土曜日, 3月 25, 2017

マシュー君のメッセージ(123)


2017年3月6日



世界の状況、惑星と個人のアセンションの位置



マシューです。この宇宙領域にいるすべての魂たちから、心からのご挨拶をします。あなたたちの世界のあらゆるものが、いわば政権交替の前触れをしています。あからさまに、そしてひっそりと、たくさんの場所での活動が数千年にわたって地球を閉じ込めて来た要因から急速に彼女を解放しています。そして波動エネルギーが上昇するにつれ、思想とイデオロギーの分極化は極地の氷のように消えていくでしょう。そして、いずれ世界中の心が一つになるでしょう。地球人類の運命は、自然と調和して自由に、平和に、豊かに、喜びを持って生きることです。地球の黄金時代をリニアル(線形)時間の中で社会に創造する助けをするために故郷を去っていったすべての魂たちに、僕たちは敬意を表します。その素晴らしい世界はすでにコンティニュウム(時空連続体)では壮大に花開いています。

これまでの数ヶ月、僕たちは世界の出来事についてのあなたたちの関心事を取り上げ、喜んで答えて来ましたが、あなたたちの進化の旅に気づきと導きを与えるという僕たちのメッセージの主な目的をやって来ませんでした。僕の母に寄せられる多くのメールには、アセンションについての誤った考えからの質問やコメントがあります。これは、今目覚めている魂だけでなく、スピリチュアルな情報に詳しい人たちにも混乱をもたらしています。アセンションは正しい認識が必要です。書いて来た方々への答えとして、まず最近のこのメールから始めたいと思います。

“私の知り合いが、アセンションの出来事がもうすぐ始まるというチャネラーからのメッセージを読んだと言いました。どうしてマシューはそのことについて、またそれにどう準備すべきか言ってくれないのですか?”

その情報元が何の出来事のことを言っているのかわからないので、僕たちの見えるところからのアセンションについて話しましょう。まず、惑星のものと個人的なものの2種類がありますが、最初のものから始めましょう。約80年前、現在地球と呼ばれている惑星として肉体化したガイアが助けを求める叫びをあげたとき、強力な文明社会からの光が注入されたことで、著しく弱まっていたこの惑星が安定し、それが宇宙空間に漂い、間違いなく破壊に至るのを防いだのと同時に、深い第三密度を振りほどいて自由になって、ゆっくりと上昇し始めることができました。それが惑星アセンションの位置的な意味での始まりです。

ちょっと話が逸れますが、混乱している点の一つと思えることについて話しましょう。次元と密度は両方ともアセンションという文脈の中で使われているのですが、これは区別なく使われている従来の意味とは異なり、このプロセスの異なる段階や側面という意味として考えられます。さらに付け加えると、密度はより科学的に正確な用語です。なぜならアセンションはエネルギーのことであり、それはいわば箱とか土地の一画と言った何かの大きさを表すのに使われる尺度で測ることはできません。
  
さて、地球は2012年12月に第四密度の入り口を越えました。そしてアセンションし続け、やがてはより高い第五密度に確実に入っていくでしょう。そこは彼女が生まれた場所なのです。けれども、この惑星が第三密度の深みに落ち込んで、そこにずっと閉じ込められていた数千年の間に、魂の進化位置ではガイアは第五密度にずっと留まっていたのです。

これは個人的なアセンション・・魂のスピリチュアルと意識レベルでの気づき、あるいは進化の成長・・のことにつながっています。これもまたプロセスであって、すべての人々に同じように、また同時に影響を与える事柄ではありません。地球が遭遇しているエネルギーの高まりは、彼女の人類にとって恩恵になる幸運な出来事であることは確かです。でも、そのような強力なエネルギーの急激な高まりが、あらゆる性格や行動を強めています。人々がそれぞれ個人のポジティブあるいはネガティブな気持ちに従って反応している一方で、この惑星はさらに高いアストラル領域へと確実にアセンションを続けています。

個人的なアセンションが始まった時期については、約80年前に地球の命を救った莫大な量の光をすべての地球の住民たちは受け取ることができました。ですから、今回はその光を受け取ることができた人々にそれがその時始まったと言えます。今回と言ったのは、進化の前進であるアセンションは、あらゆる転生でのすべての魂たちの目的だからです。

