日曜日, 4月 28, 2013

ふくしま子ども集団疎開裁判に判決

311福島原発災害から3ヶ月後の2011年6月、郡山市の小中学生14名が原告になって、いわゆる「ふくしま集団疎開裁判」を郡山市に対して起こしました。現在の高い放射線環境下で子どもたちを教育するのは憲法で保障された安全な環境のもとで教育を受ける子どもたちの権利を奪うものであるから、管轄行政府はただちに子どもたちを安全が保障された場所に疎開させ、教育を受けさせる義務がある、というのが原告側の主張でした。

4月24日、仙台高裁はふくしま集団疎開裁判の原告側の申立てを却下する判決を言い渡しました。

 「チェルノブイリ原発事故によって生じた健康被害,福島県県民健康管理調査の結果,現在の郡山市における空間線量率等によれば,子どもたちは,低線量の放射線に間断なく晒されており,これによる,その生命・身体・健康に対する被害の発生が危惧され,由々しい事態の進行が懸念される。この被ばくの危険は,これまでの除染作業の効果等に鑑みても,郡山市から転居しない限り容易に解放されない状態にある。」

判決文のこの最初部分を読めば、だれでもこれは集団疎開を認める判決だと思うでしょう。子どもたちの生命が脅かされる可能性があり、被曝の危険は疎開しないかぎり避けられないと明言しているからです。ここまでは裁判官はいまの福島の現実を素直に認めていると言えます。

ところが本文に入ると論調はがらりと変わって、いますぐに悪影響がでるという確証がない、自主避難の道はあるのだからわざわざ郡山市が避難させる必要性がない、という不可解な論旨で被告の責任を回避しています。

 これほど前文と結論がねじまがった判決文は、これを書いた裁判官たちがどんなにプレッシャーを受けていたかを如実に示していると思われます。そして子どもたちへの危険を認めながら、それに対してなにもできない裁判官の悲痛とも言える恐れと悲しみがこの文言から聞こえてくるのは私だけでしょうか。

 このニュースはすぐ海外メディアで大きく報道されましたが、日本国内ではほとんど無視されました。NHKもまったく報道しませんでした。

原子力産業の恐ろしい支配のすごさをあらためて思い知らされます。

以下は弁護団による声明です。
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2013年4月24日仙台高裁決定についての声明(ふくしま集団疎開裁判弁護団)

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 2013年4月24日仙台高裁決定についての声明

                        2013年4月26日

ふくしま集団疎開裁判弁護団

1 平成25年(2013年)4月24日,仙台高裁第2民事部は,福島県郡山市立小,中学生14人が,郡山市に対し,年1ミリシーベルトを超える環境下の学校施設で教育活動を実施することの差止め,及び,年1ミリシーベルト以下の環境下の学校施設で教育活動を実施することを求めた民事仮処分事件(いわゆる「ふくしま集団疎開裁判」)の抗告審(なお,抗告した子どもの数は10名)において,その申立てを却下する旨の決定をした。

2 決定理由の骨子は次のとおりである(分かりやすさのために,趣旨を変えない限度で言葉を足している)。

(1) チェルノブイリ原発事故によって生じた健康被害,福島県県民健康管理調査の結果,現在の郡山市における空間線量率等によれば,子どもたちは,低線量の放射線に間断なく晒されており,これによる,その生命・身体・健康に対する被害の発生が危惧され,由々しい事態の進行が懸念される。この被ばくの危険は,これまでの除染作業の効果等に鑑みても,郡山市から転居しない限り容易に解放されない状態にある。

(2)もっとも,中長期的には懸念が残るものの,現在直ちに不可逆的な悪影響を及ぼす恐れがあるとまでは証拠上認め難い。

(3) 子どもたちは,学校生活以外の日常生活において既に年1ミリシーベルトを超える被ばくをしており,引き続き郡山市に居住する限り,郡山市内の学校施設における教育活動を差し止めてみても,被ばく量を年1ミリシーベルト以下に抑えるという目的を達することができないから,子どもたちにこれを差し止める権利が発生する余地はない。

