9月11日のアメリカは、さすがにいろいろありました。もっとも強烈な印象を受けたのは、ブッシュ大統領のテレビ演説で、こんなことをいけしゃーしゃーと言っているんです。
「911事件とイラクのフセインが関係なかったことは分かった。しかし、当時フセインが世界にとって危険な存在だったことは明らかだ」
911の仕返しに戦争をしたのに、しかも、イラクに大量破壊兵器がなかったことが政府自身認めたことなのに、いまでもこんなことを言っているのですね。まったく自分の過ちを謝罪する態度は見られませんでした。(このときのブッシュ大統領の顔は、いままでで最悪の形相でした。)
すると、MSNBCテレビのカウントダウンという人気コラムで辛辣な論評で有名なキース・オルバーマンが、大統領に果敢にも噛み付きました。
「よくもこんなことを、大統領閣下。愛国心を掻き立てて国民を一致団結させ、それを怖れと猜疑心に変え、それを3回の選挙スローガンにも利用し、そして、まちがった戦争と必要のない死に追いやった。よくもこんなことをやってくれた、貴方は、それとも貴方の取り巻きか、911事件を都合良く利用したね?テロリストがうまくやったように・・いまもそうだ・・グランドゼロに今でも記念碑も再建築がないかぎり。そう、かれらは成功した、いや今も成功している、この政府が911を使って、アメリカ国民をお互いに敵対させることに成功しているかぎり」
こんな勇気あるテレビコメンテーターがアメリカにはいるんですね。正直、びっくりです。
でも、オルバーマンの言葉はそっくりそのまま日本のだれかにあてはまるのでは?
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