。だからインドネシア独立記念日には、日本兵の服装をした2名と共に3名で国旗を掲揚する儀式を行っています。この日には人々が日本の軍歌を日本語で歌います。愛国行進曲、太平洋行進曲、兵隊さんよありがとう等です。インド独立は、ガンジー、ネルーだけでは達成できなかったと思います。二人のボース(チャンドラ、ビハリー)の働きも重要
    です。

    ○日本が昭和の時代に行ってきた大東亜戦争は、自存自衛のためのものであり、決して西欧社会が大航海時代~植民地時代に行ってきた侵略戦争とは趣を異にすると言わなければなりません。日本による台湾の統治は植民地化というより内地化であり、イギリスによるインド、オランダによるインドネシアに対するものとは違います。

    ○明治維新以降45年間の西欧との不平等条約=半植民地状態を経て、西欧と対等な独立国としてアジアで唯一の西洋化した近代国家になれたのは日本国だけです。「アメリカの鏡:日本」ヘレン・ミアーズ著によれば、日清戦争での勝利で高校の卒業証書を西欧から貰い、日露戦争で大学卒業論文を見事に書き終え、第一次世界大戦で無事にインターンを終了し優等賞を授与されたのです。

    ○500年のスパンで考えれば西欧こそ侵略者であります。黒人、有色人種の奴隷貿易、麻薬の売買です。アヘン戦争をイギリスが中国に対して行ったことはイギリスの中国に対する明白な侵略行為です。イギリスの教科書はどのように表現しているでしょうか。イギリスでは子供に真実は教えません。日本の教科書では決してそうではないのに、好きこのんで自分の国は侵略国だと教えているようです。自国に誇りを持てないような教育はいけません。

    以上は私にとってはあたりまえの事でしかありません。
    果たしてこれらの理解の仕方は偏狭なナショナリズムなのでしょうか?
    私としては、日本人が戦後の占領期にGHQが行ったWGIP
    (War Guilt Information Program)なる洗脳から解かれることを願っています。WGIPとは、占領期間中に行われた、東京裁判、公職追放、検閲、焚書のことであります。現在も大多数の日本人がこれらから自由ではありません。長々と失礼しました。

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  13. 以前は、『因果応報』はそういう出来事があった時に、あてはめる言葉だと思っていました。
    でも今は、物理法則としてあるのだと思っています。
    ―――振り子を片側に振ったときに、必ず反対側にも振れることになる―――

    でも、宇宙は全部つながっているから、振り子が全部連結しているようなもので、振り子の振動が隣の振り子にも移ってゆく…
    そう考えると、『因果応報』もまた、波動の一種だといえる―――のかな?

    「因果応報も波動」と考えると、戦争などの憎しみの連鎖、恨みや報復の連鎖も、共鳴現象としてとらえられるのかも。
    内向きな「愛国心」でひとつになるということは、それぞれの人間の固有振動数をそろえる、ということでは。
    マシュー君的に言うと、「低い波長でそろっている」みたいな。

    だとしたら、おのおのが自らの固有振動数を、戦争や報復の波長とずらしてゆくことが、悲劇を拡大しない有効な手段ではないでしょうか。

    「侵略戦争かそうでないか」は、根本的な視点ではないと感じます。
    振り子が逆に触れたとき、つまり「する側」と「される側」が逆転したとき、それがOKなのかどうかが、重要なのだと思います。

    テレビなどで、元日本軍兵士の証言を聞いていても、「上官が現地の娘を強姦をして、怒った村人に殺され、報復に村ごと皆殺しにして村を焼いた」話だとか、
    中国残留孤児の話で、育ての親の身の上話が、「当時中国人の子を妊娠していたが、日本の憲兵に腹をけられて流産した」話だったりとか。
    近所に、もと特務機関だった人がいて、手記を残しているのですが、「現地の少女を性奴隷として連行している部隊」の話があったりします。

    美輪明宏さんの話でも、「毛糸の下着をつけていただけで、憲兵に非国民と殴られ、死んだ女学生」の話。
    長野県松代の、地下大本営を作るために、強制連行・強制労働の末、殺された中国人の話。
    沖縄で、米軍に投降した村人が、日本軍から、「裏切り者」と日本刀や手榴弾で殺された話。
    その他もろもろ…

    これらのことが、自分や、自分の家族に起こってもOKなのか。
    私だったら、創氏改名ていどのことでも、NOですが。

    振り子が逆に振れたとき、それを歓迎できないのなら、その振り子は振らない方が良いでしょう。
    その振り子が、自分ではなく、過去に誰かが振り出したものであっても。

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  14. すみません、追伸ですが・・蔡焜燦さんのおっしゃる「日本はあなた方現代日本人だけのものではない・・」と言うのは某政治家の言うそれとは全く違う意味なので誤解なきよう・・。

    戦時中のありもしない残虐行為をお金儲けのためにでっちあげる輩が国内外にいるのも事実なのですよ。まあ、日本政府も教育界もマスコミも自虐、左翼思想が主なのでそれに染まった人たちには、日本人が何を言っても弁解に聞こえるでしょう。
    なので元日本人である蔡さん他台湾人の日本語世代の方々や東南アジア(インドネシア、マレーシア、インドなど)の方々の手記を是非お読みください。彼らからの感謝の声は自分で調べないと聞こえて来ません。

    それからマシュー君のメッセージを信じる人なら故人、英霊からのチャネリングメッセージも参考になるでしょうし、今は当時を生きた人たちが多数転生して来ておられるので、退行催眠療法と言う方法もあります。(透視ヒーラーで精神科医の越智啓子さんの元には特攻隊員の生まれ変わりの方なんかがカウンセリングに来られているようですよ。越智先生は心からのお礼を述べてその人の魂を癒すそうです。)

    いずれにせよ、ある時代に妙に興味をひかれる、と言うのは各々何かあるのだと思います。
    過去の失敗(色んな意味)に学び、これからは(イルミナティにはめられて)戦争と言う手段だけは使うことなく、アセンション目ざして頑張らなければなりませんね。

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  15. >もし、日本が植民地になるんだったらそれ>でもいいではありませんか。不服従が最大>の平和の武器です。非暴力こそ高い人間性>の現れではないでしょうか。

    平和主義もいいけど外患誘致するのは止めてくれ。不服従どころか言論統制されるから、こんなブログそのものが禁止になるわ。
    それから植民地というのは、移民されまくるから日本民族そのものが滅んでしまうわ。

    地球市民として、まずあんたが日本国籍なんか捨てればいいんじゃないか。

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