(4) 子どもたちに対して郡山市の学校施設で教育活動を継続することは,直ちにその生徒の生命身体の安全を侵害するほどの危険があるとまで認め得る証拠もないから,直ちに不当ではない。子どもたちの避難先での教育は地元の教育機関により行われるのが原則であり,避難元の公的教育機関がわざわざ地元の教育機関を差し置いてまで別の学校施設を開設する必要はない。子どもたちが自主避難した場合は,子どもたちは避難先の公的教育機関で教育を受けることで被ばく被害を回避する目的は達成される。言い換えれば,子どもたちは郡山市に対し避難先での学校教育を求めることはできず,また,郡山市は避難先で教育活動を実施すべき義務を負うものでない。

(5) 子どもたちに自主避難が困難とすべき事情は認められず,保全の必要性がない。

3 本決定は,低線量被ばくが子どもたちの生命,身体,健康に与える影響について2の(1)において正しい認識を示しながら,同(2)においては,「中長期的には懸念が残るものの,現在直ちに不可逆的な悪影響を及ぼす恐れがあるとまでは証拠上認め難い」と述べた。しかし,本決定が引用する福島県健康管理調査によれば,これまで100万人に1人と言われていた小児甲状腺がんが,僅か3万8000人の余りの検査で既に3名確定診断され,7名が強く疑われている。もはや,危険は中長期的なものではなく,今現在,健康被害について不可逆的な悪影響を及ぼす恐れがある可能性が高いのである。その意味でこの部分は重大な事実の誤認であり,撤回すべきである。

4 私たちは,子どもたちに対して教育を実施する憲法上の義務を負う郡山市は,子どもたちに対し,安全な環境下で教育を実施する義務がある,すなわち,子どもたちを避難させる義務を負うと主張していた。小中学校の設置場所については,「その区域内に設けるのが原則であるが,やむをえない理由がある場合は区域外に設けることもできる」(昭和34年4月23日文科省通達)のである。また,私たちは,経済的問題,子どもの気持ちの問題,行政による放射能安全宣伝の浸透等から,今の福島で自主避難を決断することがいかに困難であるかを力説してきた。しかし,本件決定は,子どもたちが自主避難すれば,郡山市としてやるべきことはなく,郡山に住み続けるのなら,郡山市が子どもの被ばくを1ミリシーベルト以下に押さえるすべはないという特異な理屈で,本件申立てを退け,私たちの上記主張には,全く答えることがなく,いわば「肩透かし」をした。

 結局,裁判所は,チェルノブイリ報告書や福島県民健康管理調査の結果等から,子どもたちの生命身体への被害発生の危険性を正当に評価し,「由々しい事態の進行が懸念される」と強い調子で断定し,集団疎開は,「被ばく被害を回避する一つの抜本的方策として教育行政上考慮すべき選択肢である」とまで述べながら,子どもたちが郡山市に対して避難を求める権利を有することを認めず,匙を行政に投げ,司法としては,この現在進行中の深刻な人権侵害を手を拱いて見ているしかないと言ったのである。これは,「人権の最後の砦」としての司法が担うべき最も重要な職責を放棄するものにほかならず,強く抗議する。

5 郡山市を含む市町村,福島県,国は,せめて司法の上記2(1)の認識,憂慮を深刻に受け止め,速やかに子どもたちの被ばく回避のための抜本的な措置をとるべきである。

 最後に,今後行政を動かしていくために,全国の,全世界の心ある市民の皆様に更なる支援をお願いしたい。弁護団としては,新たな提訴も選択肢の一つとして,一日も早い子どもたちの集団疎開の実現に向け,力を尽くす所存である。

以 上

火曜日, 4月 23, 2013

映画『シリウス』ライブ

(地球外生命体)ETの存在を明らかにするための”ディスクロージャー(情報公開)”活動の映画『シリウス』が今日、アメリカで公開されます。じつは、アメリカ西海岸時間今日の午後7時からライブストリーミングで全世界に公開される予定です。日本時間では23日(火)の午前11時です。日本語でも見れますのでぜひご覧なってください。

 http://www.sirius.neverendinglight.com/

ライブストリーミングはここからです。
http://new.livestream.com/accounts/2091078/events/2040232
http://siriusdisclosure.com/sirius-film-2/


