ハワイ島コナにいます。
ここは火の神ペレがいるところ。そのお膝元のボルケーノに先週行きました。ハワイ先住民に伝わる癒しの秘術ホーポノポノを教えているDr. ヒュー・レンさんと会うためです。
レンさんはもともと精神科医で、精神医療を必要とする犯罪者の州立病院で働いていました。
「私は大学や病院で25年間精神学を勉強してきました。しかし、ショックなことに、実際にそれらの知識や技術は、現実の病院の囚人たちにはまったく意味を成さなかったのです。そして、ハワイの伝統的な癒し、ホーポノポノを教えるカフナ・シメオナに出会い、人生が一変したのです」
なにが起こったのでしょう。レンさんがホーポノポノを始めてから奇跡が起きたのです。つぎつぎと犯罪者たちが精神的に立ち直り、一人去り二人去りして、ついにはその病院が閉鎖されてしまったのです。
現われたレンさんはどうみても日本人にしか見えません。温和な言葉付きでユーモアにも溢れています。
「いま起きているすべてのことはあなたが起こしているんです。あなたにすべて責任があるんです。ですから、すべてを引き受けなさい。ただ、"I'm sorry. I love you."と言えばいいんです。あとは「永遠なるもの」がすべてうまくいくようにやってくれます」と語りはじめました。
「魂はだれでも純粋無垢。だから誰にでもそこに神を見なければいけません。汝の敵を愛するんです」
ホーポノポノのホームページには、以下のように書いてあります。
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Dr. イハレアカラ・ヒュー・レンさんの言葉
ホーポノポノは本当はまったくシンプルです。
太古ハワイ人にとって、問題は考えにありました。
でも、考えそのものは問題ではありません。では、何が問題なのでしょう?
それは、私たちの考えはすべて人や場所や物事のつらい過去を背負っているからです。
知性だけではその問題を解決することはできません。知性はただ管理するだけだからです。
物事を管理することは問題解決にはなりません。それらを無くしたいのです。
ホーポノポノを行うと、聖なる存在がそのつらい考えを浄めてくれるのです。
あなたが人や場所や物事を浄めるのではありません。
あなたが、その人や場所や物事に関わるマイナスのエネルギーを中和させるのです。
ホーポノポノの最初のステップはそのエネルギーの中和作用です。
すると素晴らしいことが起きます。
そのマイナスエネルギーが中和されるだけではありません。
それは帳消しされて、新しい出直しになるのです。
仏教ではこれを「虚空」と呼びます。
そして最後のステップは、聖なる存在にその「虚空」を光で満たしてもらうことです。
ホーポノポノでは、何が問題か誤りか知る必要はありません。
肉体的、精神的、感情的に、どのようであれ、いま経験している問題に気づいていればいいのです。
それに気づいていれば、すぐクリーニングを始めることがあなたの責任です。
それは、「ごめんなさい。どうか許してください」と、そのマイナスエネルギーが浄化されるまで言い続けるのです。
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レンさんに会って以来、その言葉がいつも頭を巡っています。
するとあるアフリカの部族の風習が書かれた記事が目に留まりました。
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南アフリカのバベンバ族の癒し方
ある者が無責任な行為や不正を犯すと、その者は村の真ん中にひとり何も繋がれずに置かれる。
村人はあらゆる仕事や行事を中止し、大人も子どもも、すべて村の真ん中に集まり、問題を起こした者を囲んで大きな輪をつくる。
そして、村の者たちは年齢に関係なくひとりひとり、大きな輪の中心にいる問題を起こした者に対して、その者がそれまでの人生で行ったすべてのよい行為を、大きな声で述べ立てる。
思い出せるかぎりの出来事や経験をあらゆる細部にわたって正確に話すことが求められる。
その者のすべての善行、優しさ、勇気さが注意深く事細かに述べられる。
その者の成し遂げたことや良い面について、誇張したりねじ曲げることは許されない。
すべての村人が、問題の者について思い出せるかぎりのあらゆる良いことを完全に述べ終わるまでこの儀式は終わらず、ときおり何日も掛かることもある。
儀式が終わると、部族の輪が外されて喜びの儀式がとり行われる。
問題を起こした者は、象徴的にまた実質的に部族に迎え入れられる。
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まだやっとスピリチュアルな世界を覗き始めているところです。
日曜日, 3月 04, 2007
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4 件のコメント:
森田さん
カナダ・バンクーバーを拠点に平和活動をしている乗松聡子です。
Dr. Hew Len の Self-Identity Ho'oponopono を受講されたとのことを読みびっくりしてます!日本語の方でこれを受講されたという方の話は初めて聞いたものですから思わずコメントしてしまいます。
私は去年11月、マウイで受講しました。いろんな意味で深い影響を受け今に至っています。ご存知の通り、このワークショップの体験は個人的なものであり、人にどうだったと伝えられるようなものではありませんが、私もブログに、ささやかな記録を載せました。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2006/12/experience-of-maui.html
また今もう一度行きたいとの思いを持って、スケジュールを見ているところです。
Thanks, and with love and peace,
乗松聡子
info@peacephilosophy.com
はじめまして。ある人から紹介されてこちらへたどり着かせてもらいました。
わたしは日本の犯罪を犯した人たちのための会の事務局として、冊子作りをしています。毎日毎日、拘置所や刑務所の方からお手紙をもらい、獄中の委員長(死刑判決)に転送したり、こちらから書いたり、コミュニティ(MIXI)内で紹介したりしています。
このハワイのお話を、会報で紹介させてもらいたくおもいます。
宜しければ会報を送らせてもらいたいと思います。
美しい気持ちで浄化されていきますように、日々努めています。
拘禁者ネットワーク委員会=麦の会
森本名美子
聡子さん
コメントありがとうございます。たしかにホ・オポノポノは個人的でひとに伝えられることは難しいです。でも、クラスがあるのですから、それを学んだひとがまわりに伝えて行くことも意味があるのだと思います。実際、わたしは縁ある友人たちとホ・オポノポノのワークショップを日本で行う計画を準備しています。
名美子さん
ありがとうございます。どうぞ会報に載せて下さい。最近日本の死刑制度についての論文を読みました。死刑と犯罪者の待遇はその国の文化を計る尺度だと言われます。その意味で、わたしたちは共犯でもあります。ホ・オポノポノはあらゆる事象や存在を、自己に帰納する考え方であり、実践です。そこに人間としての救いがあるのではないかと思っています。
玄
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