一昨日の妙に温かい雨に誘われて、冬眠中の蛙が一斉に起き出して田んぼでひさしぶりの大合唱パーティを繰り広げていました。おかげで、うるさくて眠れないと子どもたちがボヤいていましたが。昨日見たら、その宴の後の田んぼには卵がいっぱい散乱しておりました。
さて、ローフードを我が家の食事に取り入れてからは、ますますリモ農園の野菜が貴重になってきました。これまでロー(生)で食べることなど想像もしなかった中国野菜のターツァイやチンゲンサイなどのそれこそ”新鮮”な食味に感動すら覚えます。ホレンソウはサラダにすることはありましたが、これまではさっと湯通ししてからお豆腐と白和えしていました。ところが、いちどホーレンソウ自身の本来の持ち味に開眼して以来、ロー白和えを毎日のように堪能しています。
食物に含まれる酵素が私たちのからだの消化機能を始め、いろいろな働きを支える重要な因子であることが最近の研究で明らかになって来ました。しかも、その酵素は48℃で分解してしてしまうために、煮たり焼いたりせずに生で食べようというのが、ローフードの基本的な考えです。
考えてみれば、有史以来、料理をするのは人間だけです。では、どのように料理することが始まったのでしょう。まずは、収穫した獣や魚を焼いたり煮たり、あるいは薫製にして腐らないようにしたのかもしれません。つまり食料の保存ですね。それから、寄生虫や細菌類などの病原菌の駆除目的も大きかったでしょう。そして、そう言った生命維持の目的の他に、もちろん料理することの食味に味をしめて、料理の歴史が始まったのでしょう。
私たちの食生活は、その長い食文化の歴史から、料理をして食事することが当たり前になっていますが、先住民たちの食文化を見ると、彼らはほとんど料理をしないことに驚かされます。
以前、自然療法のワークショップをやるために、アメリカ、ニューメキシコのナバホ族の居留地を訪れたことがあります。
彼らは元々暮らしていた肥沃な土地を追われて強制的に不毛な居留地に集団移動させられたのです。これは彼らの聖なる土地にウラニウムや石炭が豊富に見つかったことがあります。そしてさらに彼らの独立運動の基盤になる自給自足的な暮らしをアメリカ政府が破壊する必要があったからです。その代償として、アメリカ政府はこれらのアメリカインディアン先住民たちへ生活援助をしているのです。
ナバホ(彼らは自分たちのことをディネと呼びます)部落は何も育たない砂漠のような広大な土地にあって、そこにはびっくりするようなモダンな家が並んで建っていました。すべて政府からの援助です。ぴかぴかのキッチンに山のように置いてあったのは、ピーナッツやポテトチップスといったスナック菓子と缶詰ばかり。彼らの伝統には料理がないことを聞いて、せっかくの豪華キチンがぴかぴかなのが納得いきました。
ハワイ先住民の食生活も、基本的にはローだったようです。ルアウでよく知られる豚や魚の料理は、西洋文化に影響された以降のものです。
アメリカインディアンたちもハワイアンたちも、昔はほとんどローだったんです。でも、だからこそ素晴らしい健康とパワーを保持していたのでしょう。
牛や馬が草だけであれだけのパワーがでるのはどうしてか?
”食物のいのちを戴く”ということをよく言いますが、人類はそのいのちを殺して、大げさに言えば、死んだ残骸を食してきたのです。しかも、その残骸を消化するために人間は大変な作業をお腹で毎回させられているのです。ローはその生きたエネルギーをそのまま戴くわけです。しかも、やってみると分かりますが、お腹に食べ物が未消化で残ることが激減しますから、無駄なものが減り、なによりも便通が改善され快適な気分になります。
まえがきが長くなりましたが、そのローフードの実践ワークショップの案内です。
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<ハーモニクスヒーリング&ローフード&夢の実現ワークショップのご案内>
ハーモニクスライフセンターで今春スタートのワークショップのご案内です。講師は「医」「食」「住」の自給を提唱、実践している森田玄ときくちゆみ。会場のハーモニクスライフセンターは築200年の古民家を自然素材のみで改造した家で、米、野菜、果物を無農薬・無化学肥料で育て自給しています。
2009年度はローフードのみでソフト断食(少食)を実践します。これまでのワークショップの参加者の多くが帰るまでにエネルギーがアップし、3日間でウエストが3センチ以上細くなったり、肌が美しくなったり、あるいは体重が数キロ減るなどの体験をしました。
このワークショップの目的は健康自立と夢を実現する仲間を得ることであり、痩せることではありません。しかし、ハーモニクスヒーリングを実践すると、一番気持ちよい体重と体型に自然に戻ります。太り過ぎの人にも痩せ過ぎの人にも、心身に不調がある人にも効果があります。
自分でなるべく健康を管理し自立したい方、改善したい症状をお持ちの方もぜひご参加ください。
♢内容:ハーモニクスヒーリングの理論と実践
10キロ山歩き
骨盤矯正体操(痩せたい人用)
操体法と綜統医学と温熱療法
LET(ライフエネルギーテスト)で体の声を聴く
ローフードと食の話
簡単ローフードクッキング
キャベツ酵素ジュースのつくり方
夢(ミッション)ステートメントの作成、など。
♢費用:3万円(宿泊費、食費を含む) 参加定員:10名(先着順)
♢日程:4月から11月の毎月第4金曜日から2泊3日で行います。
第1回:2009年4月24—26日
第2回:2009年5月22-24日
第3回:2009年6月26-28日
第4回:2009年7月24-26日
第5回:2009年8月28-30日
第6回:2009年9月25-27日
第7回:2009年10月23-25日
第8回:2009年11月27-29日
ご参加を希望される方はメールのタイトルを「ワークショップ○月」とし、参加したい月をタイトルに入れて、ご連絡先(住所、氏名、電話)と参加の動機をrawinfo@harmonicslife.netまでお送りください。予約受付の返信メールを送ります。参加費のお振込みを持ちまして正式な申込みとさせていただきます。(原則として、1ヶ月前までにお振込み下さい)
振込先:郵便振替 ハーモニクスライフセンター 00110-1-144224
*通信欄に「ワークショップ○月」と書いてください。
銀行振込:ちば興銀鴨川支店 普通1050297 ハーモニクスプロダクション
*お名前のあとに「ワーク○」(○は参加月の数字)と書いてください。
*キャンセルポリシー:1ヶ月前まで無料、2週間前まで30%、1週間前まで50%、前日・当日は100%のキャンセル料がかかります。
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〒296-0111千葉県鴨川市仲1047 Tel:04-7097-1011 Fax:04-7097-1215
メールアドレス:info@wa3w.com (担当:きくちゆみ)
ホームページ:きくちゆみのブログ http://kikuchiyumi.blogspot.com
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さて、ローフードの先輩の石塚ともちゃんが、ぜひローを学びたいという友人宅へ出張コーチに行っています。 彼女のブログにその経過が毎日アップされていますので興味ある方はごらんください。
好評中の『ローフード 私をキレイにした不思議な食べもの』(石塚とも著、ハーモニクス出版発行・グスコー出版発売)の増刷が決定しました!
日曜日, 2月 01, 2009
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