日曜日, 4月 14, 2013

マシュー君のメッセージ(72)

マシュー君はこれまでのメッセージで、創造主があらゆる魂たちに与えた“自由意志の選択“には、宇宙での核爆発は阻止してよいという例外条項があると言っています。

魂そのものは不変不朽なのですが、核エネルギーの爆発によって魂がバラバラになり、その分散した魂は自分自身のことが分からなくなってしまうそうです。またその宇宙に分散した魂を回収する作業も大変なのです。

実際、これまでに地球上でそのような核兵器による攻撃が十数回試みられたのですが、いずれも地球外生命体(ET)たちによる介入で阻止されているそうです。ですから今回の北朝鮮の核弾頭の威嚇が本当になっても、すぐにETたちが爆発装置を不能にしてしまうでしょう。あるいはもうそうしてあるのかもしれません。

アセンションが進む中で、対極性がさらに増しているとされていますが、今回のメッセージにある北朝鮮と同性愛の問題を、東洋思想の陰陽論からの視点で見るのも参考になるかもしれません。

陰陽論では、ひとつのものがふたつに分かれることは、“差“が生まれることであり、そこには陰陽差が必ず生じるという宇宙の差の原則があります。したがって、この宇宙は”差“の世界であり、分かれた両者が完全に同等になることはあり得ません。つまり必ず優劣関係が存在します。北朝鮮と韓国で言えば、前者が陰で後者が陽です。ここで大事なことは、陰陽の両者の間には決して切ることのできない因果関係があり、陰が滅びれば陽も滅びます。つまり陽の存在(韓国)が生かされるかどうかは、陰の存在(北朝鮮)がその命の手綱を握っているということです。

したがって、韓国は北朝鮮を守る義務があり、北朝鮮は韓国に対して尽くし、頼り、任せることでそれぞれが生かされます。ふたつの国はその意味で“生命共同体“であり、それらが合体することで初めて差が解消されるのです。

今回の同性愛の関係も、マシュー君の言うように、本来両性具有という性的エネルギーのバランスがとれた完全な存在から、異性愛という陰陽差の関係を経験するために、私たちは地球に転生してきていると考えられます。

陰陽論から言えば、陽の男性を生かすも殺すも陰の女性ということになりますね。

さて、今回のメッセージで出て来る集合魂とパーソネージについて、読者の方々のために簡単な説明をしておくのも役に立つでしょう。

魂はより偉大な経験のために転生を繰り返しますが、その個々の転生をパーソネージといいます。そしてそれがすべて集合したものが集合魂です。それぞれのパーソネージの転生から得られた知識はすべてどのパーソネージにも共有されるようになっています。このようにして、それぞれが自己の転生経験で得た智慧を持ち合って集合魂として融合することで、集合魂全体が進化すると同時にすべてのパーソネージも進化します。集合魂とは、魂が多様な経験を積むために、最初にそれ自体が個々の独立した転生に分割した部分から始まるすべてのその部分が合体したものと説明されていますが、正直言ってよく分かりませんね。

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2013年4月11日



北朝鮮、法王フランシス、バチカン、ビジョン、同性愛




マシューです、この宇宙領域にいるすべての魂たちからこころからのご挨拶をします。まず最初に、北朝鮮ミサイルの動向についての不安を鎮めたいと思います。北朝鮮の人民がその父親に与えたと同じ称賛と従属を期待して育てられたキム・ジョンウン(金正恩)は常識が乏しく、そのうえ指導者としての地位に安心できないでいます。彼の言葉は口先だけのハッタリではありません。ただ国をどのように統治すべきか知らずに、国民と世界に彼の思いのままになる軍事力を目せつけているのです。

ミサイル発射という態勢にある彼の不審な動機に、各国首脳たちがどう反応するかにもよりますが、彼はそのいくつかを本当に発射させるかもしれません。もしそうなっても、あなたたちの宇宙ファミリーのテクノロジーによる介入のおかげで作動できなくされるので、彼は面目を失うことになるでしょう。そのようになった場合、彼がどう面目を取り戻すのかは未知数なので、経済封鎖ではないほかの解決法を交渉で探ることがすべての人々のためになると思います。

