ダライ・ラマにまつわるある学校の先生の逸話です。
「自己嫌悪についてどう思われますか?」
質疑応答で私の番になったので質問しました。
私の生徒たちが往々にして苦しんでいるのを見ていた私は、自分自身にも覚えがあるこの問題を直接投げかけてみたかったのです。
私たち全員が、チベット仏教の最高位であるダライ・ラマの答えを待つあいだ、室内はしーんと静まり返りました。
ダライ・ラマは、驚いたようすで、通訳に向かってチベット語で繰り返し説明を求めました。
ようやく、私の方に向き直り、ダライ・ラマは首をかしげました。
目をいかにも混乱したように細めて。
「自己嫌悪?」
彼は英語で繰り返しました。
「なんですかそれは?」
金曜日, 1月 25, 2008
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9 件のコメント:
ごめんなさい私、意味が分からないのですが。できれば解説してください。ダライラマはCIAに給料を貰って中国潰しに協力している悪と考えているのですが。
towaさん
ずいぶん前のブログなのですっかり忘れていました。
今の世界で、政治的な判断を私たちがすることはとても難しいですね。さまざまなパワーが錯綜していて、裏で、下で、どのように敵味方がつながっているのかさっぱり見えないからです。CIAといっても一口では言えない場合もあり、その中でいろいろ利権が分かれているようです。ダライラマはいろいろ批判されていますが、少なくてもその言葉は世界に救いを与えていると言えるでしょう。
ありがとうございます。
全ての情報を鵜呑みにはできませんが阿修羅からです・・・単なる宗教指導者というだけではなく、1959年に亡命した際、ダライラマはチベット政府の首長だった。チベット政府は、貴族的で、縁故主義の僧侶たちによって運営される国家機構で、税を徴収し、反体制派を投獄し、拷問し、あらゆる全ての通常の政治的陰謀に関与していた。亡命政府はインドで設立され、少なくとも1970年代まで、CIAから年間170万ドルを得ていた。1989年にノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマの非暴力支持という公的姿勢にもかかわらず、この資金は中国に対するゲリラ作戦の対価だった。ダライ・ラマ自身1950年代末から1974年までCIAの給料を貰っており、月に15,000ドル(年間180,000ドル)受け取っていたと言われている。資金は彼に個人的に支払われたが、彼はその全てあるいは大半をチベット亡命政府の活動に使っていた。主としてニューヨークとジュネーブの事務所の資金と、国際的なロビー活動のためだ。
towaさん
ありがとうございます。でも、ブログの内容(自己嫌悪)とは関係ありませんね。
玄さん、これは載せて頂かなくても結構です。最近はフルフォード氏やコシミズ氏のblogでも複数の方がマシュー君を紹介していました。陰謀論に興味のある人達はきくちゆみさんから玄さんのサイトを知る事が多いのだと思います。今回はマシュー君のメッセージに気象兵器や大統領選の話題があったので、霊界情報も重要だと考える人達が紹介したと思われます。今後、より多くの人が玄さんのサイトを訪れ目次を見るようになり、特に911やダライラマに関する見解はどうなんだろうと興味を持つと思います。ちょうど最近のフルフォード氏のblogにもありましたが、阿修羅などの情報から、ダライラマとCIAは裏で繋がって悪い事をしていると思っている人も多いのではないでしょうか。そこでこの自己嫌悪に関してのお話は、自己嫌悪を持った事がないのは良い事なのか悪い事なのか(玄さんは良い話として紹介したのか悪い話として紹介したのか)、私のように考えてしまう人も多いのではないでしょうか。玄さんの回答では、ダライラマは世界に救いを与えるような発言をする人だという事ですね。きくちゆみさんのご主人という事で影響力があると思います。マシュー君を信じるか信じないか判断するのに、玄さんの他の考えも参考にする人も多いのではないかと思います。玄さんがダライラマを素晴らしい人だと思われるなら、ダライラマの批判はおかしいと私に反論して頂いても、全く関係ない話題だとは思わないのですが。そうでないと、どういうお気持ちでダライラマの話を紹介しているのかが分からなくなります。
玄さん、何度もすみません。