すべての魂はそれぞれ固有の振動数、あるいはエネルギー・ストリーマー(流れ)を持っています。それはその人の付加(アタッチメント)・・考え、感情、自由意志による行為・・によって、それぞれの運命の中でたくさんの成長段階に方向づけられます。“たくさん“を“無限”の段階に変えてみましょう・・魂は非常に多くの第三密度の転生の間に後退することもあるからです。本来の道に戻るために必要なすべての経験を得るチャンスが持てるので、比べると他の魂たちは第三密度から第四密度へと実に駆け足で移行するのです。

アセンションについての混乱の主な原因は数かもしれません。この宇宙の密度には数がありませんし、魂にもありません。僕たちが数を使っているのは、地球の位置やその進捗状況と人類の進化状態を示すためだけです。そして後者の数は、地球の位置数が同じままでも、大きく変わることがあります。

現実は、この宇宙は純粋なエネルギーが流れていて、そこには低い密度の“最後の”ストリーマー(流れ)と次の高い密度の“最初の”ストリーマーとの間には何の境界もなく、それらの波動速度は極めて近いので、いくつものストリーマーが混ざってあります。地球がすでに第四密度の最低領域の軌道を取り始めていたのにもかかわらず、2012年12月21日やそれにつづく日々にあなたたちが劇的な変化を感じなかったのはそれが理由です。また、惑星地球がどこにあっても個人的なアセンションは起きます。地球が第三密度の深みにはまっていた長い時代にあっても、何人かの魂たち・・神の特別なメッセンジャー、他の特使と預言者たち・・は、彼らの光に満ちた転生の間にアセンションしています。
  
では、アセンションにどう準備したらいいのでしょう?それは神性な生き方をする、あるいは神が言ったように“優しくある”だけでいいのです。

“地球が目的地に到達するまで、あと何年かかるのでしょう?”

もし決まった答えがあるとしても、僕たちにはわかりません。地球が次々とより軽いエネルギー領域に入るにしたがって、あなたたちは時間がどんどん速くなっていくように感じるでしょう。そしてある時点で、時間のない、“距離のない”コンティニュウム(時空連続体)の中にいることに気づくでしょう。愛する兄弟姉妹たち、今の時点では宇宙に存在するすべては一連の同時に起きているもの、という暮らしを想像することは欲求不満をもたらすだけです。あなたたちは魂のレベルでその暮らしを知っています。あなたたちがリニアル(線形)時間で言う“時間のない”状態になれば、また再びコンティニュウムの中に生きることをはっきりと意識して歓喜することでしょう。

“私たちとガイアが第四次元を通って第五次元を経験するまで移行するのにどのくらい時間がかかるのでしょうか?このことについて、私たちが第五次元に入り始めるのが2032年だと書いてある本を見つけました。”

ガイアという魂が第五密度を離れたことは決してありません。それは彼女の惑星体だけのことです。また地球が第四密度を通って移行するのにどのくらい掛かるか、僕たちには言えません。なぜならコンティニュウムでは“今”であることをリニアル時間で正確に予測することはできないからです。そして惑星と個人とのアセンションには大きな違いがあります。

自分をライトワーカーだと思っていてもいなくても、ほとんどのライトワーカーたちは意識とスピリチュアルなレベルで中位から高位の、場合によってはさらに高い第四密度にいます。その人たちは地球人類の気づきを助けるために最も進化した世界から来た魂たちです。だからと言って、ボランティアのあなたたちが人間の持っている幅広い感情をすべて免除されるわけではありません。また、悲しみ、失望、絶望といったストレスの多い感情を伴う出来事によってあなたたちのステータス(立場)が損なわれることはありません。自己の課題と世界の混乱を超えて一時的にアセンションできる人は、第五密度の恩恵と重い肉体の密度の感覚から離れた軽い感覚を束の間に経験します。

2032年という年月についてですが、地球のアセンションの旅の・・あるいはあなたたちの旅の・・どのような段階にしても、それと結びつけて年月を特定するようなことを僕たちはあえてしません。それは前述のように、変化するエネルギー領域をリニアルな時間枠に入れることが難しいからです。

“アルマゲドン/アポカリプス/世界の終焉は私たちの未来ではないと、宗教的な狂信者の家族たちにどう信じてもらえるでしょうか?アセンションになった時に彼らが取り残されて欲しくありません。”

