金曜日, 6月 29, 2007

6月29日5000万人

いま連日国会で大騒ぎしている年金問題。なにしろ5000万人ぶんの年金記録が消失していたのですから、これは大問題であることは明白です。その責任を政府や担当諸官庁に問うことはできます。でも、たぶんそれは虚しい結果しか得られないでしょう。なくなったものはもう戻らないからです。

もうそろそろこの国民は、美しい国日本という幻想から目を覚ます必要があるでしょう。とくに、戦後民主主義という幻想・・・政府は国民の代表するものという幻想から。国民を欺き、コントロールすることしか考えていない権力集合体が実体ではありませんか。

5000万という数字はじつに驚くべき数字です。じっさい、ほとんどの人にはその規模や影響をリアルに想像することさえ難しいでしょう。

そのような数は、民主主義という概念とは両立できません。民主という意味が、5000万という数字に埋まれてしまいます。

人間が、本来あるべき自由で平和な存在であるためには、どのような”民主主義”が必要なのでしょうか。

でも、そのような政治社会システムの概念を探求することよりも、まず、個々の、ひとりひとりの「生きること」の意味をあらためて問い直すことが急務なのかもしれません。

5000万の中のひとりという存在・・そんなちっぽけな人間存在にしてしまったのは、すべて私たちの責任です。

水曜日, 6月 13, 2007

6月13日やっと雨が

この週末にかけて、やっと待ちに待ったまとまった雨が降ってくれました。ありがたい。おかげで、田んぼは息を吹き返し,夏の野菜苗も元気を取り戻しました。先週、一番上の棚田にある苗代が、ついに水がなくなり乾燥しはじめてしまったので、裕太くんと苗を土ごと一番下の田の苗床に移すという”苗救出作戦”をしました。今年の梅雨入りはまだまだのようです。

この二日間、水がたっぷり溜まった田を代掻きし、埼玉からきてくれたコメくん、陽子ちゃんも手伝ってくれて、クロヌリも終えました。これで、いちおう田植えの準備はできました。

でも晴れがつづいたお陰で、収穫した小麦を天日干しできたし、タマネギ、ニンニクの収穫も終えました。きょうは裕太くんが小豆を蒔くために耕耘機で畑の準備をしています。ゆみちゃんは昨日もうすでにポタポタ落ちている梅を拾って、梅干しつくりの準備をはじめました。もうそんな季節なのです。

ハワイで習って来た”ホ・オポノポノ”プロセスを毎朝起きるとすぐ実践しています。これは、主に祈りと呼吸のプロセスです。気のせいか、まだ2週間ですが、心身ともにリフレッシュしているように感じます。この"HA"ブリージングという呼吸法は、簡単なので、まわりの人に教えてあげています。その効果はロスアンゼルスから帰りの飛行機で早くも現われました。レンさんのクラスで、この呼吸法は時差の影響を消してくれると教わったのです。13時間もの長い飛行時間、そしてさらに成田から鴨川まで3時間の電車となれば、どうしたって時差と旅の疲れで体調がおかしくなるのは当然です。ところが、翌日からまったく普段の生活に戻ったのです。ロスアンゼルスとの時差17時間が消えてなくなりました。これには自分もびっくりしました。

レンさんの説明によると、”HA"ブリージングによって聖なるエネルギーがからだに取り込められます。すると、まるでそこだけが周りから隔絶されたエネルギー場になり、時間と空間のエネルギーに影響されなくなるのだそうです。

これは”気”のせいでしょうか。そうです、まさに”気”のせいです。

日曜日, 6月 03, 2007

6月3日麦刈り

昨日からの好天日和を幸い、麦刈りを始めました。今年のアオバ小麦の出来は上々。パン用としてたっぷり1年分は確保できそうです。梅雨に入る前に刈り取って、乾燥させ脱穀しないと大変なことになります。いつだったか、雨続きで結局ほとんど穫れなかった年もありました。このまま天気がつづけば、2〜3日で脱穀できるでしょう。刈るときにもっともやっかいなのは、麦に巻き付いている雑草、カラスノエンドウという蔓科の草を1本1本取り除く作業です。普段から雑草とりをまめにやっていればいいのですが、自称手抜き自然農法でとんとほったらかしだったものですから、今になってツケがまわってきたのです。青空の下での麦刈り、こどもたちも手伝って、とはなかなかいかないけれど、一緒に遊んで、本当に気分最高の一日でした。

でも、田んぼの方は雨がないと困るのです。まだ稲苗は10センチくらい。水がなくなるとピンチです。ということで、この時節はとても複雑な心境になるのです。

今年の春は、思っていたほど暖かくならず、とくにこの山間部は鴨川でも水が冷たいところで有名らしく、先日知り合った地元のおじさんから言われたほどですが、そのせいか苗の成長が芳しくありません。稲の苗を全滅してしまったとある友人は言っていました。でも6月ですから、そろそろ夏日のような日がつづくでしょうからだいじょうぶでしょう。

先週末、たった3日間のあわただしい旅でしたが、ハワイの伝統ヒーリング、ホ・オポノポノのクラスを受けにロスアンゼルスまで行ってきました。この3月にハワイで会ったヒュー・レンさんのクラスがあるというので急遽行くことにしたのです。あれからレンさんに言われたことが頭を外れず、これはもう一度レンさんに会って確かめないとどうしようもないと思っていたからです。

会場はロスアンゼルス郊外のカラバサスという高級住宅地にあるヒルトン・ガーデンというホテルの一室でした。朝10時から午後5時まで、緊張感あふれる二日間のクラスでした。参加者は約50人、なんとなくスピリチュアルな世界の人たちが集まったという雰囲気です。日本からくる人はいないだろうと思っていたら、ベティさんというハーフのひとが友人から勧められたといって来ていました。

レンさんはすぐ僕に気づいて「よく来たね。ありがとう」ととても喜んでくれました。気が詰まるような、非常に内容の濃い、そして驚きと意外な二日間が終わって、本当に来てよかったと思いました。教えてもらったことをどこまで実践できるか、わかりませんが、非常に重要な意味深いメッセージが託されていることは感じています。

クラスの最後に、レンさんにお別れのあいさつを言う際、前から気になっていたことを訊ねました。「3月に会ったときに蘭が私に見えると言っていましたが、それはどういう意味なんですか」「あれは、うす紫という色を象徴しているんだよ。優雅さという意味だ。とても崇高なものだ。君は大きな責任を負っているんだよ」

その責任をどうとるのか?そして、なにに対する責任なのか?まだまだ真理への探究の道のりは険しく先が長いです。