わたしたちは、築200年といわれる茅葺農家をあちこち手直ししながら住んでいます。夏場はそれこそ涼しくて別天地ですが、最大の難敵は寒さです。南房総というと、ひとは暖かい所に住んでいるんですねえ、と言いますが、それは太陽が燦々と照る海岸地域のこと。ここ山間地の冬は、驚くような寒さが訪れるのです。真冬には零下5〜6度まで下がります。茅葺き家屋は暖かいと何となく思っていましたが、大違い。11月に入って、昨日の朝の室内気温は8度でした。そこで、この季節になると冬支度を始めます。もっとも使用頻度の高い居間は、まったく陽が入らないうえ、夏向きにガラスばりにしたものですから、断熱効果ゼロ。毎年農業用ビニールをすっぽりと外側から覆うようにしていますが、どうもきれは見栄えがよくありません。今年はかっこよく二重窓にしようと昨日から作業を始めました。納屋に貯めておいた古いガラス戸をうまく加工して。窓にはめ込むという仕事ですが、なかなか手間がかかる作業です。古民家というのは、はしらの間隔がすべて違うので、ひとつ一つ加工していかなければいけません。今日は、いろいろと雑用が入って結局できたのは1枚だけ。あと6枚もあるのです。はて、冬の到来までに間に合うでしょうかね?
0 件のコメント:
コメントを投稿