月曜日, 6月 18, 2012

東京平和映画祭

2004年に始まった東京平和映画祭は、献身的なボランティアスタッフとたくさんの皆様からの支援で、毎年国立オリンピック記念青少年総合センターで今日までつづいています。そして、上映される映画に関わる多彩なゲストを毎回招き、映画にまつわる話を聞くのが恒例になっています。

2005年の第2回東京平和映画祭では、その時のフィーチャーフィルム『アマンドラ』のリー・ハーシュ監督をニューヨークから招きました。その際、映画が終わると音楽に合わせて観客全員が舞台と観客席で一緒になって踊ったのを思い出します。

リー・ハーシュ監督
『アマンドラ』は南アフリカのアパルトヘイトから自由を取り戻す人々のドキュメンタリーですが、ハーシュ監督はそのような常に社会の底辺の人々の視点に立った映画を制作しています。彼の最近作『BULLY』は2011年に公開されたアメリカの学校のいじめ問題を取り上げて非常に話題になった作品です。

日本と同様、アメリカでもいじめは非常に深刻な社会問題になっています。最近オバマ政権もいじめ問題解決を政策のひとつに掲げているほどです。

すると今日びっくりする映像がホワイトハウスから送られて来ました。まずその映像を見てください。



 オバマ大統領は、「ただ他とは違うというだけで、一人ぽっちにされ、無視され、いじめられ、恐れに閉じこもっている大勢の子どもたちがいます。ですから私たち政府は、このいじめ問題に対する関心を高めるために力を尽くしています。実はさきほど映画『BULLY』の監督であるリー・ハーシュ監督から話を聴く機会がありました。私は、彼がこの問題への関心を高めようと取り組んでいることにお礼を言いました。」と語っています。

          リー・ハーシュ監督おめでとう!!

さて、今年の第9回東京平和映画祭が近づいてきました。まだ参加登録されてない方はぜひこの機会にどうぞ。

3.11原発震災により、私たちは多くのものを失いました。
いのち、故郷、きれいな空気・水・食べもの、つながり、
信頼、希望・・・
被災地の夜明けは遠く、疑問だけが増えます。

福島第一原発は、今どうなっているの?
次の大地震に4号機の核燃料プールは耐えられる?
大気や土壌や海の汚染はいつまで続くの?
子どもに何を食べさせればいい?
瓦礫を燃やして大丈夫?
電気は足りているのに、なぜ原発を再稼働させたいの?

政府が市民を守れない今、私たちは原発のない世界を
目指して、「第9回東京平和映画祭」を開催します。
私たちがつながり合い、失った希望を取り戻し、
未来にいのちをつなぐために。
あなたの参加をお待ちしています。




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        第9回東京平和映画祭
       今こそいのちつながる選択を
         原発のない世界へ!
       http://www.peacefilm.net/
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昨年に引き続き、今年も「原発のない世界」を目指して、
第9回東京平和映画祭を開催します。良質のドキュメン
タリー映画、多彩なトークゲストを揃えてのイベント。
どうぞ奮ってご参加ください。

■日時:2012年7月1日(日)10:00~20:10
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター

●上映作品(予定)
 ◎『The Story of Stuff』
   http://www.storyofstuff.org/
 ◎『放射性廃棄物~終わらない悪夢~』
   http://www.takeshobo.co.jp/sp/waste/
 ◎『friends after 3.11』
   http://www.iwaiff.com/fa311/
 ◎『フクシマの嘘』(ドイツZDF制作)
   日本語字幕つき完全版、国内初上映!

◆ トークゲスト (予定)
 ◇佐藤潤一氏(グリーンピース・ジャパン事務局長)
 ◇松井英介氏(医師)
 ◇藤波 心氏(タレント)
 ◇上杉 隆氏(自由報道協会代表)
 ◇A・ガンダーセン氏(Fair Winds)ビデオメッセージ                  

■詳細:http://www.peacefilm.net/

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