世界中の何百万の人々の関心の的になっている法王フランシスについてたくさんの読者から質問がきていますので、喜んでコメントしましょう。いいえ、彼の謙虚さは“演技”ではありません。また彼が“カトリック教会の救世者”になることはできません。彼はクローン人間ではありませんし、これからクローン化されることもありません・・イルミナティのクローン化センターは、ほかの宇宙文明社会からボランティアとしてあなたたちの中に暮らしている人たちによってすでに閉鎖されています。

バチカン内の彼の同僚たちと外部の一部の人間たちのように、法王フランシスは世間から隠されている状況について知っています。そしてもっとも罪深いこと・・バチカンの奥深くに悪魔崇拝の世界本部があること・・を止めさせなければならないという生来の善良さをもっています。光が強さを増しつづけるうちに、それは間違いなくなくなるのですが、バチカンの壁の中にこの恐ろしいことが存在していたことを世界に公にすることに断固として反対している人たちを糾弾する力が法王にあるのかどうかは、今のところわかりません。

彼らが明らかにされて欲しくないと思っているほかの情報は、聖書の磔(はりつけ)と復活などの部分が捏造されていること、またその記録の他の部分が意図的に省略されたことを示す古代の記録を彼らが隠して来たことです。初期の教会指導者たちが大衆を支配し、自分たちの富を得るために“神の掟”をつくり上げ、その後バチカンの住人たちのようなぜいたくな暮らしのための教条が加えられたことを、彼らは世界に知られたくないのです。彼らはまた第二次世界大戦中に盗まれた芸術品の膨大な宝庫を隠しておきたいと思っています。

法王フランシスにはその情報を公開しようという道徳的な勇気がありますが、そこでもまた強力な反抗があるために彼がそうできるのかは今のところ不明です。それらの真実が明らかになるとき、教会のたくさんの善行は宗教的教条ではなく、スピリチュアリティ(霊性)に基づいていると理解するために必要な十分な光を敬虔な信者たちがそれまでに吸収しているようにと、僕たちはこころから願います。
    
僕たちのこの前のメッセージについてある読者が僕の母に書いて来たコメントの要旨は、“恐ろしいことへのネガティブな思考や感情がそれ自体を存続させるとあなたは言いました。このことにポジティブな考えなどどう持つことができるでしょう?”です。この人は人身売買について書いてきたのですが、僕たちの返事はあなたたちの世界にあるあらゆる恐ろしい状況についてのことなのです。

最後のメッセージで僕たちが話したいくつかの問題は論議を呼ぶ性質のものです・・人身売買や性奴隷といった状況には議論の余地はまったくありません。魂の合意とカルマが関わってきますが、僕たちがとくに指摘したいのはこの人の質問についてです。

以前のメッセージで地球を白金色の光のなかにビジョンするようにとすすめましたが、それは以前公衆の目から隠されていた非常に憂慮すべき状況をそれが実際に“明らかにする”からなのです。それらが表に出されたときだけ、それを止めさせ、それらがもたらしたトラウマ(こころの傷)を癒す行動が取れます。

知ってしまった酷い状況を “知らない”ようにはできませんし、それをどこかに埋めて隠すようにと僕たちがすすめることは決してありません・・いつかはからだや精神やこころに悪い影響を与えることになります。そうではなく、白金色の光の中に包まれている地球を想像してみてください。そしてそれが幸福そうなたくさんの顔と一緒にゆっくりと回転しはじめたら、愛を送ってください。あなたたちのイメージ、愛の感情と想いのエネルギーが世界中に送られるでしょう。

言わば、神のエネルギー分配システムによって、地球上と地球外のあらゆるところから送られる光と愛のエネルギーは、それをもっとも必要としている魂たちである抑圧されている人たちとその抑圧者たちにかならず届くようになっているのです。あなたたちのエネルギーが、ほかの無数の存在からの光と一緒になって、あなたたちの社会のあらゆる種類の抑圧を終わらせるでしょう。