「ダライ・ラマとその家族は人を食う鬼である。農奴を殺害しただけでなく、農奴の頭蓋骨で器物をつくった」とあります。真実は分かりませんが、フルフォード氏のblogでどなたかが紹介されていたので、ご参考までに。これも載せて頂かなくても結構です。http://maoist.web.fc2.com/tib/nod000.htm
Towaさんへ
コメントありがとうございます。
Disinformationという言葉がありますね。わざと偽りの情報を流すことで、仲間同士を疑心暗鬼にさせて分裂させるというのがよくある手です。僕たちが気をつけなければならないことは情報に惑わされないことでしょう。(マシュー君も言ってますね)それには、ソースを確認することが大切です。CIAとダライラマが共謀しているという情報は僕は確認していませんが、どこが出所なのでしょう。たとえそれが本当だとすると、いったいCIAは何のためにそんなことをするのでしょう?ダライラマを支援する人は世界にたくさんいるので(日本にも)金銭的にそれほど困っているとは思えません。
そして、これは僕がもっとも強調したいことですが、たとえ誰の言葉であろうと、その言葉に真理があるかどうかが問題だと思います。ダライラマを僕は個人的に知っているわけではありませんが、たとえ陰謀を企てる大悪人だとしても、かれの言葉は全世界のひとびとに共感と感動を与えていることは事実です。
自己嫌悪についてですが、持つことがいいのか悪いのかという問題ではありません。どちらでもいいのです。この逸話からなにか学べれば。
ありがとうございます。
Disinformationには本当に気をつけなければならないでしょう。どなたかがフルフォード氏のblogに書いていて共感しましたが、ジャーナリズムに正義を保つためには、まずは一通りの情報を得る必要がある、という事です。例えば「911はアルカイダの仕業である」「ダライラマは素晴らしい人である」という情報はまず誰でも得ていると思います。もしそれとは違う情報がかなりの量出ているのであれば、それらがソースのはっきりしない内部告発であれ、一度は目を通して、それから判断すべきだと思います。私もダライラマの素晴らしい点についてもっと勉強する必要があるでしょう。因みにCIAからダライラマが給料をもらっているという情報はMichael Backmanというジャーナリストの記事からですが、 http://womenslens.blogspot.com/2008/03/role-of-cia-behind-dalai-lamas-holy.html どのような方なのかは調べていません。日本語訳は阿修羅で検索すると出てきます。ダライラマはお金が必要かどうかは分かりませんが、欧米ユダヤ権力と同じく悪魔崇拝で、魂の故郷が同じなのではないでしょうか。またCIAはダライラマを使って中国潰し(もしくは脅し)をするというメリットがあるでしょうね。私も勉強不足ですみません。陰謀を企てる大悪人でも綺麗な言葉を口先だけで並べる事は簡単でしょう。自分で考えるのかどこかから引用する事も可能でしょう。その言葉に感動したからと言って、その人を英雄にするのは危険だと思います。例えば世界の多くの人がチベット問題に関して中国を一方的に悪者だと思ってしまう事が公平だとは思えません。暴力は良くないですが、その多くが嘘の情報である可能性もあるでしょう。
玄さん、こんにちは
この自己嫌悪の話、難しいですね。いつも彼がポジティブに生きているということなんですかね?
ちなみに彼がCIAから資金提供を受けたというのはNY Timeで、私も目にしました。
「かれの言葉は全世界のひとびとに共感と感動を与えていることは事実です」とのことですが、ダライ・ラマについてはマスコミからの情報を元に多くの人々は共感しているんですよね?
でもそのマスコミのせいで、特に日本では「911はアルカイダのテロ」との風潮が未だにあります。藤田議員の国会質疑もほとんど報道されませんし。
ブッシュはイラク侵攻後に再選されてしまいました。(電子投票などの工作はあったかもしれませんが)米国民が共感したらですよね。
一般的にはヒットラーもドイツ国民が共感し、支持したから、元首に慣れたと思います。(ホロコーストもあったかどうかは疑問ですが)
共感しているからイイという考えは同意できませんが、彼の言葉に真理があるか、もう一度、じっくりと考えてみます。
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