昨日、FMちゃたんに出演したついでに、本土からちゃたん(北谷)に移り住んでいる金森太郎くんと会いました。映画「チベット・チベット」の監督で1年ぶりの再会です。若くてもさすが映画監督、沖縄社会をするどく観察する眼は尋常ではありません。沖縄には約5万人の米軍関係者がいるのですが、それ以外にも軍人ではない外国人が3万人も住んでいると聞いて驚きました。金森くんの友人にハワイからわざわざ沖縄に越してきているアメリカ人がいるそうです。そのわけを訊ねたら、たしかにハワイの自然環境は沖縄以上であるけれどハワイにはない大事なものが沖縄にある、それは「安全」だと答えたそうです。
基地と観光という産業に支えられている沖縄は、ひとつ間違えれば犯罪が蔓延する要因を抱えていることも事実です。ハワイもまったくおなじ社会環境であることをみれば納得いくはずです。それがいままで安全でありえた理由は、沖縄社会の閉鎖性にあるのではないかと思います。べつに沖縄人が意識的にそうしているわけでもないでしょうが、事実、内地からの人が沖縄社会に溶け込んで行くのは至難だとよく耳にします。地域文化と言語の隔たりがその大きな障壁でしょう。でも、だからこそ、それが沖縄の魅力にもなっているわけですね。
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