さて、最近のメッセージの中で言った以下のことについて話したいと思います。“ゆくゆくは同性愛が異性愛者たちよりも女性と男性エネルギーがよりバランスのとれたスピリチュアルな成長段階にあることが誰にも知られるようになるでしょう。”

こみ入った状態をそのように簡潔にまとめてしまうには、もっと説明が必要でしょう・・とくに同性愛はあなたたちの世界を悩ましている意見の分かれる問題ですから・・それで、それに関連する本の部分をコピーしてくれるように母に頼みました。そこには地球の霊界であるニルヴァーナの住人たちに関わる情報も含まれていますが、それもすべてあなたたちのためになると思います。


 (『マシューブック1:天国の真実』の中の“パートナーシップ(人間関係)”の章からの次の抜粋は、1994年初めに送られてきたものです。)
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スザンヌ:マシュー、同性愛のパートナーはふたりが望めばニルヴァーナでもその関係を継続できるの?

そうだよ、お母さん。同性愛は地球ではよく理解されていない。ここはそれを説明するにはいい場所だね。同性愛は身体的な側面というよりも、霊体の進化の一段階であって、ほかの身体的あるいはスピリチュアル(霊的)発達と同様にとがめられるものでも、崇められるものでもない。

僕たちはここでは単体のパーソネージではなく集合魂について言っていることを忘れないでほしい。それぞれの集合魂の中で、おそらく肉体をもって、あるいは肉体なしで、男性、女性そして両性具有の存在として何千回も転生しているんだ。けれども、ここでの最初の成長にもっとも影響を与えるのはすぐ直前の過去世だ.

もし地球での転生が同性愛であったら、ここにも同じ状態でやってくる。でも僕たちのからだは性的行為ができるようにはなっていないから、同性愛の精神的な側面だけがやってくる魂についてくる。

直前の地球での転生がこのことにまた別の影響を及ぼすものがある。同性愛をもっとも激しく糾弾する人たちというのは、その直前の過去生で同性愛のパーソネージを経験して来た魂たちなんだ。

スザンヌ:マシュー、よく意味がわからないわ。もっと理解して受け入れてもいいはずなのに。

これは複雑でやっかいな精神的状態なんだよ、お母さん。ひどい場合は、同性愛者たちは肉体的拷問を受けたり殺されたりしている。そうでなくても、家族からよくいじめられるので、彼らの精神はひどく傷つけられている。自己否定、恥辱感や自己欺瞞というこころの傷を負って生きて来たんだろう。

その経験がどんなものであったにせよ、自分が経験した同じようなトラウマ的な状態を見て共感するほど、彼らのエネルギーはまだ癒されていない。むしろ、恨みをはらすチャンスだと思ってしまうんだ。

経験のサイクルは非常に早いので、もっとも最近の記憶だけれど、意識からは隠れている痛みが彼らにあまりにもピッタリと密接しているので、つぎの転生で来るはずの癒しが起きないんだ。

今世では異性愛を選んだ魂たちでも、その抑圧された記憶にある痛みが残っているために、同性愛者にたいして極端に敵対的な態度をとるようになる。こうしたこころの痛みは、同性愛者だった過去の記憶としてではなく、その記憶を抑えようとする態度として表に出て来る。

これは“類は友を呼ぶ”という宇宙の法則だ。どのような状況でも辛く不公平な扱いを受けたときの感情が最近で激しいものの場合、その魂は同じような感情を引き寄せてしまう。抑圧された記憶は潜在意識のレベルでその場所を知っていてそれを呼び寄せるので、“同類”を引き寄せることになる。けれども、現世の意識では同じ感情から引き寄せているからだとは気づきようがないので、抑圧された記憶にある痛々しい感情だけが残ってしまう。

精神的な迷路にあるその時点から抜け出すには、ライフプリント(転生の記録)の見直しが必要だ。それは学ぶべきカルマ経験を確認してつぎの転生を選んで、スピリチュアル(霊的)な気づきを深めるプロセスだ。

スザンヌ:直前の過去生で異性愛者だった人たちは、あなたが説明してくれたことをいつも経験するの?そうだとすると同じことを繰り返すことになると思えるけれど、それともどこかでお互いをあるがままに認め合えるような調整点があるのかしら?