アセンションのプロセスについてこれまで話して来たので、それを繰り返す必要はないでしょう。宗教などの信仰システムについて自分の意見と合わないものには全て心を閉ざしてしまう愛する人を持つ人たち全てに対して、これは僕たちのアドバイスです。関心を示す人たちにはあなたたちの考えやアイデアを分かち合ってください。でも受け取る心の用意がない人たちを説得してあなたたちと同じように信じさせようとしないでください。あらゆる魂たちには居心地の良いペースで気づきへ進む権利があります。もしそれがこの転生で達成できなくても、次の転生でできるでしょう・・“取り残される”魂などありません・・そして信念が違っても、魂を再び結びつける愛の絆は変わりません。

お母さん、あなたの長いリストにある残りの項目は個人的なアセンションについてで、そのいくつかは同じものですね。そのすべてに答えるので、もうタイプする必要はありません。では、地球の文明社会の進化位置から始めましょう。そのスペクトラムの最低位置にある人たちはまだ深い第三密度にあり、その最高位置にある人たちは第五密度の最初のエネルギーストリーマーに近づきつつあります。大多数の人たちの位置は中程から高い第三密度か低い第四密度にあり、第三密度に深くはまっている比較的少数の人たちからははるかに前進しています。波動エネルギーが上昇し続けるに従って、進化の前進は全人口でより速く、より明白になっていくでしょう。

アセンションは肉体的な寿命とはなんの関わりがありません。それは、その人の転生での決定と行為がどのくらい魂の合意に忠実に従っているかということがすべてです。

いいえ。アセンションはその人がそれを知っていることを必要としません。何百万の人々は、自分がそうしていることを知らずに進化しています。もしその人たちが地球にいる間に自分たちの共感、直感の開発、思慮深さ、思いやりをアセンションと結びつけなくても、ニルヴァーナに一旦入れば、すべて理解するでしょう。

アセンションは肉体を持った転生で起こることであり、最後に一挙に起こるものではありません。進化の後退も同じです・・“魂が救われる死に際の改宗”と言ったものはありませんが、その人の転生全体のエネルギーに見合ったニルヴァーナの場所に入るということでは、その肉体の最後の日々や時間にその人がすることはすべて“認められ”ます。

霊界に移行することは“自動的なアセンション”ではありません。地球の霊界での暮らしは、自由意志が支配する肉体転生のようなものです。ニルヴァーナには広範囲の興味深いアクティビティと素晴らしい旅行があるので、そのような娯楽に浸ってしまい、その領域の素晴らしい学びの機会を見過ごしてしまう魂たちもいます。そのような暮らしを選ぶことに何の価値判断はありませんが、次の肉体転生の準備をあまりしない魂たちは、賢く準備する魂たちのようなその転生でアセンションするチャンスがありません。
   
アセンションは肉体を持って地球を離れ、より高い密度の惑星に生きることではありません。それは魂の合意で選んだ転生を地球と一緒に旅をすることです。二つの地球がある・・人々がアセンションして愛と平和に暮らす“新しい“地球と、そうできない人々が暴力、腐敗、欲の中に留まるという”古い“地球・・というのは誤った考えです。

読者の質問からの意味ではアセンションには“終了時”はありません。でも違う意味ではあります。あなたたちは魂を持った人ではありません。あなたたちは肉体を持った一つの転生を経験している永遠の魂です。肉体を持つことの一つひとつ・・あなたたちが知っていることからはあまりにもかけ離れているので想像もつかないような、様々な形、文明、世界に何千、何百万もあるのです・・が、魂のレベルでは知っていることを思い出すことであるスピリチュアルと意識レベルの気づきでの可能な成長をもたらします。あなたたちはこの宇宙の崇高な存在のエネルギーの分身であり、この宇宙全体のすべてのものと密接につながっています。それが完全に思い出される時、あなたたちはいつでも、そして永遠に、崇高な存在である集合意識の一部分であることを理解するでしょう。でもそれがあなたたちの旅の終わりではありません・・最終的な目的地は、あなたたちの宇宙の始まり、創造主の純粋なる愛と光のエネルギー、全知全能のワンネスです。

愛するファミリー、あなたたちが進化するに従って、魂レベルの知識と生命そのものを再発見することがさらに複雑で分かりにくくなるように見えるかもしれません。それは逆なのです・・あらゆるものがよりシンプルで明確になります。複雑さと混乱は、あなたたちが今いるところにあります。それらはあなたたちの思考、感情、決定の創造物です。今は、あなたたちが楽しく自信を持って光を地球のあらゆるものに送り続けるように、比類ない愛のパワーがあなたたちを導くようにしましょう。

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愛と平和を

スザンヌ・ワード著
訳文責:森田 玄

(転載自由:原典を明記していただけると嬉しいです) 

                                               

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