”「土手があるのは川にとって幸いである」。この美しい言葉が誰のものか知りませんが、ここには深い含蓄が込められていると思います。実際、もし土手がなかったら、川は沼になり、遠くへ流れていくことはできないでしょう。だから、川が流れていくためには土手が必要なのです。そして、この川の流れを人生にあてはめてみれば、土手というのは私たちがお互いに幸福に暮らすために、どの範囲までしてもいいかを示す規則(標識)だと考えられます。またそれと同時に、私たちに人生の意義を教えてくれる指標でもあると思います。”
『なんでわかってくれないの!とおもったときに読む本』トーマ・ダンサンブール著より引用
わたしたちのこころほど天の邪鬼(アマノジャク)のものはまずないでしょう。よくよくあることですが、本当は好きなのにわざと嫌いの素振りをすることはありませんか?そうです、わたしたちはいつでも自分のこころ(本心)とゲームしているのです。そして、ゲームをやるうちにもうすっかり本心がなになのか分からなくなっているのです。そういう人間どうしが本当につながる(コミュニケーションする)ためにはどうしたらいいのでしょう?
NVC(非暴力コミュニケーション)は、そのゲームを逆に利用して、本心つまりNVCでいうニーズ(Needs)を自覚することで、真のつながりをもたらし、人生をもっともっと豊かに楽しく実りあるものにするこころのツールです。
どうして”非暴力”なのか?それは、真のつながりのない人間どうしの関係は根本的に暴力的な要因を抱えているからです。現在の、そして人間の歴史の、社会や世界の混乱の基はそこにあると言ってもいいでしょう。
私たちは”土手”を絶えず破壊しながら生きているのです。それは指標を見失っているからです。NVCは、”土手”をどうしたら崩さずに川に沿って人生をスムースに流れて行けるかという指標を与えてくれます。
アメリカで始まったNVCはまだまだ日本では認知されていませんが、この秋は各種のワークショップやリトリートが開催されますのでご案内します。
NVC総合案内: http://nvcworkshopsinjapan.blogspot.com/
11月5〜7日の鴨川でのリトリート:http://nvcworkshopsinjapan.blogspot.com/p/blog-page.html
ハーモニクスライフセンター(鴨川)のNVCリトリートのファシリテーターは、カナダから昨年も来て頂いたフランソワ・ボーソレイユです。元音楽家だったという彼のセッションはじつにリズミカルで、そしてこまやかな優しさと愛情が伝わってくる経験をさせてくれました。彼自身は結婚の破局をNVCに出会って救ったことからNVCのファシリテーターになったそうです。今回のリトリートもとても楽しみにしています。今現在サンフランシスコでNVCワークショップを受けているきくちゆみと私がフランソワの通訳をさせていただきます。
さて、毎回感動を呼んでいる、ハーモニクスヒーリングのワークショップもお知らせします。
昨日も友人から「こどもの学校でのワクチン接種をどうしたらいいのか」という相談を受けました。私たちは今の医療について、そしてなによりも自分たちのいのちやからだについてあまりにも無知ではないでしょうか。また、そのように教育されてきているのです。ですから、ワクチンとかガンの手術や治療になるとどうしていいか路頭に迷ってしまうのです。
私たちのワークショップでは、まず自分のこころとからだの仕組みを学び、そして具体的にどう対応できるかを学びます。それは決して難しいことではありませんし、しかも自分自身で出来るのです。というより、自分しかできないのです。
これからのヒーリング・ワークショップの予定は以下の通りです。
北海道 10月22〜24日
鴨川 10月29〜31日
鴨川 11月26〜28日
鴨川 12月24〜26日
ハワイ 1月5〜11日 (8月のリトリートの案内http://moritagen.blogspot.com/2010/07/blog-post.htmlを参考にしてください)
これまでのブログにも説明がありますので参考にしてください。
お問い合わせは : きくちゆみ 04-7097-1011 ハーモニクスライフセンター
金曜日, 10月 15, 2010
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