その“調整点”こそ神性なる計画に組み込まれている場所だ。なぜなら偏見や憎しみの感情と残虐的な感情と肉体の苦しみはスピリチュアルな成長を妨げるからだ。けれども、人類に蔓延しているネガティビティ(破壊的エネルギー)を排除するために、あなたたちの惑星に向かって送られている光が強くなっているけれど、次世代でこれがすべて完全に変化するとは期待しないほうがいい。

スザンヌ:同性愛は地球の歴史で過去よりも増えているの?

いや、でもあなたたちの歴史では以前よりもいまの方が人口が多くなっている。だから同じパーセンテージからすると数が多いことになる。あなたたちの歴史上、さまざまな分野で高く尊敬されている著名なマスターたちは同性愛者たちだ。同性愛ということで精神的に苦しんだ経験があるからこそ、その多くが素晴らしい傑作を生み出したんだ。

彼らのパーソネージにこのような要素がなかったら、こうした素晴らしい傑作を生みだすことはなかったかもしれない。

スザンヌ:同性愛は経験する必要があることなの?

男性と女性というふたつの対極的な性的エネルギーのバランスした状態を学ぶのに、それが統合されたところよりいい方法があるだろうか。その理想的なものが両性具有だけれど、これは人間の性的な状態とはまったく関係ない。むしろ相対する人間の性的エネルギーに関わることだ。両性具有の魂たちは、彼らのバランスされた男性女性の性的エネルギーがあるために、はるかにスピリチュアルな進化をしている。

男性エネルギーは男性だけのものではなく、女性エネルギーも女性だけだけのものではない。男性エネルギーは荒々しく、ときには暴力的と言えるほどの方法で生産的であり、つねに自分の正当性を証明したり、成功達成を求める。女性エネルギーは優しく、でもより大きく、静かだが力強い土台がある。意識レベルで到達する究極的な状態である両者が相互につながったものは女性エネルギーなんだ。

パートナーの一方が男性エネルギーのみで、もう一方が女性エネルギーのみという関係では、女性エネルギーの方は生涯つづくアンバランスに耐えきれなくなるか、その人生は短命になるだろう。僕が知っているそのような関係では、そのようなアンバランスに留まった人たちは、結局女性エネルギーの魂が早く(霊界に)移行する結果になった。取り残された人はパートナーの死に自分が関わっていることなど思いもよらないだろう。

“あの人に会ったのが運の尽き”という言い回しがある。あなたたちがよく使うたくさんのほかの言い回しのように、それは本当のことを言っている。でもその言葉の本当の意味を理解する人はほとんどいない。ここでは、そのような関係のどのパートナーが悪いとか言っているんではないよ。ほとんどの場合、生前のカルマの合意にしたがってカルマが成就されているにすぎないからだ。離婚という関係解消法もまた彼らが選んで合意した学びにしたがったものだったりする。

人生でのバランスはそれがどのようなものでも望ましいものだ。けれども、性的エネルギーは人間の精神性の内でもっとも本質的なものなので、男性と女性エネルギーのバランスをとることがおそらくもっとも望まれることだろう。この宇宙空間(霊界)にはそのような男女のエネルギーの融合が性的傾向や感性や感覚としてある。かつて地球にもそのような理想的なバランスのある状態があったが、腐敗してしまった。

性的エネルギーの倒錯した流れから派生した行為が地球上に想像を絶するほどの規模でネガティビティ(破壊的エネルギー)を蔓延させている。性的エネルギーは、あなたたちがよく言う“セックスしたい”とか“セックスする”という意味だけで言っているのでは決してない。

生殖という本来の性欲の目的からは外れているけれど、満足行く性的関係は愛するパートナーたちの生活に調和をもたらす。だから僕はお互いに喜びをもたらし、有意義な性的結合に反対しているわけでは決してないよ。

