いま連日国会で大騒ぎしている年金問題。なにしろ5000万人ぶんの年金記録が消失していたのですから、これは大問題であることは明白です。その責任を政府や担当諸官庁に問うことはできます。でも、たぶんそれは虚しい結果しか得られないでしょう。なくなったものはもう戻らないからです。
もうそろそろこの国民は、美しい国日本という幻想から目を覚ます必要があるでしょう。とくに、戦後民主主義という幻想・・・政府は国民の代表するものという幻想から。国民を欺き、コントロールすることしか考えていない権力集合体が実体ではありませんか。
5000万という数字はじつに驚くべき数字です。じっさい、ほとんどの人にはその規模や影響をリアルに想像することさえ難しいでしょう。
そのような数は、民主主義という概念とは両立できません。民主という意味が、5000万という数字に埋まれてしまいます。
人間が、本来あるべき自由で平和な存在であるためには、どのような”民主主義”が必要なのでしょうか。
でも、そのような政治社会システムの概念を探求することよりも、まず、個々の、ひとりひとりの「生きること」の意味をあらためて問い直すことが急務なのかもしれません。
5000万の中のひとりという存在・・そんなちっぽけな人間存在にしてしまったのは、すべて私たちの責任です。
金曜日, 6月 29, 2007
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