それだけでなく、性的エネルギーをほかの生産的な道に昇華させることが可能だし、愛する人を失ったり、一度ももったことがないたくさんの人たちはそうしている。だから、僕が言っているのは、このエネルギーの有意義な使用法についてではなく、ただ性的エネルギーの総合的な流れの倒錯によってつくられている夥(おびただ)しいネガティビティについてなんだ。

これが、あなたたちがあらゆる人間性の諸悪と考えている根源になっている。社会的、宗教的あるいは思想的な基準に照らして、この性的エネルギーの倒錯という原因からもたらされていない犯罪はない。

たとえば、人間や動物の虐待や生贄(いきにえ)と残虐な性的行為を伴う悪魔崇拝は信じられないほどに蔓延しているが、実際のことだ。これは“宗教”という隠れ蓑(みの)に覆われているが、あなたたちの政府もそれを公認している。あなたたちはそれらのおぞましい行為や宗教的立場を性的エネルギーの倒錯したものとはとうてい結びつけないだろうけれど、実際はそうなんだ。

殺人は性エネルギーが大きく逸脱したものだし、強姦や近親相姦も同じだと言っても、あなたは別におどろかないだろう。見境のない性的行為や性行為への執着あるいは厳格な禁欲はまだましだけれど、それでも精神に破壊的な影響を与える。

倒錯した性エネルギーによるこのような行為の裏に、闇の勢力がある。もっとも腐敗した行為が最低の重い密度にまで導く場合もよくある。人間性のうち、人間をこれほど神から疎外させている要因はほかにない。

魂のレベルではみなつながっているが、肉体生では、性的エネルギーが腐敗し逸脱すればするほど、そのような行為にはまっている人たちは神からますます離れてしまう。あなたたちと地球にとって悲しいことだが、あなたたちの文明社会はこのような自由意志の選択であり溢れている。それは、ほとんどの魂の生前の合意で選んだ目的を大きく外れている。

お母さん、地球の多くの人たちからはどう見られようと、愛にあふれた同性愛の関係はけっして性的エネルギーの倒錯ではないよ。それでは、この宇宙領域での同性愛同士の結合についてはどうかというあなたの質問に戻ろう。

ここでは人々の前の性的関係をとがめるようなことはまったくないから、お互いに誰がどの相手に惹かれようとまったく問題になるようなことはない。ここではあらゆるレベルでの経験が魂のスピリチュアルな進化のために準備されている。それにはあらゆるかたちの結合も含まれるんだ。異性愛であれ同性愛であれ、あらゆるカップルの魂レベルのエネルギーと結合の約束は全面的に尊重される。
        ___________

ありがとう、お母さん。

スピリチュアルと意識レベルの気づきを深めるためにつづいているあなたたちの旅は、何千年間でもっとも高い惑星の波動エネルギーによって守られていることを知ってください。そしてあなたたちには、この宇宙のあらゆる光の存在たちからの無条件の愛と尊敬と称賛が寄せられています。

                ************

愛と平和を
スザンヌ・ワード著

原文:Matthew’s Messages
訳文責: 森田 玄

(転載自由です。出典を明記してくださるとうれしいです。)







水曜日, 4月 10, 2013

ハーモニクスリトリート@ハワイ7月のご案内

混乱する現代社会の中で、からだとこころのバランスをどのように保って行けばいいのでしょう?

この夏(7月)のハーモニクス・リトリート・ハワイに参加して、心身の健康に対する不安をなくし、自己本来のパワーを甦らせ、これからの人生を自信をもって”快”に生きて行く知識とスキルを一緒に学びませんか。




リトリート開催日程:7月23日(火)〜29日(月)

場所:ハワイ島コナのハーモニクスライフセンター・ハワイ

講師:森田 玄・きくち ゆみ

募集人数:あと数名

参加費:15万円

詳細は以下にお問い合わせください。
ハーモニクスライフセンター・ハワイ
rawinfo@harmonicslife.net

金曜日, 4月 05, 2013

マシュー君のメッセージ(71)への質問

先月26日、アメリカ合衆国オバマ大統領がいわゆる「モンサント保護法」とも呼ばれる法案にサインしたことで大きな波紋を投げかけています。モンサント社は世界の遺伝子組換え作物(GMO)の90%を支配するバイオ科学メーカーです。今回の法案(包括予算割当法)がなぜモンサント保護法と言われるのかと言うと、仮にモンサントのGMO作物になんらかの危険性があると認められてもモンサントが農務長官に要請してその販売や流通の規制を免れることができるという付加条項がそこに含まれているからです。またこれが日本にも影響を及ぼすとされるのは、いま話題になっているTPPがもし締結されると日本でも同じようにモンサントのGMO作物が無規制で販売・流通することになると危惧されるからです。 さて、マシュー君のメッセージ(71)について、読者からの質問に対するお母さんのスージーさんの解答が、国際翻訳者グループのMLに紹介されています。モンサント保護法についても言及しているので参考としてここに引用します。
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(1)マシューによれば、イルミナティのメンバーはすでに全員死んでいるか、その地位を追われているか、権力や影響力がもうないとされています。

 質問:では、なぜ闇がいまでも蔓延(はびこ)って多くの国で戦争を起こし、ワクチンを製造して無実の子どもたちに使ったりしているのでしょう?

 以前のメッセージで説明したように、私たちの社会の精神構造は好戦的です。戦争が止まないのは、敵対する両者が正義のために闘っていると信じているからです・・ときには、自分たちの祖先が受けたことに対して報復するのが義務だと教えられています。そのような戦士たちにはイルミナティの支配など必要ありません・・彼らの信念が”敵”と闘いつづける動機になっているのです。地球がより高い波動エネルギーへアセンションしつづけると同時に、あらゆる人たちのこころが開いて、あらゆる存在がワンネスの分けられない分身だという真理に目覚め、争いは終息するようになるでしょう。(マシューは、一部のイルミナティのメンバーたちが光の勢力に加わっているとも言ってます。)

(2)マシューはオバマが高く進化した光の存在だと言っています。ブッシュたちにくらべればとても良い感じを受けているので、そのことについては問題ないのですが、でも、

 質問:オバマがマシューの言う通りの存在で闇の人間たちもいなくなっているのなら・・どちらにしても・・なぜオバマは数日前に問題ある”モンサント保護法”に署名したのですか?

昨年12月の冬至中に起きたエネルギー急上昇のあいだに、イルミナティの一部は肉体を存続するのに必要なだけの光を吸収したのですが、スピリチュアルと意識レベルの気づきを得るには不十分でした。そのため彼らにはオバマにプレッシャーをかけるだけの影響力をもっているのです。しかしオバマは、私たちの社会の幸福に反するような法律、政策、規則はすべて順々に廃止されることを知っています・・それにはモンサント保護法も含まれます。

(3)マシューは、無人飛行機とテロリストをアメリカ政府の主張とまったく同じように扱っています。しかし無人飛行機に監視され、尾行され、たぶん殺されるかもしれないアメリカ市民はテロリストということになるのでしょうか。

マシューがアメリカ政府と同じように無人飛行機の使用を擁護しているというのは、メッセージのまったくの誤解です。マシューと彼の領域にいるほかの魂たちは、無人飛行機を擁護してはいませんし、それは核兵器を使用してもよいとは言わないのと同じです。彼らが無人飛行機のことを話したのは、それを承認したことで多くの人々がオバマを”闇”だと思うことを知っているからです。彼らが言いたかったことは、戦争では最新兵器が使われること、そして無人飛行機を使う目的を述べたのです。3月11日のメッセージやほかの多くのメッセージにあるように、マシューとほかの高く進化した存在たちがどのような手段にしても殺人を擁護していることは決してないのは明らかです・・彼らは、情報を伝達する際の私たちの世界の情勢をただ報告しているのに過ぎません。 

一部の人たちから”テロリスト”と思われている戦士たちは、ほかの人たちからは”愛国者”と呼ばれます。マシューと彼の領域にいる魂たちはすべての人たちを魂たちとして無条件に愛しています・・彼らは個人をその行為から離して見ることができるのです。ほとんどの地球の人々はそれができるほどスピリチュアルな成長を遂げていません。